俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五感俳句345・聴覚87・寒川鼠骨1・2017-8-21(月)
○「鳴き移り次第に遠し法師蟬」(寒川鼠骨1)
○季語(法師蟬・秋) 「なきうつりしだいにとおしほうしぜみ」(「俳句の虫・魚介・動物(創元社)」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:樹から樹へ鳴き移る法師蟬。そして次第に遠ざかる。法師蟬の鳴き声も、そして蟬の季節も次第に遠ざかる。
●寒川鼠骨(さむかわそこつ)(1874~1954)
○好きな一句「月大きく枯木の山を出でにけり」2
○季語(枯木・冬) 「つきおおきくかれきのやまをいでにけり」(「今はじめる人のための俳句歳時記新版(角川学芸出版)」より引用)
【Profile】:愛媛県松山市三番町出身。友人の→河東碧梧桐を介して→正岡子規を知る。日本新聞社に入社し、子規から俳句を学ぶ。「子規全集」の編集・刊行にかかわり、1928年以後台東区根岸の子規庵保存に努める。