バセドウ病って?!

ダイビングから最近の闘病日記などです。

大掃除

2007-12-04 00:29:30 | Weblog
今年はまじめに大掃除をしようと思い、休みになると少しずつ場所を決めて掃除をしている。と言っても、1日で洗濯機の下だけだったり、テレビの裏だけだったりで、ちっとも進まないが。
掃除をしよう!!思ったきっかけがある。
この数ヶ月、気が付くと驚くほど髪の毛が落ちている。
普段掃除と言っても、休みの日にまとめて掃除をする位。
髪の毛も気が付いたときに拾っていたのでなかなか気が付かなかった。
が、明らかに多すぎる。風呂の湯を抜いた後なんてゾッとしてくる。

この抜け毛もバセドウ病の症状?
11月頃までは、甲状腺も大きく硬かったが、ふと今日触ってみたら
小さくなっている気がした。
ただ、暑いんだよね。最近電車の中も会社も暖房が効いていて暑いし。
他の人が寒がっていても、一人半そでで汗かいている。

検査結果

2007-11-17 23:44:40 | Weblog
2ヶ月ぶりの検査結果
FT4 2.6
FT3 8.01
TSH 0.005未満
抗TPO抗体 50以上
TSHレセプター抗体54.2

時々動悸があったりしていたので、甲状腺ホルモンが高くなっているんだろうなって自覚があった。
メルカゾールを1日2錠に増やす。
丁度良い位置で止まればいいんだけれど、なかなか難しい。

最近のキーワード

2007-09-29 01:31:46 | Weblog
この所、よく本を読む
詩集、生物、細胞、免疫、気象、海、社会学、マザーテレサ、西岡京冶、田口ランディ...それから小説。こんなにいろいろ読むのは学生以来だ。近くの図書館で手当たり次第に借りてくる。1冊読むと、もっと本が読みたくなるから不思議だ。
いろいろと適当に読んでいるのだが最近ひとつのキーワードが自分の中に有ることに気が付いた。”右肩上がりの成長”

加島祥造の”求めない”が本屋で目に止まった。(図書館に通いだす前の頃)
手に取りパラパラとめくって、著者紹介をみる。英米文学者で老子の本を出している人。老荘思想からくる”求めない”と合点がいく。が英米文学者という事にびっくりした。
”足る(たる)を知る”⇔”右肩上がりの成長” 対極のように思う。
老子は紀元前の中国で、”必要以上のものは求めない”、その心で生きていれば人と争わなくなるよ、安らかになるよ、平和になるよっと言った。

ダイビングの為に気象の勉強をしようと思った。黒潮に興味を持ち海流のことを知りたくなった。気象と海流って同じ言葉がよく出てくる。それは”流体”という性質があり、地球上で互いに影響しあっているから。いつまでも奇麗で生命のあふれる海に潜りたいと思うので、地球温暖化は重大だ。温暖化や環境問題の根底にも”右肩上がりの成長”があると思う。

夕方のテレビニュースで”北九州問題”という言葉を知った。
生活保護を辞退した人が孤独の中で餓死、一部白骨化した状態で見つかったという。この人が生活保護を辞退するに至った過程、行政の対応が問題になっていた。
最初話を聞き、行政の”保護責任”を考えた。そのうちに”痛みを伴う構造改革”に行き着いた。そして、改めてこれも”右肩上がりの成長”が根底にあるんだと思った。
先日、自分の地元役所の職員と話をする機会があった。”他の自治体に負けないように開発をしなければ。工業を誘致しなければ、”といった言葉が気になった。

"右肩上がりの成長を求める"というのは元々人間が持っている意思のように思う。
昔狩猟生活をしていた時は怪我をしてもすぐに血が止まる、血が固まりやすいことが生き残る条件でありそのDNAが子孫に残されたという。同じように、生物の長い進化の歴史の中で淘汰をされながら”成長を求める”意思の強いものが残り生きる力としてDNAに刻まれているように思える。
だが、現代社会の中では血が固まりやすいことは重篤な病気を生む原因となっている、時代が変われば意味合いが変わってくるのだ。

”常に右肩上がりの成長を望む”のは危険だな。そのことによって起こる様々な問題。代償を払わなければならない。もしも人間が抱えきれない程の代償だったら?
しばらくはこのテーマから抜け出せなくなりそうだ。

苦手

2007-09-28 19:32:16 | Weblog
私は右と左が苦手。
とっさには右と左を間違える。
車のナビなんかはもっての外。
ホントは右に曲がりたいのに
口では”そこを左”なんて言っていたりする。
”左って言ったのになぜ逆へ行くんだ!!”と思っていると
しばらくしてから言い間違えていたことに気付く。
昔、人から”それは先天的なものだ”って言われたことがある。
また、男性より女性のほうが脳りょうという部分が
太いので女性は右と左の脳を区別しないで使っているって話もある。
関係があるのかな?

