2,3日前にテレビで垣間見た木を使ったからくり玩具の実物が見たくて、所用の電車を2つほど早めて福島駅前東口から少し歩いたところにある市の児童施設「こむこむ」(NHK福島放送局)4Fに「コロコロからくり」展を観に行った。
最初にあるのが観覧者が自由に手回し出来る沢山の歯車が組み合わさった作品で、おずおずと回してみるとまるで向日葵畑のようにも、もう少し早く回してみると風車(かざぐるま)が沢山まわっている情景のようにも彼岸花の群れのようにも見える。
次の十数点の作品には手を触れてはならず、係の人が順次回してくれるようになっている。「アルキメデスの空気」と名付けられたもの、辰年生まれの人が見たら喜びそうなドラゴンの仕掛けが2体、イルカのものも何点かあったけれどまるで大きな波のうねりが感じられるような大作はドキドキの感動ものだ。犬のサッカー、ペガサスの翼の羽ばたき、ニワトリの親子のほのぼのシーン、月光をイメージした抽象的な作品のオルゴール、クリスマスシリーズのオルゴールと、次々と動かしてもらうのが気の毒でもあるけれど、係の人も嫌な顔せずに一緒に楽しんでくれる。
次の何点かは自由に手に触れて動かせるもので、いくら走っても「ホネ」に追いつけない犬のユーモア溢れるものもあり、子供ならずともいつまでも厭きずに楽しめて、ふとハッと我に返り「私はれっきとした(?!)大人だ!」と気付き、未練をキッパリ断ち切って出口を探すと真ん中に大きな仕掛けがあり係の人が居るけれど動いていない、、。「今日はこれは動かせないのですか?」と訊くと「いいえ、大丈夫ですよ、じゃ、もう少し人を集めてから、、。」と言うことで、手分けして(?)部屋中に声掛けて何人か集まり、いよいよ開始♪~♪ ワクワクドキドキ・・・小さな男の子が数点あるうちの好きなキャラクター(とげある恐竜)を選び出発点に置くと・・・?「オ~~~ッ!♪」次々、次々、思いがけない仕掛けが飛び出し、ゴールに辿り着くまでに息を呑むような感歎の連続で、まるで大スペクトル映画を観たような感動と余韻・・・・良かったァ、、、!!「もう一度と言うのは野暮よ!」と自分に言い聞かせ部屋を出る。
同じフロアに常設展示場があり面白そう♪チラッとだけ覗いてみようと足を踏み入れ、また、嵌まってしまった、、、^^;)「のぞき箱」・・・昔のカラクリ箱ではなく、現代のハイテクを使ったもので、でも何だか昔々の人の好奇心、感動を追体験できるようなもので面白い!大人も勉強になりそう♪ 「竜巻発生器」「海図を見ながら船を操舵する部屋」「のっぽさんに見える鏡」「おでぶさんに見える鏡」・・・何だか安野光雅さんの絵本の世界に入り込んだようで名残尽きない。もう一度操舵室に戻り「宝島」を目指したかったけれど、伊能忠敬のトランクの中をチェックしたかったけれど、スタッフルームの前を通る時に「私は大人だ!」と気付き,次の予定もあることだからと言い聞かせ、渋々部屋を後にする。
建物全体が絵本の中のような施設で、賛否色々あるだろうけれど、公共の施設だから伸び伸び遊ばせる事ができることで、これが民間の企業のものだったら、やはり採算を考えて「あっちの遊具も100円」「こっちも100円」と何だかせっかく膨らませていた想像&創造の風船がしぼんでしまうような施設になってしまうのだろう。バブルのしわ寄せか何かと言うと採算重視になって来ている。無駄なく損しないように、、、下手すると人の顔までお札に見えるような世の中だ。
でも、ハンドルの遊びはどんな時にも必要!! それを失くしたとき、「コロコロからくり」の歯車はあんなにリズミカルには動かず、ギシギシとして、心を楽しませてはくれないのだろう。心の栄養は見逃されやすいけれど、何でもない時間、無駄に思える空間、それらがどれだけ役に立つものなのか、まるで空気のように誰も意識せずに居るけれど、、。
夕食の時間にコラッセ福島の12F展望スペースに上ってみた。夕日が吾妻連峰の稜線を彩り、十三夜くらいになるのだろうか太めの半月が天高く輝いて12Fのずっと上を動いていた。会合が終わって電車の待ち時間に再度友人達と上ってみたら、ガラス越しの空には何も見えず、地上の街灯りだけがダイアモンドの装飾品のように輝いている・・・天下の資材を使って作り上げたもの、それらを維持する為にまた次々と富が必要になる・・・月はどの辺に沈んでいるのだろうか、月に訊いてみたくなった、、、富とは何だろう?雪だるまのようなもの?転がりだした石のようなもの?
