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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

港区エレベータ事故の「ブロークンウィンドウ」

2006年06月05日 | 社会・教育
港区のエレベータ事故だが、業務上過失致死の疑いで捜査に至った。

1)港区民向け住宅。区住宅公社が管轄。
2)同住宅のエレベーターではトラブルが2年半に少なくとも22件起きていた(同住宅内のエレベーター5機のうち、事故機を含む2機で19件の苦情や故障、ほかに同様のトラブルが3件)。
4)区住宅公社は、保守管理会社に修理を依頼する一方、区には一度も報告していなかった。
5)保守管理会社はこの3年間に3社が入れ替わっていた。

最後の保守管理会社の年替わりに、鍵があるような気がする。おそらく競争入札であろう。経費削減ありきだ。そして官僚主義的な無関心。

「壊れた窓」は、直して歩かねばいけないのだ。

2年半でトラブル19件 死亡事故のエレベーター (朝日新聞) - goo ニュース
>トラブルの多発に対し、今年1月には住民から「原因を究明して欲しい」との要望が出ていたが、区はトラブル頻発の理由について調査をしていなかった。

特に調査していなかったという事だろう。今年4月から保守管理を請け負っている「エス・イー・シーエレベーター」は、5月までに4回の点検を実施したという。
もちろん、これはエレベータ業界の問題でもある。いずれ、何が盲点だったかは分かるだろうが、それが「割れた窓」とは限らない。

追記:製造元は「シンドラーエレベータ」。知らなかったが、世界トップクラスのメーカーだ。徹底チェックを要求されながら放置したようだし、これは由々しき事態だ。

追記:事故前に起きていた不具合は2003年4月以降で計41件。

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