在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Anima Umbra 2008 Arnaldo Caprai

2017-08-14 21:13:24 | Marche, Umbriaマルケ、ウンブリア
Anima Umbra 2008 Arnaldo Caprai




カプライは、世界的に有名なウンブリアのワイナリー。
ウンブリアのワインの歴史の一端を担ったとも言える。
彼らのワインの、トップのものなら10年単位でとっておくことはあり得るが、ベースのものをとっているのは友人ティート(笑)



猛暑から、びっくりするくらい涼しくなったので赤でも、と開けたが、だいぶ冷やした。
(どのみちグラスに注いだ瞬間、温度はすぐ上がる)

若干アルコール臭が強く、熟成香がでているのだが、悪くない。
熟したサクランボからコンフィ、カカオ、チョコレートなどの香りが出始め、甘いスパイスなど、モダンな熟成香が出ている。
酸味ほどほど、重たさはなく、持続性も悪くない。
ちょっと冷やして、タンニンが出るくらいが丁度いい。
モダンなワインでも丁寧に造っていれば結構もつ。なかなか美味。
+++(+)

Veltriner 2009 Kuen Hof

2017-08-14 21:05:08 | Trentino Alto Adige アルト・アディジェ
Veltriner 2009 Kuen Hof



白は、少しというよりかなり経って飲むのが好み。

人様がバカンスで忙しい(笑)時、ローマでテキトウに仕事も入るので、のんびり。
こんなにのんびりは久しぶり〜
よそ様はみんなバカンスだから、いろいろな連絡も強制的に滞り、できることは限られる。
そこで、友人パオロを夕食に呼んだ。

猛暑は去ったとはいえ、白、それも古いのを開けよう、ということでパオロが持ってきたのがこれ。

パオロの好きなワイナリー。
私ももちろん好き。

すぐにイドロカルブーロ(炭化水素)がどーーーんと出る。
一瞬、リースリングを思い浮かべるが、全然違う。
リースリングはここまで強くない、というか、ここまでどーーーーんとは出ない。

かなりふくよか。
柑橘、柑橘の葉、香草などに、海の香り、牡蠣の香りも混じる。

酸味はそれほどきつくなく、それより塩味がかなり強い。
じわじわっと後味が出てきて、一瞬モモの香りが出てきたたかと思うと、綺麗に続く。
++++