気が付けば3月も既に5日が過ぎようとしているし。
今月もじっくり読書する時間が作れないんだけど、
ちょっとした空き時間なんかも使いながら...
今月の一冊目はコレ。
「絶叫」以来の葉真中顕さん。
飛ぶ鳥を落とす勢いの新鋭作家・浜名湖安芸は、「ポリティカル・コレクトネス」を
コンセプトにした警察小説という“意識高い”依頼を受けた。パワフルでエキセントリックな
編集者を相手に、ハマナコは超大作を書き上げる!?(「政治的に正しい警察小説」)
大学生の僕は、偶然通りかかったカレー店で思い出の味に再会した。幼いころに生き別れた母の味だ。
女店主にその「秘密の隠し味」を訊ねると…。(「カレーの女神様」)そのほか、
児童虐待、将棋、冤罪、尊厳死など、多彩なテーマの六編を収録するブラックユーモア・ミステリー集。
著者初の文庫オリジナル作!
「ロストケア」、「絶叫」がとても面白かったので、
前情報や裏のあらすじも見ずに「葉真中顕」という作者名だけで購入。
6編が収められたブラックユーモアなミステリー短編集なんだけど、
バラエティに富んだお話しで、児童虐待、将棋、冤罪...
これ一冊で色んなタイプの物語を楽しめます。
さすが「葉真中顕」って感じではあるんだけど
やはり社会派ミステリーの長編を書いてほしいですね。