2010年2月15日(月)、米G1-ブリーダーズカップ・ターフを2連覇するなどG1を4勝したコンデュイットを新種牡馬として迎えた【ビッグレッドファーム】(北海道新冠町明和)において、「2010年度種牡馬展示会」が開催された。
写真:新種牡馬コンデュイット
約400名の生産関係者が見守るなか、予定通り午前10時半から展示会がスタートした。新種牡馬の【コンデュイット】が先陣を飾り、初年度産駒が本年2歳デビューを迎える【タイムパラドックス】まで計10頭が展示された。
展示順:コンデュイット、アドマイヤマックス、アグネスデジタル、イーグルカフェ、マイネルラヴ、マイネルセレクト、メジロベイリー、ロージズインメイ、スパイキュール、タイムパラドックス
新種牡馬コンデュイットの展示では、岡田繁幸氏が自らマイクを握り、「世界の頂点を極めた名馬であり、血統的にも申し分のない種牡馬を導入できたことを嬉しく思います。ジャパンカップではローテーションや輸送等の影響で実力を発揮できなかったが、本馬のポテンシャルは間違いなくリーディングサイアー級の存在と確信しています。生産者の皆様には、是非とも配合の検討をお願いします」と熱く呼びかけた。
写真:コンデュイットについて熱く語る岡田繁幸氏
展示会終了後、初年度産駒が本年2歳デビューを迎える【タイムパラドックス】と【テレグノシス】の産駒計4頭の公開調教が披露された。中でも【クレイステルス08(父タイムパラドックス、母父スペシャルウィーク)】の動きが特に素晴らしく、関係者の注目を浴びていた。公開調教でマイクを握った岡田紘和氏は、「タイムパラドックスは奥手という印象を持たれているかもしれませんが、産駒の動きで持っている能力の高さを感じ取ってもらえたのではと思います。テレグノシスはマイルのG1馬らしいスピードを証明できたのではないのでしょうか」とアピールした。
写真:調教を披露するクレイステルス08
以下、繋養馬写真と種付料を50音順に掲載する。
【ビッグレッドファーム種牡馬の2010年度種牡馬ラインアップと種付料】
【アグネスデジタル】
父Crafty Prospector 母Chancey Squaw(母父Chief's Crown)
2010年度Fee:200万円(受胎条件)、250万円(出産条件)
2009年度Fee:300万円(受胎条件)、350万円(出産条件)
2009年度種付頭数:111頭(2008年度:159頭)
種牡馬成績:2004年より本邦供用。2007年新種牡馬ランキング2位。
代表産駒:ヤマニンキングリー、グランプリエンゼル、ドリームシグナルなど。
【アドマイヤマックス】
父サンデーサイレンス 母ダイナシュート(母父ノーザンテースト)
2010年度Fee:70万円(受胎条件)、100万円(出生条件)
2009年度Fee:70万円(受胎条件)、100万円(出生条件)
2009年度種付頭数:84頭(2008年度:78頭)
競走成績:23戦4勝(重賞3勝、Jpn1高松宮記念など)。
種牡馬成績:2006年より供用開始。初年度産駒は2009年デビュー。
代表産駒:ドリームフォワード、コスモソルスティスなど。
※事務局:(株)サラブレッドブリーダーズクラブ
【イーグルカフェ】
父Gulch 母Net Dancer(母父Nureyev)
2010年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度Fee:30万円(受胎条件)、50万円(出産条件)
2009年度種付頭数:43頭(2008年度:91頭)
競走成績:46戦5勝(重賞4勝、ジャパンCダート(G1)など)
種牡馬成績:2005年より本邦供用。初年度産駒は2008年デビュー。
代表産駒:キョウエイトリガー、ハヤテカムイオーなど。
【コンデュイット】 ※新種牡馬
父Dalakhani(父父Darshaan) 母Well Head(母父Sadler's Wells)
2010年度Fee:300万円(受胎条件)
競走成績:15戦7勝(重賞5勝、米G1-ブリーダーズCターフなど)
種牡馬成績:2010年より供用開始。
【スパイキュール】
父サンデーサイレンス 母クラフティワイフ(母父Crafty Prospector)
