在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”モンテプルチャーノ・ダブルッツォ 1995 e 1990” エドアルド・ヴァレンティーニ

2007-06-23 02:15:11 | Lazio, Abruzzo, Molise ラツィオ他
 "Montepulciano d'Abruzzo 1995 e 1990" Edoardo Valentini -Abruzzo
これこそ神話的miticoワイン。アブルッツォの名品。品種はモンテプルチャーノ100%。
1995年ヴィンテージ。
色はガーネット色。濃い目の色合い。透明感あり、濁り、澱はなし。
香りは、フルーツの香りが甘酸っぱい。スパイス臭の他、煮詰めた香りcotto、マデイラ化した香りもほんのり感じる。
味の強さ良し。ボディある。タンニンまだ若さを感じるくらい。後味にチョコを感じる。
1990年ヴィンテージ。
やや濁りが見える。色はガーネット色。濃い目の色合い。
1995年と比べて、濁り以外、色は大きく変わっていないよう。
香りは、1995年より閉じている。煮詰めた香りcottoは栗の感じに出ている。フルーツの香りも残る。他、ミネラル臭、カフェ、キナchina、タバコ、ブイヨンbrodoなどの他、一瞬、納豆風の香りを感じる。(日本人にしかわからないよね~。)開くまでにかなり時間がかかり、複雑で、わかりにくいワイン。
味は、アタックに一瞬甘さあり。ボディあり。酸がかくれるくらいの塩味、果肉の厚さcarnosita’を感じる。味の強さ、奥行き、持続性ありで、最後は、インク、バルサム臭balsamicoなどが残る。
1990年の方が複雑でわかりにくい。しかし、面白さがある。



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