バセドウ病って?!

ダイビングから最近の闘病日記などです。

気圧と白血球

2007-08-30 21:15:09 | Weblog
バセドウ病の治療で使われるメルカゾール。この薬には白血球の顆粒球を減少・無にする副作用がまれにある。
白血球の構成は顆粒球、リンパ球、単球から出来ておりそれぞれ役割がある。
顆粒球は、体に進入してくる外敵に最初に立ち向かっていく。自身に外敵を取り込んでやがて膿となって行く。リンパ球は顆粒球よりも後に外敵に対応し、相手に適切な抗体を作って敵をやっつける。
面白い記事を読んだ。お天気キャスターの森田さんの本だ。
高気圧の時(天気が良い時)は顆粒球が増加し、低気圧の時(天気が悪い時)にはリンパ球が増加するというのだ。
低気圧が近づくと古傷がうづくという話はよく聞くが白血球にも影響してたなんて!!
ちなみに顆粒球が増加というのは化膿、炎症が増える、リンパ球が増えるというのはアレルギーが増えるということ。
毎月血液検査をしているので、甲状腺ホルモン・抗体の数値のみならずその時の気象状況も記録してみて検証してみるのも面白い。

偶然?いや、導かれた感じがする

2007-08-29 22:33:34 | Weblog
今年6月医療機器を扱っている会社の仕事を引き受けた。
まぁ、偶然。たまたまです。
特にこの仕事がしたいとか、この業界の仕事がしたいといった訳ではありませんでした。
強いて理由を付けるとすると、前の職場よりも家に近くなるから。
今から思えばバセドウ病で通勤がほとほとしんどかったんだと思う。

新たな職場は医療機器の中でも眼科で使われる機械を扱っている。
今までなら多少具合が悪くても病院に行ったりしなかったのであるが
仕事でなんとなく眼科が身近になったからかもしれない、
ちょっと見え方が変かな、強度の近視だし、昔眼圧が高いと言われたこともあるので
眼科へ行ってみることにしました。
診察の結果は網膜裂孔。その眼科では手術等は院長先生が行うということなので
次の日に院長の診察を受けるためもう一度足を運ぶ事に。
網膜に孔があるってだけで相当びっくりなのに院長先生が先ず始めに言ったのが
甲状腺が腫れてるね、汗かく?動悸はする?ってことでした。
いったい何なんだろう、網膜に孔が開いてるし、バセドウ病なんて知らない、びっくりが一杯でした。
これがきっかけで紹介状をもって内分泌科を持つ病院へ行くことになったのでした。

今の会社の仕事を引き受けた事 何かの力で導かれたって感じがしています。

主治医の先生

2007-08-26 20:57:49 | Weblog
私の通っている病院の先生はあまり細かいことを言わない。
こうしなさい あーしなさい とか
これはダメ アレはダメ とか一切言わない
1日3回薬を飲むこと 喉が痛かったり熱が出たりしたらすぐに病院に来ること(まれに薬の副作用で白血球の顆粒球が無くなってしまう事がある)
そのくらい。病気についてもこんな症状があるって言えば答えてくれるが特に細かな説明も無い。
先生からはタバコもお酒も辞めろと言われていないことを良いことに今も辞めないでいる。本当はたばこが甲状腺に悪いこと、バセドウ病の特に目の症状を悪くさせるリスクがとても高くなってしまうことなど考えたら辞めたほうがいいんだろうけれど。
体の方も具合が悪いときは1週間くらいタバコを吸わないで平気に過ごせるというか吸っても1口くらいでもういいや、美味しくないって思ってしまう。そのまま辞められるのかなと思いきや体調が良くなってくるとまた吸ってしまうんだよな。
でも病気になる前よりは半分~3分の1くらいになった。
どんな主治医がいいか 自分と相性がいいかは人それぞれだと思う。
私はあれこれ言わないこの医者を気に入っている。

バセドウ病

2007-08-23 20:31:39 | Weblog
最近 茨木のり子さんの詩集を読んでいる
きっかけは"テージセー"の中で平野先生が詠んでいた"自分の感受性くらい"と言う詩。ほかの詩も読みたくなって、おんなのことば、対話、落ちこぼれ、よりかからずと続けて読んだ。
その中に"ピカソのぎょろ目"という詩がある。
ピカソはバセドウ病だったに違いないと思いたった茨木さん、自身もバセドウ病を患っていたという事に一気に親近感が沸いてきた。
バセドウ病でTSHレセプター抗体が多くなるとどう言う訳か抗体が目の筋肉を刺激して大きく発達させたり、脂肪が付いたりする。そのため目が後ろから押し出され、常にびっくりしたような大きく見開いた状態になったりすることがある。またうまく目の動きのバランスが取れなくなったりして物が重複して見えたりゆがんで見えたりする複視という状態になることがある。
ピカソのキュービズム それはバセドウ病の複視から来ているのでは?という発想に”あ~、そうかも”って納得してしまった。

