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保守記事.286-6 長い長い、選挙戦の始まり

2008-01-05 11:58:04 | 記事保守

米大統領選指名争い、「変化の風」で開幕 アイオワ州

2008年01月05日09時15分

 08年大統領選は「変化」への熱い思いで幕を開けた。全米に先駆けて3日、中西部アイオワ州で行われた党員集会は、ともにブッシュ政権のリセットと「希 望」を掲げた民主党のオバマ上院議員、共和党のハッカビー前アーカンソー州知事が勝利を収めた。参加者数も予想を大きく上回り、米国を変えたいという草の 根の意思が伝わってきた。

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米アイオワ州デモインで3日、民主党の党員集会で勝利を収め、支持者らの前で娘を抱き上げるオバマ上院議員=AP

■オバマ氏へ若者続々

 この日、州内約1800カ所で開かれた地区党員集会(コーカス)会場のひとつ、アイオワシティーの高校には、零下10度近い厳寒のなか、住民が続々と集 まった。民主党会場では開始予定の午後7時を回っても参加者が途切れない。ホールの客席をロープで仕切った「陣地」を、人々が埋めていく。

 集会開始が宣言され、陣地ごとに人数を集計。この第一幕で最も参加者を集めたのはオバマ氏で、2位がクリントン上院議員、3位がエドワーズ元上院議員だった。

 第二幕。全体の15%に満たない陣営は代議員を得られない決まりのため、その支持者の争奪戦が始まる。「そっちは死に票になるよ」「うちの方が主張が近いはず」。決めかねている有権者が舞台上から様子をうかがう。文字通り「劇場型」の草の根民主主義だ。

 1人説得に成功するたびにわく拍手。会場の中心に位置するオバマ氏の「陣地」が、じわじわと膨れあがる。

 クリントン陣地には高齢者、オバマ陣地には若者が目立つ。アレクサンドラ・レチュチーさん(18)は「大学ではみんな党員集会を話題にしているわ」。

 「あと3分」。司会者の宣言に、クリントン陣営からため息が漏れる。キャロル・ピルチャーさん(72)は「ベストを尽くしたが、他に行ってしまった」とうなだれた。

 第三幕の最終集計。オバマ陣営はリードを広げたが、クリントン陣営はエドワーズ陣営にも抜かれ3位に。オバマ陣営のジム・コンガーさん(67)は「この7年で多くのアメリカンドリームが失われた。他の誰よりオバマはそれを取り戻してくれる」。

 州全体で民主党の党員集会には23万人以上が参加。過去最高レベルだった前回04年のほぼ倍で、30歳以下の参加率は3倍だったとの情報もある。

■「脱ブッシュ」両党を制す

 「我々の目標は高すぎる、と言われた。皆さんは、冷笑家が『無理だ』と言っていたことを成し遂げた」。3日午後10時、州都デモインの見 本市会場。オバマ氏は約13分間の演説で「希望」という言葉を11回使った。「我々は一つの国、一つの民だ」。ブッシュ政権下の7年間で、共和党と民主党 支持層の二極分化が進んだ状況を意識し、統合を訴えた。

 アイオワ大学のコビントン准教授は「オバマ氏が勝ったのは、新たな票の掘り起こしに成功したから。肯定的なメッセージが人々を集会に向かわせた」と分析した。

 オバマ氏の「勝利演説」に集った支持者は若者が目立った。クリスティナ・ソラウェツさん(22)は「女性としてクリントン陣営からの働きかけもあったけれど、彼女は言葉がきついし、ワシントンの政界に入りすぎている」。

 クリントン氏は全米レベルで当初から優位に立っていた。だが、アイオワ州では出遅れた。

 終盤、母や娘と州内をまわり、家庭的な面を打ち出して冷たい印象を消そうとした。だが、夫のクリントン前大統領ともども、手あかのついた旧世代の政治家というレッテルはぬぐえなかった。

 「変化」のメッセージを打ち出したのは、共和党でトップになったハッカビー氏も同じだ。

 3日夜、勝利を受けて「アイオワ州民の選択は変化だった。民主党員とか共和党員とかでなく、米国人であることに再び誇りを抱けるようにすることがこれからの挑戦だ」。オバマ氏のお株を奪う言い回しで、党派対立を乗り越えた統合の大切さを訴えた。

■クリントン氏に痛手

 党員集会を通じては、米国の政治の現状に対する不満と、変化を求める思いが党派を超えてはっきりと示された。ただ、次の関門である8日のニューハンプシャー州予備選をはじめとして、今後の指名獲得レースにどんな影響を与えるかは一様ではなさそうだ。

 民主党では、オバマ、エドワーズ、クリントン各氏の「三つどもえの接戦」が崩れる可能性が指摘されるのに対し、共和党では、混戦模様が続くとの見方が支配的だ。

 「『現状』が敗退し、『変化』が勝利を収めた」。この日の党員集会の意義は、エドワーズ元上院議員が語ったこの言葉に尽きるといえる。

 州都デモインで集会に参加した民主党支持者の一人、リンダ・ベーコンさんは「ブッシュ政権があまりにもひどいので、(有権者から)『ノー』を突きつけられたのだ」と説明した。

 「現状」に対する不信の矛先は現政権にとどまらず、「既成候補者」と見られたクリントン、ロムニー(共和)両氏にも容赦なく向けられた。

 なかでも、クリントン氏の低調ぶりは大方の予想を超えるひどさで注目を集めた。

 ニューヨーク・タイムズ紙(4日付電子版)は「指名獲得は既定の流れだと示そうとする(クリントン陣営の)戦略は、ズタズタになった」と指摘。米タイム誌エディターのハルペリン氏に至っては「これでオバマ氏が次の大統領になる可能性が強まった」とまで言い切った。

 ただし、過去を振り返れば、アイオワ州で負けても最終的に指名獲得にこぎつけた例はある。92年のビル・クリントン氏がまさにその例だ。

 クリントン前政権で大統領顧問をつとめたガーゲン氏は「ビル・クリントン氏のしぶとさはヒラリーも共有している」とみる。ただ、失地を回復するためには「戦略の劇的な変更」が必須という点で、米政界関係者の見方は一致する。

 共和党で勝ったのも「ブッシュ批判」と「変化」を前面に掲げたハッカビー氏だった。しかし、同氏の陣営は民主党のオバマ氏とは異なって、 次の関門となるニューハンプシャー州やサウスカロライナ州で支持固めがあまり進んでいない。同党の指名レースは「まだどうなるか、全く分からない状態だ」 (ハルペリン氏)という。

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