黄金の環 真珠の首飾りのように、古い街が点在する『黄金の環』と言われる場所のひとつスズダリ(世界遺産）に行きました。スズダリは町全体が世界遺産に指定されています。たくさんのロシア正教の教会があり、ロシアの原風景を思わせるような景色が見られました。
古い木造建築
木造の古い教会や建物に当時の人たちの生活がしのばれる。
ロシア正教の原点なんだろうか・・・・・十字架はやっぱり、『八端十字』 になっている。
下は普通の人たちの生活をしていた場所です。客人は家の中に入ると居間の隅の壁に飾ってある先祖の棚に向かって挨拶をするそうです。較的、裕福な家庭の家の中の様子だそうです。小さい画像はクリックすると大きくなります。
井戸やゆりかご、居間、寝室、台所などがあり天井にはハーブが飾ってありました。
ロシアの冬は厳しく長い。ペチカと言われる暖炉が下の画像です。台所に火の入れる箇所があるのですが、このペチカがここで調理をしたり部屋を暖めたりするそうです。ペチカには上がれるようになっていてペチカの上で家族が暖をとれるようになっています。家畜などの小動物もペチカの下の部分に入れるようになっているそうです。
ペチカの火を入れる箇所は台所側ににありました。戸外では地元の人が民族衣装を着て当時の歌を、当時の楽器に合わせて歌ってくれました。
可愛い小学生たちも見学に来ています。
ロシア的ということで、驚いた事があります。
ロシアではホテル、レストラン、美術館・・・・・何処でも水洗でしたがトイレットペーパーの質が悪く水に溶けないので流せません。排水パイプが細い事もあるようでうっかり流すと大変な事になるのでと注意を受けました。使用した紙はトイレの中の汚物入れに捨てるのです。
さぞかし・・・・・と、思いましたが意に反して何処へ行っても清潔な雰囲気です。臭いは全くしないし、ハーブのよい香りがしたり・・・・驚きました。観光客のためにずいぶんと神経を使ってお掃除をしているのかもしれませんネ。
このあたり次々と素敵な教会が現れる散歩コースになっているようです。とても美しい季節に訪問できたのが幸せでした。
このワンちゃんたちは、教会で飼われているそうで、人慣れしていて私たちの元に寄ってきます。ツアーはバスで移動で楽ですが、スーダリのような町を歩いて観光出来るのも嬉しいことです。のどかな景色の中を歩いていると・・・・
木造の建物のそばに女性がたたずんでいるのが見えましたが、木造の古い建築物とマッチしていてとても不思議な感じです。
更に歩いて行くと・・・・・
おとぎ話の中にあるような教会が現れました。
教会の角を曲がると・・・・・・突然、衣装を着た大勢の人たちで驚きました。中世の時代に紛れ込んだような錯覚が・・・・最初は観光の宣伝かしらと思いましたが、
なんと映画のロケの現場でした。ロシアの俳優と女優のようです。先ほどの不思議な女性もこのロケの一員だったのでしょうネ。納得できました。
日本なら映画村の時代劇撮影現場でしょうが、ここはれっきとしたロジェストヴェンスキー大聖堂 本物の教会です。
司教様のような衣装を着た男性にと記念撮影をお願いすると快く一緒に写真を撮ってくれました。とてもラッキーでした。
ロシアの旅 
