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保守記事.131-3-4 とかちつくちて!

2011-11-22 17:22:46 | 記事保守
2011年11月21日 14時27分

競馬場に集合したゲームのプロデューサーらが協賛のレースで優勝したカネサブラック号(松田道明騎手)と記念撮影

  若者らに大人気の育成ゲーム「アイドルマスター」と、ばんえい十勝が連携した公営競技初のイベントが20日、帯広競馬場で多彩に行われ、全国から集まった 「プロデューサー」(育成ゲーム参加者)ら約200人が踊って歌って競馬を満喫、競馬関係者もコスプレで参加して盛り上げた。不況知らずで多メディアに発 展する“萌(も)え系”ゲーム業界と、世界で唯一のばんえい競馬はアイドルの歌詞「とかちつくちて」を縁に関係が始まり、さらに絆が深まった。ばんえい関 係者とゲームファンは「来年も一緒に」と口をそろえた。

とかちむらの女性職員もコスプレで参加

  アイドルマスターはアイドルを育てるゲームで、アニメ、音楽、同人誌、イベントなど多方面に発展している。双子アイドル「双海亜美・真美」が歌う「エー ジェント夜を往(い)く」の歌詞「溶かしつくして」が「とかちつくちて」と聞こえることから「十勝」そして「ばんえい十勝」が注目され、新生競馬開始の 2007年からファンが競馬場を訪れている。

オッズパーク・ばんえい・マネジメントの広報担当もコスプレ

  昨年5月には亜美・真美に特化した同人誌イベントが十勝で開かれ全国から約300人が参加、競馬場でも4レースを協賛した。これに恩義を感じた競馬受託の オッズパーク・ばんえい・マネジメント(OPBM)は、アイドルを実際に派遣してもらう「リアル765(ナムコ)プロ企画」に応募して、今回の催しが実現 した。

 ファンは前日から競馬場に入って準備。全国から寄せられた花のスタンドで場内を飾り、各レースのパドックを紹介するテレビ映像にはアイドルが動画で登場 した。全12レース中9レースを協賛して第10レースの「ばんえいアイドルマスター記念」ではアイドルの声で「走るわよー」とオリジナルファンファーレを スタート前に流した。

誘導馬にコスプレで騎乗した寄木由紀厩務員

 メーンレースのパレード誘導馬には女性厩務(きゅうむ)員の寄木由紀さんが「恥ずかしいけどちょっとやってみたかった」とアイドルのコスプレで騎乗。この様子はインターネットのツイッターで瞬時に全国に発信、ツイート総数は午後5時で国内最多の2905件になった。

エージェントを踊る着ぐるみリッキーに大歓声

  神奈川県から参加のハンドルネーム・山本コヲコクさん(31)は「ばんえいとアイマス(アイドルマスター)は親和性が高い」、着ぐるみリッキーとステージ で踊った帯広の同・スズキPさん(21)は大声援を受けて笑顔。OPBMの新名貴之取締役は「来年もアイドルたちにお仕事をお願いしたい」と話していた。

 この日の競馬場は同時開催の「とかち食彩祭」との相乗効果で、4310人の入場者でにぎわった。


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