国際宇宙基地で一時、ロシアの全コンピューターが停止
2007年06月15日11時06分
米スペースシャトル・アトランティスがドッキング中の国際宇宙ステーション(ISS)で、ISSの姿勢や、酸素や水の供給装置の制御を担うロシアの3系 統のコンピューターが不安定になり、一時はすべて止まる異常事態が13日に起こった。一部は14日朝に復旧したが、残りは停止したままで、15日に再起動 の作業をする。
米航空宇宙局(NASA)によると、ISSでロシアの全コンピューターが停止する事態は初めてだが、「危険な状態ではない」としている。アトランティスのドッキング後に設置した太陽電池パネルを、ISSの電気系統に接続した際に生じた「雑音」が原因とみられる。
15日にはアトランティスの機体で耐熱材がめくれた部分を修理する船外活動が予定され、この修理のためアトランティスの飛行期間はすでに2日間延長されている。AP通信は、コンピューター停止が続いた場合、NASAはドッキング期間の再延長も検討している、と伝えた。
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