2010年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度種付頭数:65頭(2008年度:53頭)
競走成績:10戦7勝(ペテルギウスS(OP)など)。
種牡馬成績:2006年より本邦供用。初年度産駒は2009年デビュー。
代表産駒:マイネピアチェ、スマートインパルス、ミスタールイスなど。
【タイムパラドックス】
父ブライアンズタイム 母ジョリーザザ(母父Alzao)
2010年度Fee:30万円(受胎条件)、50万円(出産条件)
2009年度Fee:30万円(受胎条件)、50万円(出産条件)
2009年度種付頭数:87頭(2008年度:93頭)
競走成績:50戦16勝(重賞9勝、ジャパンCダート(G1)など)
種牡馬成績:2007年より本邦供用。初年度産駒は2010年デビュー。
【テレグノシス】
父トニービン、母メイクアウイッシュ(母父ノーザンテースト)
2010年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度種付頭数:22頭(2008年度:27頭)
競走成績:37戦5勝(重賞3勝、G1NHKマイルCなど)。
種牡馬成績:2007年より種牡馬入り。初産駒は2010年デビュー。
※繋養先:レックススタッド
【マイネルセレクト】
父フォーティナイナー 母ウメノアスコット(母父ラッキーソブリン)
2010年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度種付頭数:31頭(2008年度:51頭)
競走成績:17戦10勝(重賞5勝、JBCスプリント(G1)など)。
種牡馬成績:2006年より本邦供用。初年度産駒は2009年デビュー。
代表産駒:ラストキング、コスモミカエル、コスモディエスなど。
【マイネルラヴ】
父Seeking the Gold 母Heart of Joy(母父リイフォー)
2010年度Fee:50万円(受胎条件)、70万円(出産条件)
2009年度Fee:50万円(受胎条件)、70万円(出産条件)
2009年度種付頭数:175頭(2008年度:144頭)
競走成績:23戦5勝(重賞3勝、スプリンターズS(G1)など)。
種牡馬成績:2001年より本邦供用。2004年新種牡馬ランキング2位。
代表産駒:マイネルハーティ、ゲットフルマークス、コスモフォーチュンなど。
【メジロベイリー】
父サンデーサイレンス 母レールデユタン(母父マルゼンスキー)
2010年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出生条件)
2009年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出生条件)
2009年度種付頭数:84頭(2008年度:27頭)
競走成績:7戦2勝(G1朝日杯3歳ステークスなど)。
種牡馬成績:2005年より供用開始。初年度産駒は2008年デビュー。
代表産駒:メジロマリアン、メジロカルヴィン、エスケイガナールなど。
【ロサード】
父サンデーサイレンス 母ローザネイ(母父Lyphard)
2010年度Fee:20万円(出産条件)
2009年度Fee:20万円(出産条件)
2009年度種付頭数:6頭(2008年度:5頭)
競走成績:46戦6勝(重賞4勝、オールカマー(G2)など)。
種牡馬成績:2004年より本邦供用。初年度産駒は2007年デビュー。
代表産駒:メスナー、アンヴェイル、タマニューホープなど。
※展示はされず
【ロージズインメイ】
父Devil His Due 母Tell a Secret(母父Speak John)
2010年度Fee:200万円(受胎条件)
2009年度Fee:400万円(受胎条件)
2009年度種付頭数:66頭(2008年度:150頭)
競走成績:13戦8勝(重賞4勝、ドバイワールドC(G1)など)。
種牡馬成績:2006年本邦供用。初年度産駒は2009年デビュー。
代表産駒:ユメノキラメキ、マイネアロマ、ドリームバレンチノなど。
<種付に関するお問合せは>
ビッグレッドファーム
住所:北海道新冠郡新冠町明和120-4
