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フィリピンに関する情報やニュ-スの切り抜き!

大統領の支持率 相変わらず低いレベル -パルス・アジア

2006年03月16日 | フィリピンニュース
先月のクーデター計画を挫く目的だったアロヨ大統領の非常事態宣言は、然程、支持率に影響を与えなかった模様。アロヨ大統領に対する支持率は過去5年間で、最も低い位置にあり続けていると独立調査機関が水曜日に明らかにした。パルス・アジアによると、最新の調査で1,200人の回答者の内、50%が、アロヨ大統領を支持していないと答えた。これは10月の52%からは、やや改善している。一方、10月の調査では回答者の24%が、大統領を支持すると答えたが、今回は26%だった。

この調査は2月18日から3月4日にかけて行われたもの。アロヨ大統領は、不満を持つ兵士や共産主義勢力、ならびに民間支援者によるクーデター計画が露見したとして、2月24日に非常事態宣言を発布した。1週間の非常事態の期間中、政府は政権を非難する人々や左派の議員らを標的にし、逮捕令状の無いままに逮捕したり、集会を禁止したり、反政府勢力の新聞社を捜索した。 


「様々な疑惑がアロヨ政権を取り巻き、アロヨ大統領放逐の企てが続いている。一般市民や地方公務員、国軍や警察当局の支持を得ようとするアロヨ政権の政策やプログラムにも拘わらず、今年3月におけるアロヨ大統領の業績全般と支持率は、実際、前回の2005年10月から何も変わっていない」パルス・アジアは、この様に指摘した上で、アロヨ大統領の支持率が「かなり低いレベルにあり続けている。国内で調査を初めて以来、最も支持率の低い大統領である」と発表した。これまで大統領は、こうした調査が見当違いであるとして退け、大統領職は、人気コンテストでは無いと主張してきた。
06/03/16

覚醒剤女王2人を逮捕

2006年03月16日 | フィリピンニュース
警察の捜査員は火曜日、カロオカン市とパラニャケ市で行われた個別の急襲作戦で「麻薬の女王」と呼ばれる2人の女性を逮捕した。過去の覚醒剤所持の事件で執行猶予となり保釈中となっている58歳の女性は、カロオカン市における囮作戦で2件の違法薬物密売容疑で、捜査員に逮捕された。

同日、パラニャケ市では同様の罪状で、51歳の女性も逮捕された。カロオカン市のエチベリ市長は、市警察のガルベス諜報部長が率いる捜査チームが午後3時頃に行なった囮作戦によって、エリザベス・ビチャイ・カナビラ容疑者が逮捕されたことについて、同捜査チームを賞賛した。

一方、パラニャケ市のエスティレス警察署長は、逮捕された容疑者についてエルシー・コンチェ、別名ママ・エルシーだと公表した。同署長によると、パラニャケ市警察管轄の麻薬防止特別作戦部隊の捜査員が午後9時半頃に行った急襲によりコンチェ容疑者が逮捕されたと発表した。カナビラル容疑者からは末端価格にして2千ペソの覚醒剤2袋が押収された。バランガイ議長のデ・レオン氏によると、カナビラル容疑者は長い期間に渡って違法取引に拘わっていたことで、バランガイの住民らから苦情が出ていたという。フィリピン麻薬取締局、PDEAが以前、急襲した際には何も発見出来なかった。

又、コンチェ容疑者から覚醒剤とみられる白い結晶状のものが入った熱処理で封じられた透明のプラスチック製の袋4つを押収したという。
06/03/16

1月のOFW送金  16.5%増

2006年03月16日 | フィリピンニュース
海外フィリピン人労働者、OFWの送金が1月、前年同月の7億8,700万ドルから16.5%増えて9億1,700万ドルとなったことを中央銀行が明らかにした。中央銀行は、国内経済を大きく支えているOFWによる送金の持続する上昇は、各銀行が約800万人のOFWに提供した「能率的な」送金サービスの為であるという声明を発表した。昨年のOFW送金は過去最高の107億ドルに達していたが、今年は、それを上回る見通しだという。

06/03/16

フィリピン人妻が子どもを“誘拐” 米国人男性の苦悩続く

2006年03月16日 | フィリピンニュース
 フィリピン系の女性との間に3人の子どもを持っていた米国人男性が、女性が子どもを米国から勝手に連れ出し帰国してしまったため、途方に暮れている。国籍や人種の異なる男女の関係では、いったん子どもの親権などでこじれると、修復するためには途方もないエネルギーがいるようだ。この男性も、子どもを取り戻すために米連邦捜査局(FBI)、国務省などを通じて、フィリピン政府に働き掛けているが、両国の法律の違いなどが壁になって、ほとんど進展していない。(ベリタ通信=江口惇)

 米紙ロサンゼル・タイムズによると、この男性は米カリフォルニア州サンディエゴ市に住むジョン・リー・スミスさん(47)。3人の子どもは、5歳の男の子と、4歳の双子の男の子。子どもたちがフィリピン系の妻フランシナ・フェルナンデスさんによって、マニラに連れ出されたのは2004年11月。スミスさんら二人は、子どもの親権をめぐり法廷で争っていた。

 フェルナンデスさんは出国前、同州チュラビスタにある両親の家からスミスさんに電話。3人の子どもを連れてニュージーランドに休暇に出かけると告げてきた。親権をめぐる裁判が続いているため担当判事は、フェルナンデスさんに対し、子どもを海外に連れ出さないよう命じた。

 ところがフェルナデスさんはこれを無視。FBIのその後追跡調査で、04年11月8日に、子どもを連れマニラに出国していたことがわかった。一方の親の承諾なしに海外に未成年者を連れ出せば、一種の誘拐罪になるため、逮捕状が出された。米国では有罪になれば、禁固3年までの刑に処される。

 3人の子どもとの絆を突然断ち切られたスミスさんは、子どもを取り戻す努力を開始した。「言葉では言い尽くせない苦しみだった」とスミスさん。

 フェルナデスさんの母親のソニアさんは、フェルナンデスさんがマニラに向かったのは、スミスさんの子どもへの虐待から守るためと主張している。しかし、親権をめぐる裁判の記録では、裁判所は虐待の事実を否定している。

 FBIなどの動きを受け、フィリピン政府も問題解決に協力する姿勢をみせた。しかし、フィリピンなど多くの国々では、一方の親が子どもを連れ出すことを誘拐とはみていない。むしろこうした家庭上の問題は裁判所が判断すべきだとの考えだ。

 業を煮やしたスミスさんは、自らマニラに乗り込み、子どもを逆に誘拐して米国に連れ戻そうと飛行機の切符を予約した。しかし、FBIから説得されマニラ行きを断念した。

 この後、カリフォルニア州選出の上院議員にも仲介を依頼したが、駄目だった。3人の子どもは米国籍だったが、フィリピンに滞在している制約から、フィリピン当局がフェルナデスさんの強制送還に協力しない限り、子どもが米国に帰る可能性は低い。

 スミスさんは、子どもがいなくなってから建設の仕事を休み、ほとんど家から離れないようにしている。いつフィリピンの子どもたちから電話がかかってくるのかわからないからだ。

 一方、米国には、スミスさんのように子どもが国外に連れ出され、苦悩している親が多数いるという。米国務省は現在、国外連れ出しに関し1000件の事件を取り扱っている。このうちフィリピン関係は7件という。



2006年03月16日