摩耶舞薮露愚

日々是口実日記(スパムメールの情報など)

都合のいい女(男)になるな

2017年11月15日 | 男女の心象風景
ロス・インディオスのヒット曲に「知りすぎたのね」という歌がある(作詞:なかにし礼)。

嫌われたくなくて 嫌われたくなくて
みんなあなたに上げた馬鹿な私
捨てられたのね 私はあなたに
いいのよいいの 作り涙なんか

嫌われたくなくてみんなあなたに上げてしまう人間は、女・男に限らず、相手方にとって都合のいい存在でしかない。

そんなことを取り上げた記事があった。

彼氏がダメ男化しちゃう理由 尽しすぎ女子が陥る残念恋愛ルートって?

その「残念な行動」は次の三つなんだそうだ。

  1. 彼からの呼び出しや連絡にすぐ対応している

  2. ケンカになるとすぐ謝ってしまう

  3. 彼氏を喜ばせたくて、つい世話を焼いてしまう


この記事では女性について取り上げているが、いうまでもなくこれは男にだって当てはまる。
対等の関係ではなく相手に奉仕を求めている状況では、とてもその「奉仕をしてくれている相手」に対して愛情など感じているとはいえまい。
今のところ一緒にいて「都合がいい」から付き合って(上げて)いる、というところだろう。

誠にふざけた話ではあるが、大好きな相手のためにできることは何でもしてあげたい、との想いにつけ込まれているに過ぎないのではあるまいか。
この記事の中でも再三述べられているように、フィフティフィフティの関係でお互いに想い合っているのであれば、相手方からの一方的な奉仕のみを期待するなどということはあり得ない。
相手の想いを酌みながら己の想いもきちんと伝える、そしてそのことをお互いに理解し合える、そういう関係の構築は恋愛の第一歩のはずだ。

にもかかわらず、己の無理な要求を聞き入れてくれないからと機嫌を損ねるのであれば、「そもそもあなたを愛してなどいないのです」ということなのである。

人の優しさにつけんで、向こうはいつも自分の間違いを認めようとはしません。また、許された彼はますます図に乗ることでしょう。そう、女性の寛容さこそが“つけあがり男子”を育ててしまうのです。

尽くす彼女を持つ彼は、他の女性と浮気をし出すことでしょう。または、結婚もしていないのにあなたにお金をせびるようになるかもしれません。本当の母親ならば、自分を犠牲にしてでも無償の愛を子どもに与える関係が成り立ちますが、男女関係においては一方的なボランティアをしていたらその恋は必ず破滅します。

全く仰る通りだ。

そして繰り返し云うのだが、これは何も「尽くし過ぎた女」だけの話ではない。
「尽くしすぎる男」だって全くおんなじなのだ。
コメント
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