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映画「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(吹替版)」の感想

2007-07-29 | 映画の感想
◆№34 07月25日 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(★★★★☆)
(感想)あまり期待をしないで観たのだが、魔法省のドローレス・アンブリッジを演じたイメルダ・スタウントンの演技、ワンダフル、すっかり映画を乗っ取っていた。ボルデモートが小さく見えたぞ。レイフ・ファインズ、もっとしっかりしろ!何も演技してないぞ!と言いたくなるほどだ。レイフ・ファインズは、この映画を見て、さぞ愕然としていることだろう(完全にイメルダ・スタウントンに負けていた)。そういう意味で、次回のレイフファインズにはかなり期待できる。ハリーを食い殺してしまうのではないか、勿論、演技で話し。イメルダ・スタウントンの細やかな演技と冷淡な視線による緊縛感はこの映画の宝だ。ファンタジーなので多少押さえ気味なところが残念(フリーダム・ライターズに比べてのこと)。彼女の存在感ですっかり一級のホラー映画になっていた。ブルーの瞳は、冷たく、神秘的で、すべてを立ち止まらせる。「フリーダム・ライターズ」でも彼女の演技は際立っていた。一人でその他大勢をすべて敵にできる演技は、敵役としては最高である。あ、ボルデモートもいたんだっけ、とう感じ。配役の凄さではなく、演技が凄い。演技の存在感ですっかり主役の座を手中にしていた。ハリー・シリーズは、すっかり登場人物のイメージが固まっていて、俳優の自由な演技がなく、勿論彼女を除いてであるが、退屈な映画である。水戸黄門や007やスーパーマンと同じ匂いがするので、断る俳優がいることも頷ける。

総合 3.5 イメルダ・スタウントンの演技がなければ、B級映画かも
監督 3 監督!リラックスしすぎていないか、どこに力を注いだの
脚本 3
演技 4 魔法省のイメルダ・スタウントンのすばらしい演技、ボルデモートが小さく見えたぞ
音楽 3
映像 4 映像はすばらしい、惜しみなくお金を投入している


杜の都

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