EADSの共同CEOとエアバスCEOが辞任、A380納入遅延で (ロイター) - goo ニュース
ついにA380生産遅延をめぐり、エアバスと親会社EADSのCEO(ないし共同CEO)交代に発展した。1号機引渡しは、7ヶ月遅れの今年12月に延び、2007年の引渡し数も9機にとどまる見込み。株価下落とインサイダー疑惑が響いた。
航空の現代によれば、当初計画では2006年中に2機、2007年に20~25機、2008年35機、2009年45機ということだったが、2009年になっても40機程度にとどまる見込みという。生産遅延の理由は、1に他の機体の発注が多すぎた事、2にシートへの配線が多すぎる事。全長500kmに及ぶというから大変だ(もっとも、旅客機なんて皆そんなものだろうと思うが)。機材自体は、設計も試験飛行も問題ないという。
採算分岐点は300機なのに、未だ発注は159機で止まっており、キャンセルが出る可能性もある。ちょっと前までボーイング落ち目とエアバス好調の差が際立っていた。しかしボーイング787(旧コード7E7)が出てきたあたりから、風向きが変わってきた。ボーイングのマーケティング、市場認識が的確だったことが、いよいよ実証されていきそうな気配だ。
最適サイズは、いつの時代も上手い(おいしい)。
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航空の現代によれば、当初計画では2006年中に2機、2007年に20~25機、2008年35機、2009年45機ということだったが、2009年になっても40機程度にとどまる見込みという。生産遅延の理由は、1に他の機体の発注が多すぎた事、2にシートへの配線が多すぎる事。全長500kmに及ぶというから大変だ(もっとも、旅客機なんて皆そんなものだろうと思うが)。機材自体は、設計も試験飛行も問題ないという。
採算分岐点は300機なのに、未だ発注は159機で止まっており、キャンセルが出る可能性もある。ちょっと前までボーイング落ち目とエアバス好調の差が際立っていた。しかしボーイング787(旧コード7E7)が出てきたあたりから、風向きが変わってきた。ボーイングのマーケティング、市場認識が的確だったことが、いよいよ実証されていきそうな気配だ。
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