うさぎ堂鍼灸院の日記

横浜市青葉台と新大久保にある、鍼灸&アロママッサージ・うさぎ堂院長のブログです。

腰痛

2009-02-26 21:53:03 | いろんな症状
鍼灸治療といえば腰痛、というぐらい認知度の高い物ですが、本当に良くなりますよ。治療と一緒に予防策に取り組めば再発の心配も無し。腰痛で悩んでいる方は是非一度おいでください。そのまま取って置いても良いことは何も無いと思いますし、早く治しちゃいましょう。

凝りきった腰を色んな角度からほぐすのが治療ですることで、痛みがなくなった後はその方の姿勢の取り方や動かし方次第で再発せずに済むようになります。腰痛体操を一日何分しなさいとか、筋トレをしなさい、とかではなくて、姿勢の取り方にそもそもの原因があるのです。

「腰痛の作り方」と言えば分かり易いかもしれませんが、腰痛を引き起こす姿勢がその方の動作には必ず含まれています。だからきちんと腰痛が起こるのです。この姿勢を改善していけば、それに伴って筋肉のバランスも変わり、慢性的な腰痛が消えるのです。

私は腰痛持ちではありませんが、例えばヒールの高い靴で20分ぐらい歩いてみたり、ガンガン階段を一気に下りてみたりすると腰痛がたやすく出来上がります。ついでに首が痛くなったり、さらに翌朝寝違える自体に陥ったりもできます。それから中腰での動作を何度も繰り返したり、ずっと同じ場所に動かずに立っていたり、パソコンとおへその角度が真っ直ぐではなく、しかも片足を椅子の座面に立てていたりしても数時間後には腰痛になりますが、「ある事」をするとその日の内にすっかり取れます。

この「ある事」は人間らしい動作その物です。さて、なんでしょう?
次回のアップまで、考えてみてください

3月22日 セルフマッサージ講座

2009-02-25 19:07:20 | 初めての方へ
毎月数箇所で開催されているインザルームの教室とは別に、今月末は小田急新宿店ガイアで美顔マッサージ(既に定員)、来月22日(日)は丸井有楽町店8階フィールドで、ランニング後のセルフマッサージと題して、ふくらはぎから下のオイルマッサージ法をご紹介します。

以前、柏のセントラルスポーツでも同じテーマでやったことがありますが、床にヨガマットを敷いて、実際にご自分の足にマッサージをしてもらいます。見ているのとやってみるのでは大違いで、片足を終わった後にまだやっていない方と比べるとものすごい違いを感じますよ。いつもの教室ですと、生足を出して・・・というのはなかなかできないのですが、今回の会場は売り場からは隔離されている個室ですので、思う存分やっていだけます。ジャージなど、膝まで出せるズボンに履き替えると良いと思います。着替える場所もありますよ。

マッサージの仕方をお教えする前に、オイルマッサージを自分でブレンドしてもらいます。これはお持ち帰り頂きますので、その日に習った事をすぐに試してもらえます。

ランニングライフを末永く楽しむためにも、走り続けられる身体のメンテナンスを覚えておくのとおかないのでは大きな差が出ます。10分程度のちょっとしたマッサージで簡単に取れる疲れをそのままにしておくから故障に繋がってしまうのです。この方法は膝・足首はもとより、腰痛予防にもなります。ご興味がある方は直接お申込み下さい。お電話・メールでのお申込みは受けていないそうで、お手数ですが直接店頭でお願い致します。

詳細は下記のホームページをご覧下さい。内容は抜き出しておきますね。
私だけ顔写真がありません(笑)。
http://www.0101.co.jp/yurakucho/leaf/event.html

マッサージオイルを使用し、ランニング後のセルフマッサージを実習
形式でレッスン。植物油をベースに、運動前のコンディショニングや、
運動後の筋肉のケアに良いとされる精油をブレンドしたマッサージオ
イルを作ります。どの筋肉に、どのようにアプローチするかなど、効率
の良いセルフケアをランニングライフに取り入れてみてはいかがですか。

