植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

「固有の領土」という概念

2005年03月18日 22時51分30秒 | 個人的体験・雑感
 日本は豊か過ぎる。世界の人口60億人のうちたった1億人しかいないこの国はありあまる富を持っている。世界の国々から羨望の目で見られていることを忘れてはならない。

 『世界がもし100人の村だったら』池田香代子再話、ダグラス・スミス対訳、マガジンハウス)より

 「すべての富のうち6人が59%をもっていて、みんなアメリカ合衆国の人です。 74人が39%を、20人がたったの2%を分け合っています」「すべてのエネルギーのうち20人が80%を使い、80人が20%を分け合っています」・・・涙が出てきませんか?あなた。

 
 「銀行に預金があり、財布にお金があり、家のどこかに小銭が転がっている人はいちばん豊かな8人の1人です」
 「自分の車をもっている人は7人のうちの1人です」
 「村人のうち1人が大学の教育を受け、2人がコンピューターをもっています。けれど14人は文字が読めません」
 
 今の日本の人々はほぼ上の3行にあてはまるだろう。銀行にいくらかの預金があり、冷蔵庫に食べ物があり、小銭はもちろん財布には札束があり、都市に住んでいるにもかかわらず大型自家用車を持ち、大学卒業後パソコンを持っている。これら普通と思われる日本人像は世界の人々から見たら相当、裕福なのだ。そして自分達だけ良ければ良い民族と思われている。

 世界的な気候変動など今後のこの星上の変動はたいへん厳しいものになる。科学的予想からも霊界からの通信でも、すべての情報が現代の物質文明の洗い流しを示唆している。この審判の時に日本の人々は重要な役割を果たすだろう。

 それは元々霊格が高い民族であったことが唯一の理由だ。現在は物欲に多くの魂がまみれてしまい、その尊厳を発揮できていないが、神道があったために霊的理解に優れている民族だ。

 スピリチュアリズムはイギリスで興ったにもかかわらず当のイギリスではあまりぱっとせずにいたものが、この日本という国では染み入るように徐々に人々に浸透していっている。それはひとえに霊的段階が高かったという基礎があったからこそだ。

 もともとこの国は穀物菜食がベースであったため人々の霊的波長も高かったこと(肉食という霊的波長を下げる行為を行ってこなかった)も要因の一つだろう。

 この惑星自体を崩壊させる方向に進んでいたのを祈りによって助けてくださったのも沖縄在住の日本人である。まさにこれからのこの星上の人類を道徳的に霊的に引き上げられるのはこの日本の地に生まれたものにしかできないことだ。

 それが今の日本に住む人々の民族としてのミッションだと私は思っている。

 どうぞ日本の人々よ、もっと貧しくなってほしい。持っているものを世界の人々に分け与え、清貧を生きて欲しい。そのためにこそこの世に生きる意味=自分を後回しにして他者を助ける=生きながら神を体現すること=を理解して欲しいのだ。

 私達は一人ひとりが神の分霊(わけみたま)であり、死なない。死後にも個性的に存続している。それを確信していただいて、この世は神様から借りている世であり、きれいに慎ましく過ごさねばならない世界であって、決して所有して独占して己の栄華を楽しむために在るのではないことを理解して欲しいのだ。

 固有の領土という概念を捨てて欲しい。概念を捨てるのは日本だけでなく、世界のすべての国々がそうしてほしい。「民族の固有の領土」という考えがあるからイスラエルのような紛争地域が世界中から絶えないのだ。この世は神から借りている場所と認識して欲しい。それがすべての民が平和に生きる考え方だ。

 この世ではネイティブアメリカンのようにできるだけ物を持たずに過ごしたい。それは個人としてだけでなく国家としても同じだ。所有することにこだわらないで生きたい。

 
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