俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五感俳句343・聴覚86・田中陽1・2017-8-9(水)
○「長崎の日です蟬をおさえた声がする」(『ある叙事詩』2013)(田中陽1)
○季語(長崎の日・秋) 「ながさきのひですせみをおさえたこえがする」(「俳句201607」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:この声は蟬を捕まえた人間の声なのか、それとも「今日は長崎の日です」という天からの声なのか。
●田中陽(たなかよう)
○好きな一句「会うて別れて●野につきささりゆく汽車」2(※●は文字空け)
○季語(無季) 「おうてわかれてのにつきささりゆくきしゃ」(「俳句界201202」より引用)
【Profile】:1933年、静岡県出身。1980年、日本大学国文科卒業。父田中波月の俳句誌「主流」創刊に刺激を受け、作句をはじめる。「主流」同人から代表。71年第12回口語俳句協会賞、第2回→西川徹郎文学館賞受賞。現代俳句協会会員。口語俳句協会幹事長。