最近の気になる症状

2007-08-21 20:47:29 | Weblog
少し前から気になる症状はコンタクトレンズがずれるということ。
ハードコンタクトを使用しているのでもともとずれ易いということはあったのであるが最近はもうとにかくずれる。すぐにずれる。1日に何度もずれる。直しても直してもずれる。
やっぱりこれはバセドウ病で目が出てきているってことなんだろうか?

症状 ~振り返ってみて~

2007-08-19 21:41:44 | Weblog
去年夏がとても辛かった。やたらと暑く感じて常に夏バテの状態。もうぐったりとして体が動かない状態だった。やたらと汗をかくし とにかく暑い。
夜は寝付けないことが多い。ある時心臓がどきどきしているのに気付いて計ってみると1分間で120位ある。この状態じゃ寝れる訳が無いと納得。
手足の震えがひどい。何をするにも手が震えていたし、足が震えるので電車で立っているのが辛い。2駅位で限界になる。毎朝電車に乗るのが恐怖になる。
夏になると1週間位の間に8㌔位減っていた。冬になって症状が軽くなったのであるが今年2月に受けた健康診断では肝機能と血圧が高いという結果が出ていた。再検査では問題が無かったのだがまさかバセドウ病までは全く分からなかった。
感じていた動悸 息切れ 震え イライラ 疲れやすさなとすごく不安になっていたけれどバセドウ病が原因だと分かったことで安心できた部分もある。
今思えば体の不調 自覚症状があったのでもっと詳しく調べてみれば良かったのだ。
今まではありがたいことに病院とは無関係に過ごして来た。
今は多いときで週3回くらい病院へ行く。大きな総合病院は待ち時間がとっても長い。病気になると体ももちろん辛いのだけれど時間もお金もかかるものなのだなぁって実感する。

検査結果

2007-08-17 22:14:46 | Weblog
8/11の検査結果を聞いてきた。
FT4 2.3
FT3 8.2
TSH 0.005未満
TSHレセプター抗体76.5

自覚症状としての手足の振るえ 動悸 息切れ 疲れなどだいぶ緩和されてきている。数字もその結果を表しているのか良くなってきている。甲状腺ホルモンはまだまだ正常値とはいかないものの順調な下がり方だ。抗体、こちらの数値が正常になるのは時間がかかるんだろうな。

最近新たな症状がある。夜になると背中から胃にかけての部分が痛くなり下痢と嘔吐。この1週間のうち5回くらい吐いたかなぁ。毎日暑いから疲れたかなぁ。胃薬も処方してもらった。
メルカゾール3錠
アレロック2錠(アレルギーを抑える)
パリエット1錠(胃酸を抑える)

TSHレセプター抗体

2007-08-16 22:09:10 | Weblog
バセドウ病はTSHレセプター抗体というものが甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンが出すぎてしまうという病気です。
私たちの体の中ではTSHという脳下垂体から出る物質が甲状腺ホルモンをコントロールしています。血中の甲状腺ホルモンが少なければTSHが沢山分泌されて甲状腺を働かせる、血中の甲状腺ホルモンが多ければTSHは少なくなり甲状腺を休ませる、という感じでバランスをとっているのです。
バセドウ病はTSHに似た物質であるTSHレセプター抗体というものが沢山作られます。甲状腺はTSHとTSHレセプター抗体の区別が付かないのでTSHと間違えてしまうのです。
こうした結果を想像してみました。
脳下垂体:"こんなに甲状腺ホルモンいらないよ~、作らなくていいよって言ってんのに何で作るの?!! 勝手に休ませてもらうからね"
甲状腺:"こんなにいっぱい作ったのに もっと働けって言うの?!!(偽者のTSHと気付かずに)でも働けって言ってんだから仕方ない、働くよ!!"
体の中はこんな感じなのかな。

