(2006年12月16日 10時55分)
世界的な伝道者ビリー・グラハム師(88)の銅像が13日、同師の故郷テネシー州ナッシュビルに設置された。 この街の路上から地の果てへと旅立った一人の伝道者が、その長い旅路で証し続けたキリストの勝利をナッシュビルの人々に再び宣言する。米紙クリスチャンポストが15日(現地時間)伝えた。
銅像は南部バプテスト連盟出版部ライフウェイ・クリスチャン・リソーシズの敷地に設置された。当日、グラハム師本人の姿はなかったが、実孫ウィル・グラハム師とフランク・ページ同連盟会長が除幕式に出席した。
ビリー・グラハム師は歴代の米国大統領に自ら聖書を教えたほか、町の片隅や大スタジアムなどで計1千万人の人々に福音を伝えた。
銅像の設計はワイオミング州の牧師で彫刻家のテリル・オブライアン氏。銅像のグラハム師は聖書を左手に持ち、両手を広げた姿勢で大きな十字架の前に立つ。
除幕式に参加したウィル・グラハム師は200人の出席者に、ビリー師、ルツ夫人とも健康で、当日はビリー師の目の診察のために病院に行ったと明か した。ウィル師によると、ビリー師は銅像の贈り物に感謝すると述べたうえで、このような名声を求めていたわけではないと話した。
ウィル師は式典であいさつし、「ここに集まった友よ、銅像は建ち、朽ちていくが、全ては神の御言葉のために成されるのです」と語った。
ビリー・グラハム師一家、墓地選びで「分裂」 | |
(2006年12月19日 18時25分) |
国際的なキリスト教伝道者、ビリー・グラハム師(88)が夫婦のための墓地選びで深刻に悩んでいることがわかった。 長男と次男の間で意見が分かれており、ビリー師の妻ルツさんは次男の意見に賛同しているためだ。米紙ワシントンポスト(13日付)が伝えた。
同紙は13日、今回の騒動が原因で「米国宗教界のロイヤルファイミリー」と呼ばれるグラハム家の家族関係に亀裂が生じていると報じた。ビリー師 は、過去63年を共にした伴侶ルツさんを選ぶか、同師の後継者と目される長男フランクリン師(53)を選ぶかという「ソロモンの選択」を迫られているとい う。
父親の後を継いでビリー・グラハム伝道協会の代表を務めるフランクリン師は、墓地の候補としてノースカロライナ州シャーロットに建設中のグラハム 記念図書館わきの敷地を主張している。一方、4年前からビリー夫妻の介護をしている次男のネドさん(48)とルツさんはこれに反対して別地を提案してい る。
フランクリン師は、図書館を訪れる人々に偉大な伝道家の生涯と精神を感じてもらいたいと話している。ルツさんはこれに対し「墓地が観光地の一部になってしまうのは避けたい」と話している。
【過去記事】保守記事.144 ファンダメンタル
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます