俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句096・聴覚027・飯田蛇笏・2012-09-24
○「くろがねの秋の風鈴鳴りにけり」(→飯田蛇笏04)
季語(秋の風鈴)
俳句の中では五感の「聴覚」による作句の比重が高いようです。聴覚の27句目となります。「鳴る」や「聴く」、「聞く」などの言葉が聴覚俳句の一番の証です。この蛇笏の句。「くろがね」という言葉が、過酷な夏を猛暑を経たあとの風鈴の色をものがたります。