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映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」

2017年07月02日 | 映画
シチズンフォー スノーデンの暴露(字幕版)


今週はこれ「シチズンフォー」。

米国政府が一般市民を常に監視していることを暴露した英雄のドキュメンタリー。

でも、アメリカ政府は「スパイ容疑」「機密暴露」で訴追している。

その報道だけが日本でも行われているので、ボク自身もこのドキュメンタリー映画を観るまでは「スパイ」なのかと思っていた。

 
   *   *   *

ーイラク戦争についてのドキュメンタリー映画で高い評価を得る一方、米国当局からの監視や妨害を受けてきた気鋭の映画監督ローラ・ポイトラスは、2013年初め、“シチズンフォー”と名乗る人物から暗号化されたメールを受け取るようになる。それは、NSA(国家安全保障局)が米国民の膨大な通信データを秘密裏に収集している、という衝撃的事実を暴露するものだった。ローラは“シチズンフォー”に会うため、旧知のジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドとともに香港へ飛ぶ。そこでふたりを待っていたのは、元CIA職員エドワード・スノーデン。彼の口から明かされた驚くべき真実とは―。なぜ彼は自らの身の危険も顧みず、この告発を決意したのか―。そして、緊迫した状況の下、ローラとグレンはいかにしてジャーナリストとしての使命を果たす戦いに挑んだのか―。

これがレビュー。

いや、実際の話、下手なそんじょそこらの映画なんかよりも断然スリリングで引き込まれた。

なんせ、ホントに殺されかねないからね。

彼らの国家当局に対する用心の仕方は半端ない。

司法の力が独立していて強いイメージのある米国ですら国家権力の前には無力なのだということも痛感させられた。

こういう「内部告発者」にも「スパイ容疑」を平然とかけてしまうのだから。

弁護士たちも「内部告発なのかスパイなのか本当のところの実態はどうでも良い。」とこのケースでのスノーデンを弁護する難しさを語っていた。

   *   *   *

米国がこんな調子なら、日本もきっとやっているんだよな・・・。

当たり前のように簡単に個人情報が調べられるんだろう。

つい最近も「総理のご意向文書の存在」を内部告発した元文科省の前川氏の出会い系バーの出入りについても簡単に暴露されてたし。

結局は前川さんの勝ちだったけど、日本政府もきっと米国と同じようにそうやって情報を得られるんだと思うとプライバシーなんて無きも同然。

プライバシーがないということは自由もないということなんだよね~。

プライバシーの危機に興味がある人にはお勧めできる映画です。

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