ツイッターで政策伝えるトランプ氏の手法 批判強まる
1月7日 6時59分
アメリカのトランプ次期大統領は6日、不法移民の入国を防ぐため、メキシコとの国境に壁を建設するとしていることに関してツイッターに投稿し、重要政策を詳しい説明もなく一方的に伝える手法は混乱を招くとして、アメリカ国内で批判が強まっています。
アメリカのトランプ次期大統領がメキシコ政府の費用で国境に壁を建設すると主張してきたことについて、アメリカのメディアは、議会などの情報として、費用がアメリカの予算に盛り込まれる可能性があると伝えています。
これについて、トランプ氏は現地時間の6日、「不誠実なメディアは、巨大な壁を築くための費用はあとでメキシコが支払うということを伝えていない」とツイッターに投稿しました。しかし、根拠などについては一切、説明しませんでした。
トランプ氏は、選挙で勝利したあと、一度も記者会見を行わない一方、連日、ツイッターで発信を続け、ことしに入っても、北朝鮮をめぐって中国を厳しく批判したほか、トヨタ自動車がメキシコに建設する工場についても批判しました。
ケリー国務長官は6日、ABCテレビのインタビューで、「政策の選択上の複雑さがツイッターの140文字で十分に伝えられるとは思わない」と述べ、重要政策を詳しい説明もなく一方的に伝える手法は混乱を招くとしてアメリカ国内で批判が強まっています。
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