また、エレベーターも苦手。
エレベーターを呼ぶときの上と下のボタンを間違える、
上に行きたいのに、自分よりエレベーターが上に止まっていた場合、
下ボタンを押してしまうのだ。
開くと閉まるのボタンを間違える。
人が乗ろうと走り寄ってきた時に開くを押しているつもりが
閉まるを押してしまう、とっても気まずい。
そしてよく行き先を押すのを忘れる。
エレベーターによっては行き先を押さずに時間がたった場合
空調や電気が消えるものがある。
ボタンを押してないことに気付くまでとっても怖い!!

メルカゾール

2007-09-20 22:24:53 | Weblog
甲状腺のホルモンの作られ方
食べ物から摂取した無機ヨウ素は甲状腺中のベルオキシダーゼの働きによって遊離ヨウ素(有機ヨウ素)になる。このヨウ素1つとアミノ酸がくっついたもの(MIT)やヨウ素2つとアミノ酸がくっついたもの(DIT)が作られる。MIT+DITがT3,DIT+DITがT4で、そこからアミノ酸が取れたものがFreeT4、FreeT3だ。
メルカゾールはベルオキシダーゼの活性を阻害、働かせないようにすることにより甲状腺ホルモンの合成を抑制する。
ベルオキシダーゼをもう少し詳しく調べてみると、過酸化水素を用いて物質の酸化反応を触媒する酵素って書いてあった。過酸化水素っていったらあの消毒で使われるオキシドールになるものだ。体内にも過酸化水素が存在することにびっくりした。
中外製薬のメルカゾールの説明を見るとこの作用のほかリンパ球の数を減らし抗体数を減らすという記述もあった。甲状腺ホルモンの合成を抑制するだけでは無かったのだ。
確かにリンパ球の数はこの2ヶ月で減っている、でも抗体は増えてる。

検査結果

2007-09-14 23:24:27 | Weblog
FREE-T4 0.79
FREE-T3 3.67
TSH   0.005以下
抗TPO抗体 50以上
TSHレセプター抗体 92.5

順調に甲状腺ホルモンは下がってる。
FREE-T4が下限値より低いので今後FREE-T3ももっと下がるかもしれない。
だがメルカゾールを1錠に減らすので、上がってくるかもしれない。

甲状腺ホルモンの数値が下がっているのでも分かるが最近は体調がよい。
症状も治まっているし、蕁麻疹や胃腸の調子もよい。それによく眠れるようになった。
そして体重が増えた。(できれば増えないで欲しいのだが)この1ヶ月で4kg。
甲状腺ホルモンが下がり基礎代謝に使われるカロリーが減っているのが分かる。
食べる量は前より減っているんだけどな。以前は2時間おきぐらいに食べないとお腹がすいてふらふらしていた。それをふつうの1日3食に戻しているんだけど。
あとは筋力の回復のため体を動かすしかないか。
食べるほうのカロリーだけでなく、消費したカロリーも簡単に分かればいいんだけどな。

バセドウ病の治療

2007-09-10 23:18:17 | Weblog
バセドウ病の治療は3種類。
外科手術で甲状腺を取ってしまうか、放射線で甲状腺組織を壊してしまうか、薬で甲状腺ホルモンの合成を阻害するか、この3種類だ。
バセドウ病の代表的な症状は交感神経優位で新陳代謝が異常に活発というのがあり、それが甲状腺ホルモンによるから甲状腺の病気という言い方も間違いでは無いのであるが、それらは結果としてそうなったというだけで原因は別にある。
原因は抗体。TSHレセプターに対する抗体が原因である。
TSHレセプターが多く存在するのが甲状腺(他に目や皮膚にもある)にあるので甲状腺ホルモンがたくさん作られてしまうのだ。上記3つの治療も甲状腺のホルモンを作れないようにしようというもので抗体に対する治療は無い。
薬であれその他の方法であれ免疫のコントロールは難しそうだし、もしかりに他の正常に働いている免疫作用が阻害されてしまったらどんな病気になるか分かったもんじゃない。すぐさま感染症でお陀仏、、、なんてことにもなりかねないし、免疫の治療は出来ないのかなっということを漠然と考えたりしていた。
また昔、相当昔NHKのシリーズに"驚異の小宇宙人体"という番組があった。そのシリーズの中で特に好きだったのがT細胞と胸腺の関係とカルシウムイオンの働きだ。ふとその時のことを思い出し、
自分を攻撃する抗体がある→T細胞の判断が悪い→胸腺が衰えた?!!のかもって思ったりもした。
最近改めて免疫の本を読んだりしているが色々疑問が湧いてくる。