教師になりたいと思った頃

2007-08-14 20:55:20 | Weblog
気が付いたら私は教育大学に入学していた。
たまたま入学した大学が教師を養成する大学で教育学部が中心となっている大学。
なんとなく教職課程の科目をとり教育について学ぶ。
でも教師にはならないだろうという思いの表れが教科。
私の教職専門科目は中国語。中高等学校の外国語の中の一つ。
教師になろうなんて全く思っていなかったに違いない。
一方サークル活動では土曜日の午後(その頃は土曜日は午前中まで授業があった)
養護学校に通う生徒たちと公民館に集まって一緒に過ごした。
ちょっと勉強したり、散歩に行ったり、歌を歌ったり、料理をしたり、手作りのゲームで遊んだりした。
また養護学校の文化祭や体育祭に呼ばれて見に行ったりした。
私はその体育祭を見に行ったときに”うわぁー、私はここの先生になりたい”って思ったのを覚えている。
1人1人出来る事が違う。杖をついて歩ける子、車椅子を自分で進ませることが出来る子、電動車椅子を自分で操作できる子、まぶたと唇をすこし自分で動かせる子。みんなそれぞれ。それそれなんだけれど体育祭という特別な日にみんなの瞳が輝いて精一杯がんばっている様に感じられた。自分もがんばり仲間のがんばりを応援する。みんなの顔に力強い命が見えた気がした。
それで教師になりたいと思った。そのときはそう思た。

テージセー

2007-08-13 21:45:54 | Weblog
テレビをつけたら知っている顔が出ていた。それがテージセーっていう定時制高校のドキュメンタリー。
どんな内容の番組か知らなかったので食入るようにして見ていた。
見ているうちにポツリポツリと高校時代、大学時代のことを思い出した。その頃持っていた思い。その時考えていたこと。楽しかったこと。行っていたこと。教師になろうと思った時。教師にはならないと決めた時。いろいろ思い出していたら頭がぐるぐるして胸がざわざわしてなんかぞわぞわして来て落ち着かなくなってしまった。
今ふと思うこと(高校の頃には思いつかなかった)→今ある自分に対しての責任
いろいろな場面で選択を繰り返してきた。自分が選択をしたこと、選択をしなかったこと。その繰り返しの結果として今ある自分と自分を取り巻く環境。だから今ある自分は自分の責任。
このざわざわした気分は自分に対する満足度かな。

ヨードの話

2007-08-12 22:20:32 | Weblog
ヨードは体内で甲状腺ホルモンになる。
ヨードを多く含む食べ物の代表は海のもの。
この海のものって海苔や寒天、昆布などの海草や魚、貝、海老、海から作られる塩などがある。日本食って昆布だしやかつおだしを沢山使っているし加工食品にだって入ってる。寒天は食材にとろみをつけるために添加されている。
気になりだすと大変。避けていたら食事が出来ない。
特に(ヨード検査をするとき意外は)ヨードの摂取を避けるように注意されるわけではないが、だけどなんだか気になって、ちょっと海のものを避けてみた。結局3~4でギブアップ。めんどくさいのでもう食べるぞ!お刺身、寿司、煮魚、海老、昆布、、、、気にしないで食べちゃおう。
極端に摂取しなければ良いというが、伊豆に出かけ、口にするものっていったら海のものばかり。しかも何を食べても美味しいからあれもこれもってお腹一杯に食べてしまう。これって極端に摂取するってことになるのかなぁ。

いやな事

2007-08-11 21:47:39 | Weblog
"大事にしている事は何?"って友人に聞かれた。
”??? 何だろう?”とっさには出てこない。
"私には分かるよ"って友人は言うけれど当の本人は要領を得ない。何だろう?
大事にしている事は難しいが、嫌な事はすぐに思いつく。鳥肌が立つくらい嫌な事。それは。
人が善意の名の元にかけてくるお節介。狭い思慮と常識"これが当たり前、これ以外に考えられない"って。それは見識が狭いだけであって真実ではない。異なる意見があったって良いじゃない。
もちろん悪意があるわけでは全く無い。それよりも"貴方のためよ的"な善意の塊。
だから余計に私はむきになる。絶対、絶対、ヤダ!!って思ってしまう。

じんましん

2007-08-10 21:45:20 | Weblog
なにやら体中が痒くてたまらない。気が付くとぽりぽり、ぼりぼり。
傷になって血がにじんできてもやっぱり痒いのは我慢が出来ない。
メルカゾールを処方されたとき蕁麻疹がでるかもしれない
って言われてたので”やっぱり”っていう感じでした。
病院へ行き点滴をしてもらいました。
初めての点滴、お昼時という事もあり点滴を引っ張りながら
ご飯を食べに行ったり、トイレに行ったりと歩き回ってると
点滴の落ちるのが早い!!!
あっという間に3分の2が減り診察室へ帰りました。
見ると赤みも腫れもかゆみも消えていて快適~ぃ。
ルンルンで病院を後にしたのですが外の暑さで体が温まると
一斉に皮膚のすぐ下のあたりからむずむずむずっと始まってくる。
"あ~、やっぱりかいてしまう。