Tel:0146-49-5555
⇒2009年度種牡馬展示会の様子
<参考>
・種牡馬情報検索
by 馬市ドットコム
写真:新種牡馬コンデュイット
約400名の生産関係者が見守るなか、予定通り午前10時半から展示会がスタートした。新種牡馬の【コンデュイット】が先陣を飾り、初年度産駒が本年2歳デビューを迎える【タイムパラドックス】まで計10頭が展示された。
展示順:コンデュイット、アドマイヤマックス、アグネスデジタル、イーグルカフェ、マイネルラヴ、マイネルセレクト、メジロベイリー、ロージズインメイ、スパイキュール、タイムパラドックス
新種牡馬コンデュイットの展示では、岡田繁幸氏が自らマイクを握り、「世界の頂点を極めた名馬であり、血統的にも申し分のない種牡馬を導入できたことを嬉しく思います。ジャパンカップではローテーションや輸送等の影響で実力を発揮できなかったが、本馬のポテンシャルは間違いなくリーディングサイアー級の存在と確信しています。生産者の皆様には、是非とも配合の検討をお願いします」と熱く呼びかけた。
写真:コンデュイットについて熱く語る岡田繁幸氏
展示会終了後、初年度産駒が本年2歳デビューを迎える【タイムパラドックス】と【テレグノシス】の産駒計4頭の公開調教が披露された。中でも【クレイステルス08(父タイムパラドックス、母父スペシャルウィーク)】の動きが特に素晴らしく、関係者の注目を浴びていた。公開調教でマイクを握った岡田紘和氏は、「タイムパラドックスは奥手という印象を持たれているかもしれませんが、産駒の動きで持っている能力の高さを感じ取ってもらえたのではと思います。テレグノシスはマイルのG1馬らしいスピードを証明できたのではないのでしょうか」とアピールした。
写真:調教を披露するクレイステルス08
以下、繋養馬写真と種付料を50音順に掲載する。
【ビッグレッドファーム種牡馬の2010年度種牡馬ラインアップと種付料】
【アグネスデジタル】
父Crafty Prospector 母Chancey Squaw(母父Chief's Crown)
2010年度Fee:200万円(受胎条件)、250万円(出産条件)
2009年度Fee:300万円(受胎条件)、350万円(出産条件)
2009年度種付頭数:111頭(2008年度:159頭)
種牡馬成績:2004年より本邦供用。2007年新種牡馬ランキング2位。
代表産駒:ヤマニンキングリー、グランプリエンゼル、ドリームシグナルなど。
【アドマイヤマックス】
父サンデーサイレンス 母ダイナシュート(母父ノーザンテースト)
2010年度Fee:70万円(受胎条件)、100万円(出生条件)
2009年度Fee:70万円(受胎条件)、100万円(出生条件)
2009年度種付頭数:84頭(2008年度:78頭)
競走成績:23戦4勝(重賞3勝、Jpn1高松宮記念など)。
種牡馬成績:2006年より供用開始。初年度産駒は2009年デビュー。
代表産駒:ドリームフォワード、コスモソルスティスなど。
※事務局:(株)サラブレッドブリーダーズクラブ
【イーグルカフェ】
父Gulch 母Net Dancer(母父Nureyev)
2010年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度Fee:30万円(受胎条件)、50万円(出産条件)
2009年度種付頭数:43頭(2008年度:91頭)
競走成績:46戦5勝(重賞4勝、ジャパンCダート(G1)など)
種牡馬成績:2005年より本邦供用。初年度産駒は2008年デビュー。
代表産駒:キョウエイトリガー、ハヤテカムイオーなど。
【コンデュイット】 ※新種牡馬
父Dalakhani(父父Darshaan) 母Well Head(母父Sadler's Wells)
2010年度Fee:300万円(受胎条件)
競走成績:15戦7勝(重賞5勝、米G1-ブリーダーズCターフなど)
種牡馬成績:2010年より供用開始。
【スパイキュール】
父サンデーサイレンス 母クラフティワイフ(母父Crafty Prospector)
2010年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度種付頭数:65頭(2008年度:53頭)