大人から胸腺を取ってしまっても大丈夫らしい。
T細胞には胸腺で作られないものもあるらしい。
自己抗体生産B細胞というのがあるらしい。
交感神経、副交感神経で免疫の顆粒球とリンパ球の割合が変わるらしい。
副交感神経→分泌現象を支配→異物を排除しようとする=リンパ球が増加してアレルギーが出る。
(引き金にストレスが関わる)
また、顆粒球とリンパ球の割合を変化させるものとして季節や昼夜の変化ってのもあるらしい。

とはいえ、最大の疑問は
TSHレセプター抗体が突然作られる様になったのは何故なのか?
単なる間違いなのか、それなりに合理的な理由があったのか?
元々アポソーシスに失敗しただけなのか?
(T細胞はその適性によって97%位が破棄される、逆に言えば残り3%の優秀なものだけが体に出される)
でも何故急に増えだしたのか?
今まで自己として認識していたものを何故急に他と認識を変えたのか?

自分自身であったTSHレセプター。その自己に対する抗体の出現。
この出現にもきっと何らかの意味があるはず。

採血

2007-09-09 22:21:43 | Weblog
昨日血液検査に行ってきた
血液検査なので、針を刺し血を採る。
私はもともと血管が出にくい(ゴムをきつめに閉めて、腕を下に垂らしてグーパーする。それでもひじの内側 手の甲、どこにも血管は浮いてこない~)
一般的に使われている針だと、刺した後皮膚の下で血管を探されて針先をチョイチョイ動かし、反対側でいいですか~て言われ結局細い針に変えるなんて事もある。特に痛くも無いのでそれほどむっとはしないが。
今回検査では細い針を刺したのであるが痛かった。
今までの検査でも健康診断でも血を抜く時に痛いと思った記憶はあまり無い。
痛い場合と痛くない場合と何が違うんだろう?
ちなみに先月の検査のときは普通の針で、一発で血が取れ、痛くも無かった。
先月の方、うまかったですよ~なんて言ったら、相手も気分悪くするだろうから、だまってそのまま帰ってきた。

グッドタイミング

2007-09-05 21:15:59 | Weblog
台風が接近しており急に雨がつよくっ降ったり晴れたりといった天気
お昼に会社の外に出てお弁当を買って早めに引き上げようとも思ったがなんとなく外食にした。その後コンビニでデザートやおやつを買ってさて会社へ帰ろうと外を見たらバケツをひっくり返したようなすごい雨。これじゃ傘があってもホンの数メートルでびしょぬれになりそう、タイミングが悪いなと思いつつそのまま雨宿りをすることにした。
コンビニの雑誌コーナー。有名な占いの本が目に止まった。確か私は土星人のはず。その本を手に取り少し読んでみるとなんと今年は大殺界であった。ということは今年は大人しくしてて良いんだ。
仕事もそこそこでがんばったりしない。遊びも飲みに行ったりするのも控えめ。
最近あまり読んでいなかった本を読んだり 書道をしたりして家で過ごす。
(小学校の頃など書道はきれいな字を書くということだと思っていた。でも書道も表現なんだってことがわかってから他の表現方法より興味を持ち始めた。でもどう書いたらいいのか、表現できるほどの腕は無いんだよな)
もちろんきっかけは病気だけれど もともとそんな気分だったのだ(外に向かっていた視点が自分の中に向かう視点になった感じ)。
今年はこのままのペースで生活して来年(種子)になったら新たな気持ちでがんばろう。

黒潮

2007-09-04 22:10:30 | Weblog
ダイビングをやるようになって、黒潮がとても気になるものとなった。(だって伊豆ダイバーだもの)
黒潮は、日本の南側を流れる暖流。海の中を川のように流れ南の暖かい海水を北へ運んでいる。
また同時に魚達も運んでくる。
ちょくちょく、神奈川県水産技術センターのホームページをのぞき黒潮の流れや水温のチェックに余念が無い。
8月気温が最高潮に上昇していた頃 黒潮本流あたりの温度も30度を示し、八丈島の近くを流れていた。
今は大きく蛇行して青ヶ島のその更に南へと向かい急に進路を北に変えている。
しばらくはこの大きな蛇行、続きそうだな。

久しぶりにダイビングの話

2007-09-03 21:49:54 | Weblog
前回のオーバーホールから丁度1年くらいになる。
もうしばらくの間は潜りに行かないつもりなのでレギュレーターを持っていつものダイビングショップへ行った。
今年はあんまり潜ってないしなぁ~って思っていたが去年のオーバーホールから数えてみると53本。結構潜ってるじゃん!
去年の夏ごろは体一つの状態でも立つのが一苦労だった。まず、ひざをついて、手をついってて感じだったのに。動きづらいドライスーツを着て(サウナスーツなんて比じゃないくらい汗だく)、10数キロあるタンクを背負って立ったり歩いたりよく出来たものだと感心する。いろいろ人に手伝ってもらったりしてたけどね。

