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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

歴史教科書検定問題、30万人説も記述

2007年03月31日 | 歴史・伝統
教科書検定をめぐって、また妙な事になっている。

琉球新報:「事実打ち消せない」 教科書自決強制削除
金城さんは日本軍の集団自決への関与の記述が修正されたことを「まったく間違いだ」と批判。母親や弟妹を手に掛けた体験から「皇民化教育で『鬼畜米英』の思想や生きて虜因の辱めを受けずの軍人精神が住民に強要され、生きるのが恐ろしいという心境に誰もがなった。軍がいなければ追いつめられなかった。現に慶良間の集団自決は日本軍が駐留した所でしか起きていない」と指摘した。
この「証言」自体が、集団自決の起きた状況の説明になっており、「日本軍が自決を強要」の否定になっている。だいたい、記事のタイトルに「強制削除」とおどろおどろしく入れている点もおかしい。

毎日新聞:<教科書検定>沖縄での集団自決、「日本軍の強制」修正
従来認めていた「日本軍の強制」とする記述に初めて検定意見を付け、教科書会社は強制性に関する記述を修正した。文科省は「最近の学説などの状況から、日本軍の命令が明らかとは言い切れない」と説明している。
集団自決は、教科書8冊に記載され、7冊に検定意見が付された。いずれも「日本軍の強制」を趣旨とする部分について、「沖縄戦の実態について誤解するおそれのある表現である」と検定意見が付いた。
例えば、清水書院の日本史Bでは、地上戦となった沖縄戦を「非戦闘員の犠牲者も多かった。なかには日本軍に集団自決を強制された人もいた」と説明。検定意見後に「非戦闘員の犠牲者も多かった。なかには集団自決に追い込まれた人々もいた」と修正し、検定に合格した。
だいたい、「命令説」が嘘というか捏造であったことが、事の発端ではないか。捏造と批判されて、説を修正していく様は、まさに偽史の特徴ではないか。

産経新聞:「諸説配慮」逆手に南京30万人…教科書検定後に犠牲者増
南京攻略で「大虐殺」を行ったとする海外映画の製作が進む中、誇大な犠牲者数が書き込まれた。文部科学省は昨年に続いて諸説配慮を求める検定意見を付けたが、逆手にとって犠牲者数を増やした教科書があった。
第一学習社・日本史Aと東京書籍・日本史Aはそれぞれ「極東国際軍事裁判で20万人以上とされ」「十数万人以上」としていたが、検定意見を受けて「4万人前後」「数万」に加えて「中国側は、30万人としている」「中国政府は30万人以上を主張している」と「30万人説」も記述して検定を合格した。
「4万人説」を主張して教科書にも登場する秦郁彦・元千葉大教授は「できるだけ犠牲者数を多くしたいという執筆者の願望に『諸説配慮』が利用された」と話す。不法殺害を「ゼロ」「限りなくゼロに近い」とする“まぼろし派”も多いが、文科省は「日本や東アジアの近現代史の専門家がおらず諸説には含めない」としている。

慰安婦

政府は今月16日、「政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示す記述は見当たらなかった」とする答弁書を閣議決定しているが、「日本軍兵士の性の相手として…連行された」(実教出版・日本史B)、「連行され、耐えがたい苦痛を受けた」(第一学習社・政治経済)といった記述が検定を通過した。主語は明記されていないが、「連行」の用語は業者ではなく軍による行為と印象付けている。
まだまだというか、プロパガンダはしつこい。

> "まぼろし派”も多いが、文科省は「日本や東アジアの近現代史の専門家がおらず諸説には含めない」

そんな理屈が通るのか? 「中国側は30万人と主張」なんて、日本側がわざわざ記述してどうする。教科書制作者は、工作員なのか?

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (a)
2007-04-02 12:40:10
とにかく慰安婦問題については、小林よしのり著「戦争論2」の「総括・従軍慰安婦」を読んでみてほしい。
あらゆる関連本の中で一番良い。
この問題の全容も把握できる。


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