5月6日付で、「津村ゆかりさんの著書はお勧め」と紹介した。
その津村さんから、ご連絡いただいた。正誤表を作ったとのこと。
津村さんのウェブサイトの正誤表掲載のお知らせとお詫び
原稿と図版がそろってからの制作期間が短すぎ、十分な精査ができないまま最終版組みとなってしまったとのこと。津村さんにとってこれが初の単著。最初の本は、いろいろと勝手がわからず、やっぱり大変なのだ。
お詫びの文面から、津村さんが正誤表を出さねばならなくなった事態に対して、とても苦しんでいることがうかがえる。津村さんが住んでいる「分析化学」の世界は、出したデータが関係者の運命を大きく変えることもあり、世の中でもっとも、間違いが許されない世界かもしれない。そんな日常を送っているが故に、苦しさも人一倍、ではないか。
でも、世の中の本は意外に間違い、誤植が多い。知らん顔して大幅改訂、増刷することなど日常茶飯事である。私も最初の増刷の時に、大幅ではないけれどちょこちょこ間違いを直してもらう。十分気をつけて目を通し、その分野の専門家に査読もお願いするけれど、どうしてもチェック漏れは出てしまう。完璧はやっぱり無理なのだ。
だから私は、津村さんの姿勢にむしろ、誠実さを感じた。普通は、「恥ずかしい」とか「ミスを表面化させたくない」という感情が先にたつし、「みんな知らん顔して直しているじゃないか」という言い訳もあって、わざわざウェブサイトで公表することなどしない。
でも、津村さんは「正しい情報を、読者に届けなければ」という思いで正誤表を出し、私にも「ブログで取り上げて」と連絡してきてくれた。私はますます、津村さんのファンになった。
正誤表を見る限り、致命的な問題ではないように思う。本の価値が落ちることはない。やっぱり、いい本だ。近々改訂、増刷になるでしょう。
その津村さんから、ご連絡いただいた。正誤表を作ったとのこと。
津村さんのウェブサイトの正誤表掲載のお知らせとお詫び
原稿と図版がそろってからの制作期間が短すぎ、十分な精査ができないまま最終版組みとなってしまったとのこと。津村さんにとってこれが初の単著。最初の本は、いろいろと勝手がわからず、やっぱり大変なのだ。
お詫びの文面から、津村さんが正誤表を出さねばならなくなった事態に対して、とても苦しんでいることがうかがえる。津村さんが住んでいる「分析化学」の世界は、出したデータが関係者の運命を大きく変えることもあり、世の中でもっとも、間違いが許されない世界かもしれない。そんな日常を送っているが故に、苦しさも人一倍、ではないか。
でも、世の中の本は意外に間違い、誤植が多い。知らん顔して大幅改訂、増刷することなど日常茶飯事である。私も最初の増刷の時に、大幅ではないけれどちょこちょこ間違いを直してもらう。十分気をつけて目を通し、その分野の専門家に査読もお願いするけれど、どうしてもチェック漏れは出てしまう。完璧はやっぱり無理なのだ。
だから私は、津村さんの姿勢にむしろ、誠実さを感じた。普通は、「恥ずかしい」とか「ミスを表面化させたくない」という感情が先にたつし、「みんな知らん顔して直しているじゃないか」という言い訳もあって、わざわざウェブサイトで公表することなどしない。
でも、津村さんは「正しい情報を、読者に届けなければ」という思いで正誤表を出し、私にも「ブログで取り上げて」と連絡してきてくれた。私はますます、津村さんのファンになった。
正誤表を見る限り、致命的な問題ではないように思う。本の価値が落ちることはない。やっぱり、いい本だ。近々改訂、増刷になるでしょう。