そろそろダイビングに行きたい虫が騒いできた。
気温が下がって、水温が暖かい秋がTOPシーズン!!
10月頃に八丈島へでも行きたいな。その前に落ちている筋トレしなきゃ。

生気象学

2007-09-02 00:21:31 | Weblog
前回の気圧と白血球の関係のような 気象現象が生態に与える影響を研究する学問を生気象学といい、特にヨーロッパではよく知られた学問らしい。
日本には馴染の無い学問であるが、おばあちゃんが言っていたとか、言い伝え、ことわざ、慣用句というような形でだったらたくさんあるかも?しれない。
1952年ドイツでは医学気象予報というのが気象庁から発表されている。
"明日は高気圧に包まれるので○○の症状に注意してください"
なんて感じに気象現象と起き易い症状から、特定の病気を持つ人に注意を促すという内容だ。なんと親切な、日本でもやってくれたら助かるのに。

気圧と白血球

2007-08-30 21:15:09 | Weblog
バセドウ病の治療で使われるメルカゾール。この薬には白血球の顆粒球を減少・無にする副作用がまれにある。
白血球の構成は顆粒球、リンパ球、単球から出来ておりそれぞれ役割がある。
顆粒球は、体に進入してくる外敵に最初に立ち向かっていく。自身に外敵を取り込んでやがて膿となって行く。リンパ球は顆粒球よりも後に外敵に対応し、相手に適切な抗体を作って敵をやっつける。
面白い記事を読んだ。お天気キャスターの森田さんの本だ。
高気圧の時(天気が良い時)は顆粒球が増加し、低気圧の時(天気が悪い時)にはリンパ球が増加するというのだ。
低気圧が近づくと古傷がうづくという話はよく聞くが白血球にも影響してたなんて!!
ちなみに顆粒球が増加というのは化膿、炎症が増える、リンパ球が増えるというのはアレルギーが増えるということ。
毎月血液検査をしているので、甲状腺ホルモン・抗体の数値のみならずその時の気象状況も記録してみて検証してみるのも面白い。

偶然?いや、導かれた感じがする

2007-08-29 22:33:34 | Weblog
今年6月医療機器を扱っている会社の仕事を引き受けた。
まぁ、偶然。たまたまです。
特にこの仕事がしたいとか、この業界の仕事がしたいといった訳ではありませんでした。
強いて理由を付けるとすると、前の職場よりも家に近くなるから。
今から思えばバセドウ病で通勤がほとほとしんどかったんだと思う。

新たな職場は医療機器の中でも眼科で使われる機械を扱っている。
今までなら多少具合が悪くても病院に行ったりしなかったのであるが
仕事でなんとなく眼科が身近になったからかもしれない、
ちょっと見え方が変かな、強度の近視だし、昔眼圧が高いと言われたこともあるので
眼科へ行ってみることにしました。
診察の結果は網膜裂孔。その眼科では手術等は院長先生が行うということなので
次の日に院長の診察を受けるためもう一度足を運ぶ事に。
網膜に孔があるってだけで相当びっくりなのに院長先生が先ず始めに言ったのが
甲状腺が腫れてるね、汗かく?動悸はする?ってことでした。
いったい何なんだろう、網膜に孔が開いてるし、バセドウ病なんて知らない、びっくりが一杯でした。
これがきっかけで紹介状をもって内分泌科を持つ病院へ行くことになったのでした。

今の会社の仕事を引き受けた事 何かの力で導かれたって感じがしています。

主治医の先生

2007-08-26 20:57:49 | Weblog
私の通っている病院の先生はあまり細かいことを言わない。
こうしなさい あーしなさい とか
これはダメ アレはダメ とか一切言わない
1日3回薬を飲むこと 喉が痛かったり熱が出たりしたらすぐに病院に来ること(まれに薬の副作用で白血球の顆粒球が無くなってしまう事がある)
そのくらい。病気についてもこんな症状があるって言えば答えてくれるが特に細かな説明も無い。
先生からはタバコもお酒も辞めろと言われていないことを良いことに今も辞めないでいる。本当はたばこが甲状腺に悪いこと、バセドウ病の特に目の症状を悪くさせるリスクがとても高くなってしまうことなど考えたら辞めたほうがいいんだろうけれど。
体の方も具合が悪いときは1週間くらいタバコを吸わないで平気に過ごせるというか吸っても1口くらいでもういいや、美味しくないって思ってしまう。そのまま辞められるのかなと思いきや体調が良くなってくるとまた吸ってしまうんだよな。
でも病気になる前よりは半分~3分の1くらいになった。
どんな主治医がいいか 自分と相性がいいかは人それぞれだと思う。
私はあれこれ言わないこの医者を気に入っている。