２０歳年下の旦那様☆

よし乃さんの所に毎日必ず２０歳くらい年の離れた男性が、お見舞いに来るのだか喧嘩を売りに来るのだか解らない態度で通ってきます。

「りゅうちゃん、テレビの券１階の売店で買ってきておくれよ」

「え！ばばあもう無くなったのかよ～・・・昨日２枚買って置いといただろう？・・・ここにあるじゃ～ないか、良く見ろよ」

「じゃ～何か甘いもの買って来ておくれよ」

「食事前にそんなものばかり食っているから食事が食えなくなるんだよ、てめーの為に俺が先生にいつも怒られているんだぜ」

そう言いながら掛布団を治したり、周りを片付けたり・・・・(なんて優しい息子さんなんでしょう)

「ばばあ　洗い物はこれだけかよ、きったね～指で撮んで帰ろうかな～・・俺もう帰るから・・甘い物は団子で良いんだろう？」

「団子の餅で咽喉詰まらせようと思っているんだろうが、そうはいかないよ、お饅頭にしておくれ」

このやり取りの面白さ、口でけなしていても暖かな信頼が通っている・・・(いいな～こんな会話久しぶりだな～)

彼が帰ってから「素敵な息子さんですね～」って言ったら

「あら嫌だ・・主人ですよ　　年が２０も離れているから良く間違われるけどね」

え！！！・・・・冗談は顔だけにして欲しいわ～！

それにしてもどうしたらあんなご縁が出来るのかしら、うちのクライアント様たちに爪の垢煎じて飲ませたいわ

桃寿

　

玲子さんとよし乃さん

始め「個室しか空いていませんので、個室に無いますが」と言われ、こちらもその気でいたのに・・・・

朝の光が部屋に入り周りがみっる頃になりましたら、、、５人部屋でした

８７歳～９８歳のお年寄りばかりで皆さん私を見て「若い方は良いわね～」と言ってくださるので満ざらでもない気分です☆

同室の向かい合わせに玲子さんとよし乃さんと言う患者さんが居りますがこの掛け合いが中々のもので楽しませて頂いています

例えば玲子さんが携帯電話をしてあいてがお話し中のブザーを鳴らしているのに「もしもしもしもし」と、声をかけています

すると向かいのよし乃さんが自分の携帯を出して「もしもし」と言い出したではありませんか！

「もしもし、あなたどちらさま？」

「どちら様っておっしゃっても、あなたからお電話頂いたのよ」

「まあ、じゃ～美千代さんでしょう？この間はお電話有難う」

「みちよさんは３年前に亡くなりましたよ、あなた少しへんよ」

二人とも少し認知が入っているうえに耳が遠いらしく大声ではなしています

お互いに電話切って首かしげていたけど・・・電話はお話し中で先方は出ていませんでしたから

それよりお部屋で電話をかけてはいけないって看護師さんにまた見つかったら怒られても知らないから

桃寿

入院体験記(救急車に乗せられて・・・)

２／８日夕方いつも通りバタバタしていると、以前より痛かった右足の付け根が又痛み出し・・・・

今回は丸太ん棒の様に動かなくなってしまったので兎に角、何時も通っている順天堂に運ばれましたが

空きベットが無くあれこれ探して、やっと決まった頃はもう、夜は明けてカレンダーは９日になていました

その間、疲れて眠いでしょうに下の娘が最後まで付き添い、手続きなどしてくれていました。

急な事で、仕事の依頼分のキャンセルや、すでに振り込まれている金額を相手の口座に返却したり・・・

そちらの始末は上の娘がＰＣでお詫びの連絡を取ってくれていました☆

持つべきものは家族だと(二人の娘が分担して片付けてくれた時には)私に娘がいてほんとーに良かったと感謝しました。

こんな訳でこれからしばらく病院暮らしを始めます

どうかご心配なく、面白いお話が有ったら又、おしらせしますから・・・・

桃寿