ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

鎌倉ハイキング(葛原岡・大仏コース)

2010年12月11日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2010年12月11日(土)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く同好会「健康ウォーキングの会」が主催する、
本年第44回「鎌倉(葛原岡・大仏コース)」を巡るウォーキングに参加した。

いつもは金曜日のウォーキングだが、この日は鎌倉ハイキング。
ホリデーパスを使おう、ということで、土曜日ということになった。
この日は、14名が参加し、常磐線、山の手線、東海道線、横須賀線と乗り継いで、
ハイキングの出発地、北鎌倉駅に着いたのは、10時35分。

北鎌倉駅に降りたのは良いが、ホームの反対側に渡るのに一苦労。
横須賀線、湘南新宿線の電車がひっきりなしに走るため、
電車が完全にいなくなるまで、ホームで待たされるのである。
まさに開かずの踏み切りである。

       待たされること約10分、ようやく踏切が開いて反対側に渡り始めた。
       全部で5本の電車が通過するのを待ったことになる。
       その間、ホームには人が溢れ、線路に落ちるのではないか、
       と身の危険を感じた人も少なくないと思う。
       電車の運転手も気が気ではないだろう。
       渡りの通路(跨線橋)を作れないものだろうか?
       

駅前は狭く、土曜日のため人も多いので、会恒例の準備体操は省略だ。
点呼を取り、先ず向かったのが「東慶寺」。
〝縁切り寺″〝駆け込み寺″の名でも知られている。
拝観料は100円である。

       茶会に出席する人だろうか、和服姿の婦人も。
       
              東慶寺の鐘楼
              境内の木々と萱葺き屋根が何とも言えない雰囲気を醸し出している。
              
                     今は枯れているが、綺麗な庭だ。
                     良く手入れされている、のが伝わってくる。
                     花が咲く時期に訪れてみたい。(特に梅が見所らしい)    
                     
              本堂への入り口。
              この門もなかなか風情がある。
              
       この日のハイキングの無事を祈る。
       写真右は金仏(何故かこのように紹介されている)
       
              奥に進むと切り通しにも似た風景が・・・
              
                     切り通しの先は墓苑になっており、歴代住職の墓がひっそりと佇んでいた。
                     


東慶寺を後にし、少し進むと鎌倉五山の第四位、金宝山「浄智寺」が。

       自然林に囲まれた静かな境内は国の史跡に指定されている。
       
              石段の先には、上部に鐘を吊り下げた楼門が建てられている。
              時間の都合でここから先は個人的な機会に訪問してもらうことにし、先へ進む。
              拝観料は200円となっている。
              

浄智寺を過ぎた辺りから一段と静けさを感じる。

       まるで茶室かと思わせるような風情
       個人の家の玄関のようだ。
       
              山茶花が見頃となっている。
              

いよいよ本格的なハイキングコースの始まりだ。

       最初は上りの階段が続く。
       
              木漏れ日の中を進む。
              木の根が自然の階段となっており、歩き易い。
              尾根を拭きぬける風が心地よい。
              
                     この辺りは小さな径があちこちに伸びている。
                     しっかりとした道標があるので、余ほどのことがない限り
                     道に迷うことはないだろう。
                     
              起伏のあるコースだが、歩いていて楽しい。
              

ほどなく、「葛原岡神社」に到着。

       葛原岡神社は後醍醐天皇の忠臣として鎌倉幕府倒幕に活躍した
       日野俊基(ひのとしもと)卿をお祀りする神社である。
       
              北鎌倉駅を出発して約45分、ここでちょっと一息だ。
              この日は、11月上旬の気温(17℃)で、かなり暑い。
              季節外れの暑さと言ってもいいほどだ。
              
              ここから、富士山が見える?
              『見えたっ、見えたっ、富士山が見えたっ!』
              大はしゃぎである。
              
       いろんな景色が楽しめるコースに、みな大満足の様子。
       

しばらく行くと、今度は海が見える場所に出た。
相模湾に太陽が反射して眩しい。

       この辺りで、クヌギの林は珍しい。
       綺麗に手入れされているので気持ちが良い。
       
              落ち葉が敷き詰められた道。熊野古道を思わせる道が続く。
              鎌倉時代の昔から変わらぬ風景なのだろうか?
              

