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後期高齢者医療制度-4野党が廃止法案を衆院へ提出ー

2008-03-01 08:04:03 | 国内政治
後期高齢者医療制度
4野党が廃止法案
衆院提出

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 日本共産党、民主党、社民党、国民新党の野党四党は二十八日、四月実施予定の後期高齢者医療制度を廃止する法案を、衆議院に提出しました。日本共産党から高橋千鶴子衆院議員が参加し、衆院事務総長に法案を手渡しました。

 同制度は、七十五歳以上の高齢者を、現在加入している国民健康保険や被用者保険から切り離し、後期高齢者だけの医療保険に組み入れるというもの。保険料が年金から天引きされるとともに、受けられる医療の内容も、それ以下の年齢の人と比べ制限されます。

 二〇〇六年、自民、公明両党が強行した医療改悪法で導入が決められました。制度が知られるにつれ、「年寄りは死ねというのか」などの怒りが広がり、中止・撤回や見直しを求める地方議会の意見書も、二十一日までに五百十二に達しています。

 四野党の法案は、後期高齢者医療制度の導入そのものを撤回させる内容。同じく四月から実施される予定の七十―七十四歳の病院窓口負担の二割への引き上げ(現行一割)や、六十五―七十四歳の国保料(税)を年金から天引きする改悪についても、中止するとしています。

 四野党が共同で法案を提出するのは、昨年の参議院選挙後、衆院では初めて。法案提出後の記者会見で、高橋議員は「国民の怒りを背景に、政府・与党も実施前から『凍結』を言わざるを得ない。制度の破たんは明らかだ。法案提出を契機に、中止に追い込むため大きく声をあげていきたい」と述べました。

(出所:日本共産党HP 2008年2月29日(金)「しんぶん赤旗」)

“治療が半分になる”
後期高齢者医療制度に批判
都内でシンポ

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 老人医療に携わる病院などで構成する「老人の専門医療を考える会」(会長=平井基陽秋津鴻池病院理事長)が二十三日、都内で後期高齢者医療制度を考えるシンポジウムを開きました。現場の医師らから、「国民が知らないまま制度を導入し、本当にやっていけるのか」など、不安や批判の声が相次ぎました。

 同制度では、七十五歳以上とそれ以下の患者とでは、診療報酬(医療の値段)が“別建て”となります。基調講演を行った平井会長は、「後期高齢者診療料として診療所に支払われる医療費は、一人当たり月六千円程度だ」と指摘。自身の病院の場合で計算すると、この値段では現行の半分相当の治療しか行えないことになるとして、「どちらかといえば医療を制限する方向に向いている」と、同制度に疑問を投げかけました。

 北海道・南小樽病院の大川博樹病院長は、同制度を定めた「高齢者の医療の確保に関する法律」が、「医療費の適正化」すなわち医療費の削減を目的にうたっていることを告発しました。大川氏は、現在七十五歳の高齢者は戦後の日本の発展を支えてきた世代であることを指摘し、「この方々に大きな影響を与える制度づくりを、財政的見地からだけの議論で行ってよいのか」と厳しく批判しました。

(出所:日本共産党HP 2008年2月25日(月)「しんぶん赤旗」)
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イージス艦衝突ー軍事優先・隠ぺい体質・徹底究明が必要ー

2008-03-01 07:59:35 | 国内政治
イージス艦衝突
軍事優先・隠ぺい体質
徹底究明が必要
志位委員長が会見で強調

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 日本共産党の志位和夫委員長は二十八日、国会内での記者会見で、イージス艦による漁船衝突事故の防衛省の対応について問われ、「防衛省・自衛隊の軍事優先体質、隠ぺい体質は根深いものがある。この二つの大問題を国民の立場で徹底的に究明するのが国会に課せられた重要な仕事だ」と強調しました。

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 志位氏は、「軍事優先体質」の問題について、イージス艦が漁船発見後も回避行動をとらなかったことや、艦長が「あの海域で漁船が多い状況だったことを理解していなかった」と話していることを指摘。「なぜこういう軍事優先の体質が生まれたのか、どういう実態なのか。徹底して究明する必要がある」とのべました。

 「隠ぺい体質」の問題では、防衛省は当初、漁船を発見したのは衝突の「二分前」と発表。その後、「十二分前」と変え、その情報も丸一日公表しませんでした。また、海上保安庁にも断らずに、航海長の事情聴取を行い、その事実も伏せ、事情聴取の内容も「覚えていない」(増田好平防衛事務次官)と語っています。

 志位氏はこうした問題からみえるのは、「都合の悪いことはすべて国民の目から覆い隠していることだ」と批判しました。

 志位氏は一九八八年、海上自衛隊の潜水艦「なだしお」が釣り船に衝突した事故のときにも、潜水艦が回避行動をとらずに事故を引き起こし、その後も、航海日誌の書き換えというねつ造が問題になったとのべ、「軍事優先と隠ぺい体質が今日においても変わらず、いっそうひどくなっている」と指摘しました。

 その上で、「真相究明の過程の中で、次の段階として、当然、石破茂防衛相の責任の究明が必要になってくる」とのべました。

航海長の参考人出席を
無断聴取解明へ井上氏 同席幹部も

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 日本共産党の井上哲士議員は二十八日の参院外交防衛委員会で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が漁船「清徳丸」に衝突した事件について質問し、政府の対応をただしました。

 防衛省は事故発生後、海上保安庁に無断で、あたごの航海長をヘリコプターで東京都新宿区の同省に呼び、事情聴取。これには、石破茂防衛相をはじめ事務次官、統合幕僚長ら最高幹部が当たっていました。

 石破氏は、自らが求めて大臣室で幹部とともに直接聴取したことや、航海長が自筆のメモを持って事情を報告したことを明らかにしました。

 石破氏はさらに、清徳丸発見については、聴取の場では「二分前」という情報以外は報告されなかったとのべ、航海長自らが当直士官だった「十二分前」の発見という情報は示されなかったことも判明しました。

 井上氏は、事故当事者の航海長を捜査開始前に現場から秘密裏に連れ出して会合するというやり方は問題があると指摘。「国民の疑問にこたえるためには、航海長や事情聴取した海上自衛隊幕僚長も政府参考人として国会の場で説明すべきだ」と求めました。

(出所:日本共産党HP 2008年2月29日(金)「しんぶん赤旗」)
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