3/22(日)16:00~17:30
レッスン料:2,000円(税込)/90分/定員:15名

講師:山本 綾乃(JAA認定アロマインストラクター/鍼灸あん摩マッサージ師)
持ち物:膝まで上がるボトム、タオル(着替えフィッティングルーム有り)
※ご予約は1Fインフォメーションカウンターで承ります。






ルームフレグランス

2009-02-21 20:40:33 | アロマセラピー
今日のお昼、錦糸町のin the Room にてアロマ教室をしてまいりました。リピーターの方と初参加の方が混じってのルームフレグランス作りがテーマでした。

精油をお部屋で香らせるには、アロマライトやアロマポットなどを使うことが一般的ですが、水とアルコールを混ぜた物に精油を数滴落とすだけでルームフレグランスが出来上がります。慣れると本当にあっという間にできてちゃいます。

今日の教室ではもう一ひねりして、「どこで」「どの時間帯に」使うのかを決めてから、目的に合わせて香りを選ぶことをやってもらいました。精油には大きく分けてリフレッシュする香りとリラックスする香りがありますから、どのシチュエーションで使うかによって香りの選び方が変わってくるのです。お好みの香りで作るルームフレグランスも悪くないですが、目的に合わせて選ぶという事を通してアロマセラピーを日常に使いこなす幅が広がります。

いざ香りを選ぶ時間になると、皆さんとっても真剣。すぐに決まる方がいる一方で、そうでない方にはイメージを伝えてもらって「これとこれが合いますよ」などとアドバイスをしていきます。

この教室はアロマセラピーグッツを販売しているガイアがスポンサーとして入っていますので、高額なラインの精油が普通に使えます。すっごいお徳なんですよ。1本2万円近くするローズオットーも含まれていますし。そして、今日の一番人気の香りはジャスミンでした。この甘みの強い香りを軸にそれぞれが違うブレンドに挑戦していましたが、出来上がった物はどれもがステキなブレンドになっていました

検査はすれども・・

2009-02-17 18:58:36 | いろんな症状
生理痛を「とりあえず薬」ではなく、ご自分で体調を知る方法を書いてきましたが、予防には殆ど感心のない割に、検査にはちゃんと行かれるタイプの方は案外多くいます。

例えば子宮検診を例にとってみますと、「30歳も過ぎたし、子宮検診だけは受けておかないと」と一念発起して婦人科へ行かれます。検診を受ける事自体は賛成ですが、そこで微妙な何かが見つかったとしても「まだ大丈夫だから経過観察なの。しばらくは様子見で」と、本当に様子を見ているだけで次ぎの検診まで何もしない方ばかりです。

子供時代は別として、ある程度体ができてから身に降りかかる病気は、かなりの確立で生活習慣の上に形成された物です。言い換えれば、「自分で作ってきた産物」ですから、「様子見」の期間にやるべきことは生活習慣を変える事、その原因がどんな生活習慣から起きているのかを徹底的に振り返ってみる必要があるわけです。

ご自分の行動パターン、思考パターン、住居環境、職場環境などなど、些細な事をイチイチ拾い上げてみるのです。その中で原因を見つけられるはずです。

「様子見」と何もアクションを起こさずに過ごすその期間がなんと勿体ないことか。虫歯と同じで、軽いうちに治せば体も治ります。骨も含めて細胞は3ヶ月後には全く新しい物と入れ替わっているのですから、その期間に違う要素(習慣)を取り入れてあげれば、以前よりも質の良い状態に置き換わる可能性は大です。

うさぎ堂へいらっしゃる方々には、「その病気を起こし易い生活習慣はこういうことですよ。やってませんか」というような話はちょくちょくしています。そうやって治療と平行して生活習慣を見直す事で、次々に生まれ変わる細胞に良い条件を付けていくことができます。そうすると最初に来た時の症状が軽減したあとも、再発しないで済むようになりますから、後はセルフケアで頑張ってもらおうということにしています。

