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ギリシャ語新約聖書の動画集・・・コイネー(古典ギリシア語)と現代語

2015年10月27日 | 好きな歌

ギリシャ語新約聖書の動画集・・・コイネー(古代ギリシア語)と現代語

すべてヨハネ第1章です。YouTubeで検索を続けています。

以前これまではテキストがはネストレ・アーラントであっても、朗読音声はエラスムス式発音の動画がほとんどでした。

最近は、テキストがコイネーなどであっても、音声が現代式発音になっています。

さらに、現代ギリシャ語(TGV)の動画が増えたようです。 

05. Κατά Ιωάννην Ευαγγέλιον 
ヨハネ第1章~21章 2:22:18

テキスト=非表示
朗読音=現代式

ヨハネ第1章~21章 2:21:58
Η ΚΑΙΝΗ ΔΙΑΘΗΚΗ - ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ ΑΓΙΟΝ ΕΥΑΓΓΕΛΙΟΝ 
テキスト=非表示
朗読音=現代式

ヨハネ第1章~21章 2:21:57
ΑΓΙΑ ΓΡΑΦΗ - ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ ΕΥΑΓΓΕΛΙΟΝ  
テキスト=非表示
朗読音=現代式


  上掲3本の朗読音は同じです
  こちらを利用した可能性あり→
https://www.bible.com/ja/bible/173/jhn.1.tgv 8:49

 

Greek Tgv Bible 現代ギリシャ語聖書(TGV)

 Modern Greek Lessons ギリシャ語レッスン
作者: Athena Vibrating•
19 本の動画•


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ヨハネ第1章~21章 2:14:30
Κατά Ιωάννη Ευαγγέλ ιο αρχαίο κείμενο με αφήγηση  テキスト=コイネ
朗読音=古典式と現代式と混合

ヨハネ第1章~21章 2:51:57
GOSPEL OF JOHN - ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗ ΕΥΑΓΓΕΛΙΟ - MAJORITY TEXT [AUDIO]テキスト=コイネ
朗読音=古典式と現代式と混合

Koine Greek - John 1-6 (no markers) 49:29
テキスト=コイネ
朗読音=古典式と現代式と混合

Koine Greek - John 1 (incl. markers) 9:07
テキスト=コイネ
朗読音=現代式

Koine New Testament
Charles Bloemendal•
41 本の動画•
テキスト=コイネ
朗読音=現代式

http://bit.ly/1PSbZbc

Koine Greek New Testament
作者: Christisinn•
36 本の動画•

 


John 1 GREEK New Testament NA26  12:56
テキスト=ネストレ・アーラント第26版 ネストレ・アーラント
朗読音=古典式

 参考

 現代ヘブライ語・・ヨハネ福音書(全部)
Hebrew Audio Bible book of John 2:08:18

 


 コイネー

  • コイネー古代ギリシア語: Κοινὴ Ἑλληνική)は、アレクサンドロス大王帝国とその後継であるヘレニズム諸国で公用語として使用されたギリシア語。コイネーは「共通の」という意味で、古代ギリシア語アッティカ方言およびイオニア方言を基盤としており、現代ギリシア語の基礎となった。なお、文脈によっては(社会的、地域的その他の)方言が他の方言と影響を及ぼしあうなどして成立し、より広い範囲で通用するようになったことば全般を指すこともある。後者の意味でのコイネーについては コイネー言語 も参照。 
  • 歴史
  • コイネーはヘレニズム諸国がローマ帝国に滅ぼされた後も東地中海世界共通語として機能し、新約聖書もこれで書かれた。ローマ帝国分裂後も東ローマ帝国で公用語、通商語として話され、中世ギリシア語(東ローマ帝国時代のギリシア語)を経て現代ギリシア語の基礎となった。
  • コイネーは後1世紀頃からはじまる音韻構造の移行の特徴を有しており、現代ギリシア語の発音とその語彙形態素はコイネーのそれと基本的に同一のものである。
  • 現代ギリシア語の方言は、このコイネーから派生して、14世紀頃にも、 Le Livre Des Assises のギリシア語訳(キプロス方言の古文献)の語彙・文体にその痕跡が多々みられる。コイネーは、このように中世ギリシア語を束ねて「共通化」した言語体であり、現代ギリシア語の諸方言の生みの親となっている。したがって、該「コイネー」の古アテナイ方言が、現代ギリシア標準語の基礎となっている。ギリシア語の基礎は、したがって、コイネーにあるということができる。 作者として Polybius, Diodorus Siculus, Strabo, Plutarch, Epctetus, Artemidorus, Pseudo-Apollodorus, Vettius Valens など。

