龍一京/瓜生章の活動日記

作家龍一京/瓜生章の日々のあれやこれやを綴っています

地震の脅威とちょっとした心遣い

2016年04月16日 | 日記
今眠い目をこすりながらパソコンに向かっています。一昨日熊本市内を中心とする大きな地震が起きて、昨日は熊本から大分にかけてM7,1という地震が起き、家屋の倒壊、主要道路の分断、トンネルの崩落、橋の崩壊、地すべりなどなどの被害と共に、人名まで奪われるといった最悪な大惨事が起きています。さらに、今朝、阿蘇山の中岳が噴火をしたといいます。さらにさらに、地震は大分県の由布院から別府方面の温泉地にまで移ってきて、死者まで出しています。私の出身・ふるさとは別府

であることから、熊本、別府、湯布院およびその近辺に知り合いが多くいます。そんなこともあってテレビの画面に釘付けになリ寝不足です。おかげさまであちこち知人に連絡を取り、無事が確認できてホッと胸を撫で下ろしたところです。知人の中には、一見隣の家が潰れ全壊したといった話もあり、家の物が吹っ飛び、ガラスは破れ、タンスなどの家具はほとんど倒れ、テレビは宙を飛び、冷蔵庫は端から端まで転がリ、上から物が降ってくるなど、それは恐怖という以外言いようがないと話し

ていました。
この恐怖を取り除きたいと思ってもそれは不可能です。私たち人間個人にできることといえば、自分でまず自分の身を守ることを、日常から気をつけておくくらいしかありません。ただ、実際に大きな出来事に遭遇したとき、「冷静に行動しなさい」

といっても、なかなか冷静になれず慌ててしまうのが人の本音なのです。ただ一つ言いたいことがあります。それはテレビのアナウンサーなりキャスターという人の喋り方です。もちろん誰もが必死になって現状を伝えようとしているのはわかります。その点は感謝しているのですが、被害に遭った人や行政機関の職員などに直接話しを聞く場面で、キャスターなりアナウンサーが聞きたいことを整理せずに質問をするため、延々同じ質問を繰り返す。テレビにかじりついている者としては、同じ

現場の映像、何時間も前の映像を繰り返し繰り返し見せられたり、死者の親族などに「今の気持ちは」などと聞く。遺族は悲しいに決まっているし、ただ、呆然としてどうすればいいかわからない。それが本当の気持ちだろう。リアルさを映像で知らせようとするためだと思うが、現在進行中の災害では、テレビのこっちにいるものとしては、そんな遺族の気持ちなど聞きたいとも思っていない。それよりもっと災害に対する情報はもちろん、人に対する情報をどんどん流してほしいものである。命

を張って現場に赴いているアナウンサーやキャスターの方には申し訳ないのだが、被害者の心をさらに悲しませるような質問は極力避けてほしい。これはお願いである。   ではまた。   一京。


一口メモ……心無い質問は相手の反発を買うだけである。

































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