競走成績:10戦7勝(ペテルギウスS(OP)など)。
種牡馬成績:2006年より本邦供用。初年度産駒は2009年デビュー。
代表産駒:マイネピアチェ、スマートインパルス、ミスタールイスなど。
【タイムパラドックス】
父ブライアンズタイム 母ジョリーザザ(母父Alzao)
2010年度Fee:30万円(受胎条件)、50万円(出産条件)
2009年度Fee:30万円(受胎条件)、50万円(出産条件)
2009年度種付頭数:87頭(2008年度:93頭)
競走成績:50戦16勝(重賞9勝、ジャパンCダート(G1)など)
種牡馬成績:2007年より本邦供用。初年度産駒は2010年デビュー。
【テレグノシス】
父トニービン、母メイクアウイッシュ(母父ノーザンテースト)
2010年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度種付頭数:22頭(2008年度:27頭)
競走成績:37戦5勝(重賞3勝、G1NHKマイルCなど)。
種牡馬成績:2007年より種牡馬入り。初産駒は2010年デビュー。
※繋養先:レックススタッド
【マイネルセレクト】
父フォーティナイナー 母ウメノアスコット(母父ラッキーソブリン)
2010年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出産条件)
2009年度種付頭数:31頭(2008年度:51頭)
競走成績:17戦10勝(重賞5勝、JBCスプリント(G1)など)。
種牡馬成績:2006年より本邦供用。初年度産駒は2009年デビュー。
代表産駒:ラストキング、コスモミカエル、コスモディエスなど。
【マイネルラヴ】
父Seeking the Gold 母Heart of Joy(母父リイフォー)
2010年度Fee:50万円(受胎条件)、70万円(出産条件)
2009年度Fee:50万円(受胎条件)、70万円(出産条件)
2009年度種付頭数:175頭(2008年度:144頭)
競走成績:23戦5勝(重賞3勝、スプリンターズS(G1)など)。
種牡馬成績:2001年より本邦供用。2004年新種牡馬ランキング2位。
代表産駒:マイネルハーティ、ゲットフルマークス、コスモフォーチュンなど。
【メジロベイリー】
父サンデーサイレンス 母レールデユタン(母父マルゼンスキー)
2010年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出生条件)
2009年度Fee:20万円(受胎条件)、30万円(出生条件)
2009年度種付頭数:84頭(2008年度:27頭)
競走成績:7戦2勝(G1朝日杯3歳ステークスなど)。
種牡馬成績:2005年より供用開始。初年度産駒は2008年デビュー。
代表産駒:メジロマリアン、メジロカルヴィン、エスケイガナールなど。
【ロサード】
父サンデーサイレンス 母ローザネイ(母父Lyphard)
2010年度Fee:20万円(出産条件)
2009年度Fee:20万円(出産条件)
2009年度種付頭数:6頭(2008年度:5頭)
競走成績:46戦6勝(重賞4勝、オールカマー(G2)など)。
種牡馬成績:2004年より本邦供用。初年度産駒は2007年デビュー。
代表産駒:メスナー、アンヴェイル、タマニューホープなど。
※展示はされず
【ロージズインメイ】
父Devil His Due 母Tell a Secret(母父Speak John)
2010年度Fee:200万円(受胎条件)
2009年度Fee:400万円(受胎条件)
2009年度種付頭数:66頭(2008年度:150頭)
競走成績:13戦8勝(重賞4勝、ドバイワールドC(G1)など)。
種牡馬成績:2006年本邦供用。初年度産駒は2009年デビュー。
代表産駒:ユメノキラメキ、マイネアロマ、ドリームバレンチノなど。
<種付に関するお問合せは>
ビッグレッドファーム
住所:北海道新冠郡新冠町明和120-4
Tel:0146-49-5555
⇒2009年度種牡馬展示会の様子
<参考>
・種牡馬情報検索
by 馬市ドットコム