最初にあるのが観覧者が自由に手回し出来る沢山の歯車が組み合わさった作品で、おずおずと回してみるとまるで向日葵畑のようにも、もう少し早く回してみると風車(かざぐるま)が沢山まわっている情景のようにも彼岸花の群れのようにも見える。
次の十数点の作品には手を触れてはならず、係の人が順次回してくれるようになっている。「アルキメデスの空気」と名付けられたもの、辰年生まれの人が見たら喜びそうなドラゴンの仕掛けが2体、イルカのものも何点かあったけれどまるで大きな波のうねりが感じられるような大作はドキドキの感動ものだ。犬のサッカー、ペガサスの翼の羽ばたき、ニワトリの親子のほのぼのシーン、月光をイメージした抽象的な作品のオルゴール、クリスマスシリーズのオルゴールと、次々と動かしてもらうのが気の毒でもあるけれど、係の人も嫌な顔せずに一緒に楽しんでくれる。
次の何点かは自由に手に触れて動かせるもので、いくら走っても「ホネ」に追いつけない犬のユーモア溢れるものもあり、子供ならずともいつまでも厭きずに楽しめて、ふとハッと我に返り「私はれっきとした(?!)大人だ!」と気付き、未練をキッパリ断ち切って出口を探すと真ん中に大きな仕掛けがあり係の人が居るけれど動いていない、、。「今日はこれは動かせないのですか?」と訊くと「いいえ、大丈夫ですよ、じゃ、もう少し人を集めてから、、。」と言うことで、手分けして(?)部屋中に声掛けて何人か集まり、いよいよ開始♪~♪ ワクワクドキドキ・・・小さな男の子が数点あるうちの好きなキャラクター(とげある恐竜)を選び出発点に置くと・・・?「オ~~~ッ!♪」次々、次々、思いがけない仕掛けが飛び出し、ゴールに辿り着くまでに息を呑むような感歎の連続で、まるで大スペクトル映画を観たような感動と余韻・・・・良かったァ、、、!!「もう一度と言うのは野暮よ!」と自分に言い聞かせ部屋を出る。
同じフロアに常設展示場があり面白そう♪チラッとだけ覗いてみようと足を踏み入れ、また、嵌まってしまった、、、^^;)「のぞき箱」・・・昔のカラクリ箱ではなく、現代のハイテクを使ったもので、でも何だか昔々の人の好奇心、感動を追体験できるようなもので面白い!大人も勉強になりそう♪ 「竜巻発生器」「海図を見ながら船を操舵する部屋」「のっぽさんに見える鏡」「おでぶさんに見える鏡」・・・何だか安野光雅さんの絵本の世界に入り込んだようで名残尽きない。もう一度操舵室に戻り「宝島」を目指したかったけれど、伊能忠敬のトランクの中をチェックしたかったけれど、スタッフルームの前を通る時に「私は大人だ!」と気付き,次の予定もあることだからと言い聞かせ、渋々部屋を後にする。
建物全体が絵本の中のような施設で、賛否色々あるだろうけれど、公共の施設だから伸び伸び遊ばせる事ができることで、これが民間の企業のものだったら、やはり採算を考えて「あっちの遊具も100円」「こっちも100円」と何だかせっかく膨らませていた想像&創造の風船がしぼんでしまうような施設になってしまうのだろう。バブルのしわ寄せか何かと言うと採算重視になって来ている。無駄なく損しないように、、、下手すると人の顔までお札に見えるような世の中だ。
でも、ハンドルの遊びはどんな時にも必要!! それを失くしたとき、「コロコロからくり」の歯車はあんなにリズミカルには動かず、ギシギシとして、心を楽しませてはくれないのだろう。心の栄養は見逃されやすいけれど、何でもない時間、無駄に思える空間、それらがどれだけ役に立つものなのか、まるで空気のように誰も意識せずに居るけれど、、。
夕食の時間にコラッセ福島の12F展望スペースに上ってみた。夕日が吾妻連峰の稜線を彩り、十三夜くらいになるのだろうか太めの半月が天高く輝いて12Fのずっと上を動いていた。会合が終わって電車の待ち時間に再度友人達と上ってみたら、ガラス越しの空には何も見えず、地上の街灯りだけがダイアモンドの装飾品のように輝いている・・・天下の資材を使って作り上げたもの、それらを維持する為にまた次々と富が必要になる・・・月はどの辺に沈んでいるのだろうか、月に訊いてみたくなった、、、富とは何だろう?雪だるまのようなもの?転がりだした石のようなもの?