Accenting Biblical (Koine) and ancient Greek
作者: Judy Riggs•
5 本の動画•


ネストレ・アーラント 

  • ネストレ・アーラント(Nestle-Aland)は現代の聖書学の最高水準を示すギリシア語新約聖書テキスト。正式名称は「ギリシア語新約聖書」を意味するラテン語の「Novum Testamentum Graece」(ノーヴム・テスタメントゥム・グラエケ)である。ドイツの聖書学者エベルハルト・ネストレ(Eberhard Nestle,1851年-1913年)が校訂し、同じくドイツの聖書学者クルト・アーラント(Kurt Aland,1915年-1994年)が再校訂したため、一般的に「ネストレ・アーラント」と呼ばれる。1913年に初版が発行されて以来、ギリシア語テキストの研究の進展にあわせて改訂が繰り返されており、最新版は第28版である。現在の学問水準から考えうる最高のテキストであるといっても過言でなく、現代日本語訳の「新共同訳聖書」や「新改訳聖書」など、ほとんどの新約聖書の翻訳元となっている[1]。しばしば「NA」という略称で呼ばれ、たとえば第28版であれば「NA28」と呼ばれる。
  •  概説
  • 新約聖書はオリジナルのギリシア語テキストがあらわされて以降、多くの人々によって筆写され、無数のテキストが作られたが、写本製作の過程におけるミスや意図的な改変により多くの異読が生まれた。16世紀の初頭、スペインの摂政フランシスコ・ヒメネス・デ・シスネロス枢機卿やオランダの人文学者デジデリウス・エラスムスらが初めてテキストの批判的校訂に取り組んだ。以来、よりオリジナルに近いテキストを目指して校訂が繰り返されてきた。
  • 校訂の方法自体はエラスムスの時代から変わらない。まず、できる限り多くの写本を収集し、一字一句比較検討する。次に異読が見られるものに関してはそれぞれの写本の成立時期や信頼性を考慮したうえでもっともオリジナルに近いと考えられるものを採用し、本文を確定していくというやり方である。「ネストレ・アーラント」が最高水準のギリシア語テキストであるといえるのは、これまでに作成されたギリシア語聖書の中で見ても集めうるもっとも多くの写本をもとにしており、さらに最新の聖書学や歴史学の知識にもとづいて校訂が行われているからである。
  • 聖書学者モーリス・ロビンソン(Maurice A. Robinson)のように「異読の中で数の多いものを選ぶという(基本的な校訂の)やり方はかえってオリジナルのテキストから離れていく。異読の中の少数例こそ重視されるべきだ」という意見を持つものもいるが、彼のような意見は少数派である。ゴードン・フィー(Gordon Fee)やブルース・メッツガー(Bruce Metzger)らを含め、大多数の聖書学者たちはロビンソンの見解を批判する。「ネストレ・アーラント」の編集指針も大文字写本と呼ばれるもっとも古い時期の写本こそが「オリジナルのテキストに近い」というものである。
  • 「ネストレ・アーラント」では微妙な箇所や意見の分かれる箇所については欄外にすべての異読の例と引用元の写本を示すというスタイルをとっている。このため、聖書研究や翻訳においては研究者がそれらの異読も参照にしながらもっとも適切と思えるものを選ぶことができるようになっている。このようなスタイルをとっていることや、何より学問的にもっとも優れたテキストであることによって「ネストレ・アーラント」は広く認められ、受け入れられている。

 

The Newly Published Nestle Aland 28th Edition Greek New Testament and Textual Criticism


 

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参考 古典式ギリシャ語

出典→http://bit.ly/1LFS6Bg

「新約聖書ギリシア語の発音について―21世紀に  - 地の果てまで福音 

  • 現在、聖書ギリシア語の教育現場では、1)エラスムス式、2)現代ギリシア語式、のいずれかで発音がなされています。日本では、おそらく1)のエラスムス式を採用している神学校が圧倒的に多いのではないかと思います。私も、日本ではこの発音方式で教わりました。

    でも、アテネ大学の教室では、教授も学生も、すごくうれしそうに現代ギリシア語で古典を読んでいます。ビザンティン期の文献の授業にも出ましたが、そこでもやはり、現代の発音でこれまた楽しそうに読み上げていました。
  • 中略
  • ギリシア語史の授業に出て分かったことは、聖書ギリシア語(コイネー・ギリシア語)の発音は、プラトンやアリストテレス等、古典期の発音よりはむしろ、現代ギリシア語の発音にかなり近いということです。

    織田昭先生も、「、、、新約聖書のギリシア語についていうならば、今日のギリシア人がこれを現代語の発音で読んでいるということは、科学的にも十分な根拠を持つ、より正確なやり方であるということができる。なぜならヘレニズム期のギリシア語発音が、古代の原始発音やアッティカ方言の正統的発音から既にかなり変異し、事実上、二三の母音および複母音を除き現代ギリシア語の発音法と根本的には同一であったことが多くの学者により明らかにされているからである。」(織田昭「新約聖書ギリシア語の発音について」)と書いておられます。

全部を読む→http://bit.ly/1LFS6Bg

こちらも参照→古典語は現代語式に読みましょう http://bit.ly/1VLLOVq


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