そろそろ昼時、ちょっと邪魔になるかもしれないと思ったが、
適当な広場が見当たらず、仕方なく道端で弁当を広げた。
『美味しそうですね!』 通りすがりの人が気軽に声をかけてくれる。
随分と気が楽になった。

       昼食後は下りが続く。
       
              『天然の階段も良いねっ!』
              
                     弁当を広げた場所の真下がちょうどトンネルだったようだ。
                     

高徳院の山門

       大勢の観光客で賑わっていた。
       国宝銅造阿弥陀如来坐像は、像高約11.3m、重量約121tを測るが、
       奈良東大寺の大仏(盧舎那仏)には及ばない。
       因みに東大寺の大仏は、高さ約14.7mである。
         
              皆さん、数十年ぶりの大仏様との再会だとか。
              感慨深げに見上げる。
              
              
ここで、記念撮影を済ませ、次の長谷観音へ向かった。
街中をレトロな色彩のバスが走る。鎌倉の街によく似合う。

       狭い歩道に人の流れが続く。
       
              長谷寺
              ここもまた、大勢の観光客が押し寄せていた。拝観料300円
              
                     ここではまだ、紅葉が最後の色彩を見せている。
                     大勢の人が夢中でシャッターを押していた。
                     坂東33観音霊場巡り でお参りした時は、昨年11月下旬だったが、
                     この時はまだそれほど紅葉はしていなかったと記憶している。
                     ここの紅葉は12月になってからでも遅くはないようだ。
                     
              長谷観音本堂
              
       由比ヶ浜の海が見下ろせる眺望は素晴らしい。
       


この日はやや風が強い。動画ではこんな感じ。



弁天窟に入ってみることに・・・

       一つひとつの仏様に手を合せる。
       
              和み地蔵の前は人でいっぱい。
              何とも微笑ましい表情が人気のようだ。
              

由比ヶ浜の海岸に出てみた。

       久しぶりの砂浜の感触を味わった。
       
              この日は風が強かったが、ウインドサーフィンには格好の条件。
              風だけでかなりのスピードが出る。
              大勢のウインドサーファー達が楽しんでいた。
              

由比ヶ浜からは江ノ電で鎌倉に向かうことにした。
鎌倉駅まで190円              

       江ノ電に乗るのは40年ぶりである。
       鎌倉駅まで3つの駅で、僅か5分ほど。車窓を楽しむほどの時間はなかった。
       次の機会があればゆっくりと車窓を眺めながら楽しみたい。
       

若宮大路の参道を進む。

       鳥居を越えると・・・
       
              目指す鶴岡八幡宮は目の前だ。
              
                     何と! 舞殿で結婚式の真っ最中。
                     ちょうど記念撮影を行っているところだった。
                     
                            厳粛に執り行われているが、大勢の人に囲まれて気が散らないだろうか?
                            老婆心ながらだが、現代っ子は気にしちゃいないか・・・
                            却って見られるほうがハイな気分になって良いのかな?
                            

台風で倒れた銀杏の木。
倒れた木は元の木の直ぐ横に植えられていたが、無事に成長を続けている。

       こちらは、元の木(根)だが、何とか命を繋いでいるようだ。
       良かった、良かった。
       
              最後の急な階段を上がると鶴岡八幡宮の本殿だ。
              
                     まるで新年の初詣ではないかと思わせるような人出である。
                     あと半月も経てば、埋め尽くさんばかりの人が押し寄せることだろう。
                     新年のつもりでお賽銭を投げ入れたが、ちと早過ぎるか?
                     

小町通りに向かう前に八幡宮前の喫茶店で一息入れる。

       予想どおり、小町通りは大勢の人でごった返していた。
       
              食べ物屋さんの前はどこも人だかりでいっぱい。
              
                     これは、何屋さんだったかな?
                     
                            こちらは、料亭?
                            何やら高級そうな雰囲気が漂う。
                            
                     美味しそうなお餅(麦田もち)とそれを包む見事な手捌きに見とれ、
                     ついつい並んでしまった。
                     (帰宅後かみさんと食べたが実に美味しかった)
                     
              たくさんの店がそれぞれみな違った趣向を凝らして
              たくましく商売している、と感じさせる通りである。
              
       鎌倉名物のお土産(鳩サブレ)も買ったことだし・・・
       
名残惜しいが、鎌倉を後にした。



この日は、北鎌倉から葛原岡・大仏コースを歩き、鎌倉に至るという、鎌倉の歴史に触れながらのハイキングを楽しんだ。
大仏様との再会を果たし、砂浜の感触を味わい、江ノ電に乗り、小町通りでお土産も買い、と濃い内容だった、と思う。
鎌倉には、他にもいろいろなコースがあるようだ。
また、訪れてみたい街である。


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