俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句447・収斂2・安食彰彦1・2019-09-01(日)
○「尾花にも風の集る摩天崖」(安食彰彦1)
○季語(尾花・三秋)(「俳句201612」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「収斂(しゅうれん):まとまること、また、まとめること」。風は求心力のあるものに収斂する。掲句の中で一番求心力のありそうなものは巨大な「摩天涯」。しかし、その崖の上に靡く芒の群もまた風を集めているのだ。
●安食彰彦(あじきあきひこ)
○好きな一句「秋澄んで碧きドナウのあおきかな」(「白魚火」)2
○季語(秋澄む・三秋)(「俳句201705」より引用)
【Profile】:1934年島根県出身。西本一都・荒木古川・→仁尾正文に師事。俳誌「白魚火 」(しらおび)(白岩敏秀主宰)編集長。