保守記事.79-4 真の民主主義とは

イラン抗議行動で死者　民兵組織と衝突、発砲

　【テヘラン＝松尾博文】イランの首都テヘランで15日夜、大統領選で改革派のムサビ元首相を支持した市民がバシジ（人民動員軍）の銃撃を受け、１ 人が死亡、数人が負傷した。大統領選挙の結果に抗議する大規模集会の参加者の一部が散会後にバシジの事務所を襲撃、バシジが発砲した。改革派の抗議行動で 死者が出たのは初めて。政権との緊張が一段と高まる可能性がある。

　バシジは志願制の民兵組織。目撃者によると、ムサビ氏の支持者グループが日没後、バシジの事務所が入るビルに押し寄せ、火を放つなどしたためバシジ側が屋上から銃で応戦した。死亡した男性は頭部に銃撃を受けたという。

　イスラム革命体制の熱狂的な支持者であるバシジは、改革派の押さえ込みで治安当局に協力。15日早朝にはテヘラン大学の学生寮を襲って多数の学生を拘束、施設を破壊し、改革派の強い反発を招いている。 (10:46)

イラン騒然、大統領選抗議デモで初の死者

１５日、テヘランで、車に火をつけて抗議するムサビ元首相の支持者ら＝ＡＰ

　【テヘラン＝久保健一】イラン大統領選の選挙結果を不服とする改革派ミルホセイン・ムサビ元首相支持派の抗議集会が開かれていたテヘラン中心部で１５日夜（日本時間１６日未明）、デモ参加者の男性１人が銃撃され死亡した。ＡＦＰ通信などが伝えた。

　数人の負傷者も出たという。１３日から始まった改革派の抗議行動で死者が出たのは初めて。大統領選をめぐる混乱が一層拡大する可能性が出てきた。

　同通信が伝えたところでは、男性が射殺されたのは、当選したアフマディネジャド大統領支持派の民兵組織「バシジ」の事務所前。民兵とみられる男が、事務所屋上から男性の頭部を狙撃したという。

　抗議集会は、革命広場からアザディ広場にかけての「革命通り」で行われ、１０万人を超す支持者が集結した。反政権の抗議デモとしては、親米のパーレビ王政が打倒されたイラン革命（１９７９年）以降、最大規模とみられる。

　集会の後半になって、警官隊が催涙弾を発射、参加者が火を放ったタイヤなどから黒煙があがるなど、騒然とした空気に包まれた。

（2009年6月16日11時40分  読売新聞）

イラン大統領選抗議デモ、発砲で1人死亡との情報

イラン・テヘラン（Tehran）で、建物の屋上に立つ武装した男性（2009年6月15日撮影）。(c)AFP

【6月16日 AFP】マフムード・アフマディネジャド（Mahmoud Ahmadinejad）大統領が圧勝したイラン大統領選に抗議してイランの首都テヘラン（Tehran）で行われていた大規模抗議デモで15日、デモ隊と当局側が衝突し、目撃者によると参加者の1人が撃たれて死亡、数人が負傷した。

　イラン人カメラマンが匿名を条件にAFPに語ったところによると、発砲があったのはイスラム防衛民兵部隊「バシジ（Basij）」のテヘラン基地正面で、バシジ側が発砲したという。死亡した参加者は頭を撃たれていたという。

　現場をとらえた写真には、ヘルメットをかぶり武器を持った私服の男たちが、施設屋上から群衆に向けて銃を構える姿が写っている。カメラマンによると、参加者はこの男たちからの発砲で死亡したという。

　現地のAFP記者も、警察が抗議デモ参加者と衝突し、群衆が逃げていく様子を目撃したと語った。また、複数の銃声が聞こえ、市内中心部の広場上空には黒煙も見えたという。

　数十人のデモ参加者が、バイクやタイヤ、ごみ箱に放火するなどし、警官隊は催涙ガスで鎮圧にあたっている。

　複数の目撃者がAFP記者に語ったところによると、抗議集会の終わりごろ、武装した私服の男たちが人びとに向け銃を発砲し、衝突に発展したという。この私服の男たちは警察の人間には見えなかったという。

　大統領選結果に対する抗議デモが拡大する中、選挙監視の最高機関にあたる護憲評議会（Guardians Council）はまもなく、ミルホセイン・ムサビ（Mir Hossein Mousavi）元首相が不正があったと申し立てている問題について、判断を示すと発表した。(c)AFP/Farhad Pouladi and Jay Deshmukh

保守記事.79　どうやら、おそがいことに。。。。
保守記事.79-2　また、イランことを。。。
保守記事.79-3　またまた、イランことを。。。