とにかく。ご自分の体を知ることにもっと興味を持ってください。お薬任せ、お医者任せはダメですよ

PMS(生理前症候群)にも「座浴」

2009-02-15 22:53:59 | いろんな症状
生理痛予防シリーズでお届けしていますが、前回ご紹介した「座浴」=お尻だけを熱めのお湯につける方法が何故良いのかをまず説明しますね。全身を湯舟に入れて温めるよりも効果的な理由をお話しましょう。

お風呂に入る時、「ちょっと熱いな。大丈夫かな」と思いながら、足からソロリソロリとお湯に沈んでいって、お尻の辺りにきた途端「あちっ!」となりませんか?全身の中で一番熱いと感じる部位=一番冷えているわけで、しかもその内部には大事な大事な生殖器官が内蔵されている場所ときています。ですから、その一番冷えている部分だけを熱めのお湯につけることで、一気に冷えを取ろうという作戦です。一番冷えている所が温まると、それにつられて全身も温まりますので湯舟につかるよりも手軽ですから一度お試し下さいませ。

さて、この座浴を日常的に使ってPMSになるのを防いでいる方がいます。もともと私のアロマ教室にいらしていた方ですから、アロマセラピーを日常生活の色んなシーンに取り入れる事に積極的です。香りを楽しむだけでなく、セルフケアになるのがアロマセラピーの利用価値の高いところです。

PMSとは生理前におこる様々な不調を指します。30代後半のこの方は、全身倦怠とめまいの為に排卵の頃1~2日起きられずに会社をお休みしてしまったり、気持ちも不安定になってしまうことが多く、生活に支障が随分出ていました。秋ごろからうさぎ堂へは通っておられますが、治療を繰り返すうちに寝込む事は殆ど無くなり、嬉しいおまけとして体重がかなり落ちて去年パンパンだったブーツに隙間が出てきたそうです(治療を続けていると痩せる事はよくあります)。

だいぶ調子がよくなってきたので、適度な運動と自分で体調をコントロールしていく習慣を現在身に付けておられる最中ですが、調子が落ちそうな時にはこの座浴を続けると良いそうで、とても気に入ってもらっています。

精油と荒塩がなくても、桶とお湯さえあればできますからお気軽にどうぞ。精油を使う利点は、どの精油を使うかを選ぶ工程がその日の体調を自覚する上でとても役に立つからです。自分の体調パターンを知る良いきっかけになるのでお勧めしています。


生理痛予防とアロマセラピー

2009-02-13 17:03:04 | いろんな症状
リラクゼーションの代名詞、アロマセラピーは生理痛には本領発揮です。

生理のトラブルの多くはストレスと慢性の冷えが原因となっている場合が殆どでして、体をほっこり温めて、気分を楽にしてあげればたいていの痛みは軽減します。ですので、温めながら気分良くなればいいのであって、それにはお湯を使ったアロマセラピーが威力を発揮します。

湯舟に精油を落とすやり方もありますが、生理前のイライラ(PMSの一つ)、生理痛などなど、生理のトラブルに限定して言えばもっと効果的な方法があります。それは、「座浴」といって、お尻だけをお湯につける方法です。要は骨盤内を温めるわけです。

まず、大きめの(お尻の入る)たらいなどを用意して下さい。上半身は着衣のまま行ないます。冷えちゃいますからね。

少し熱めに感じるお湯を用意し、荒塩大さじ1、精油3滴をお湯に混ぜます。荒塩と精油は事前に容器に入れて、シャカシャカしておくとよく混ざって良いです。精油だけをお湯に落とすと、水面に原液が浮かび、陰部などの粘膜部分に直に付く恐れがありますからあまりよろしくありません。

ここで使う精油は温める効果の強いローズマリーや、ホルモンバランスを整えるゼラニウムなどがお勧めですが、ご自身の大好きな香りも捨てがたいですね。やっぱりリラックスできるのが良いですから、効能に惑わされず、自分が「いいな」と思う直感で選ぶべしです。

時間にして5分程度、お湯が冷めると逆効果ですから冷める前に熱いお湯を足すか、やめるかしてださいね。以上を生理前の一週間は続けてみてください。もちろん毎日やってもいいですよ!

次回は「座浴」でPMSが軽減したというお話をご紹介します

生理痛予防には「すね揉み」

2009-02-11 18:00:01 | いろんな症状
前回からだいぶ経ってしまいましたね。2月に入ってから、初めてうさぎ堂を訪れる方がだいぶ増えております。寒い季節の一番最後ともなってくると、これまで堪えられた不調が一気に花咲く(咲かないで欲しいんですけどね)感じです。毎日毎日患者さんには「冷やさないでね」をずっと言っています(笑)。

さて、生理痛予防シリーズの続きです。前回は服装でできる予防の仕方でした。腹巻を書き忘れましたが、レッグウォーマーと並んで温め効果抜群です。是非お試しください。

今回は自分でできるマッサージのご紹介です。
ふくらはぎの内側の骨沿いを骨にかかる感じでモミモミしてみてください。内くるぶしから始めて上に進みましょう。膝までしっかりやると良いですよ。

生理痛がある方や冷え症の方は激痛がするはずです。ま、ご自分でやると甘くなりますから、「痛いかも?」程度でしょうが、治療の後にお教えする際にちょっと揉みますと皆さん大変痛がりますね。

この部分には内蔵もなけば、目や鼻などの感覚器官もございません(笑)。ですから、ゴリゴリやっても大丈夫。どんなに痛くても頑張って揉みほぐしてみてください。続けていくとだんだん痛く無くなってきます。オイルマッサージにするともっと楽に手が入りますし、気持ち良さが味わえますのでこちらもお勧めです。

生理痛がひどい方はこの辺りを毎日お風呂の中ででも揉みましょう。生理前は特に念入りにどうぞ。

次回は生理痛予防・アロマセラピー編をご紹介します。

生理痛対策は冷え予防から

2009-02-03 22:55:33 | いろんな症状
さて、今回は自分でできる生理痛予防策です。

まず一番大事なのは冷えない事です。毎度の事ですが、冷えは女性の大敵です。生理が始まる一週間ほど前から特に気を付けると準備万端です。この時期は足が常に温かであるようにしてみてください。

洋服で工夫できることからお話しましょう。冷え易いストッキングは止める。ナイロン製の靴下よりはコットンのように汗を吸い取るもので、膝下までの長い靴下が望ましいです。

そして、靴下とくれば靴にもこだわっていただきたい。この時期は身体が緩んで、仙腸関節の辺りも月経血排出の為に広がりを持つ時期です。ですから、ヒールの高い靴でガンガン歩く、階段を下りる、走るなどの刺激を沢山送ってしまうと、この部分が緊張し始めます。そうなるといざ出血となる時にとても痛みを伴うようになります。それが生理痛の代表格である生理時の腰痛を引き起こす大きな原因です。

靴下を履くとなると、スカートではなくズボンがいいですね。スカートは内腿がスースーしてしまい、骨盤内を冷やし易いのでこの時期はお休みしましょう。「毛糸のパンツを履くから大丈夫だもん!」とお思いでしょうが、膝上ちょっとのところも冷やしてもらいたくない場所なのです。膝上スカートだと完璧に出てしまうところです。

ここは「血の海」と書いて「血海(けっかい)」というツボがあります。子宮は血を貯める場所ですから、ものすごいダイレクトに影響します。ここを鍼の先にお灸を付ける「灸頭鍼」という方法で温めてあげると、「こんなところが冷えてたんですね~。気持ち良かったぁ」と皆さん幸せそうです。

もっとポイントを言ってしまえば、足首を露出するのは自殺行為にも等しいのです。詳しくは次回また。