西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

8月29日(金)のつぶやき

2014年08月30日 03時17分50秒 | 昨日のつぶやき

「狩野復帰、4の3、1本塁打」パートの妻にメールで知らす


羽曳野市東大阪市大阪市明日は何処へ住み込み就職


秋風が護岸工事の音のせて夜の川面を西へ渡れり



8月28日(木)のつぶやき

2014年08月29日 02時54分27秒 | 昨日のつぶやき

目が覚めて飛沫をあげて走りゆくクルマの音で雨を知る朝


君を待つモスバーガーに
我独り甘いラッシーぐいと飲み干す pic.twitter.com/5hZtiJOitA


重役の面接終えて帰り道自動改札機に阻まれり


蝉よセミもう鳴かないでくれないか俺も泣かない秋なのだしね


夕刊の子年は吉で朝刊の双子座は凶カラスかあかあ


「貴方では駄目なのです」と独り言それを掻き消すヘリの爆音


一本の剃り残したる髭抜けど痛みすらなく我を離脱す

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「もうアカン!」「何やっとんねん!」「バカヤロー!」全部取り越し苦労になあれ



8月27日(水)のつぶやき

2014年08月28日 03時03分05秒 | 昨日のつぶやき

面接を明日に控えて浴場の床を流るる我の白髪


「除湿」から「冷房」に替え妻を待つ八月下旬夜の九時半


扇風機首を振らせて寝転べばラジオが叫ぶ「大和のバント!」



8月26日(火)のつぶやき

2014年08月27日 02時49分39秒 | 昨日のつぶやき

あ…、倉敷行った時、マンホールの蓋の写真撮ってくんの忘れとった。

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今シーズン、既に倉敷ではツクツクボウシの声を聞いたが、大阪ではまだ聞いていない私。それにしても、今夜はコオロギとおぼしき虫のの声が目立ってよく聞こえてくる。木曜日以降は、朝晩だいぶ涼しくなるらしい。


今日の昼間、やっと聞いた。ツクツクボウシの声。@大阪府富田林市山中田

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8月22日(金)のつぶやき

2014年08月23日 02時33分33秒 | 昨日のつぶやき

苦い思い出とぶっかけうどんの味

2014年08月22日 10時45分00秒 | ステンショから
 JR伯備線「倉敷(くらしき)」駅。






 私がこの駅に初めて降りたのは、1985(昭和60)年8月のことであった。
 ある知人から、某レジャー施設のイベント期間中、MCを務めてくれる人を探しているとの依頼を受け、やって来たのがこの駅。

 大学を卒業して数ヶ月、まだ碌に仕事もしていない研究生タレントだった私は、願ってもない話だと思い込み、喜び勇んで取るものも取りあえず倉敷へ飛んでいったのだが……。結局仕事らしい仕事はほとんどすることもなく、毎日あちらこちらのホテルや旅館を転々とさせられたあげく、当初2ヶ月近く予定していた滞在期間を大幅に切り上げ、1週間余りでの帰阪となった。

 帰阪後もその知人からは何度か電話が入り、出演料を振り込むための口座番号を確認してきたりもしていたのだが、やがて連絡もとれなくなり、私の口座に出演料が振り込まれることもなく終った。
 つまり……、騙された。

 そんな思い出のある駅に、先日29年ぶりに降りた。岡山SP研究会の模擬患者養成講座を受けに行ったついでに、倉敷独自のの「ぶっかけうどん」を食べに寄ってみたのだ。


 若かりし頃の思い出の苦さが、うどんの出汁の甘みと山葵のつんとした辛味をよりいっそう引き立たせ、その美味さに大満足した瞬間であった。

 
 余談だが、あの日倉敷に降り立った時、改札口で偶然学生時代のサークル仲間と再会した。地元の新聞社に勤めているとかで、甲子園を戦って帰ってきた地元高校の野球部を取材に来ていた。
 今秋、そのサークルのOB会が開催される。彼とまた会えるだろうか……?

セミの恩返し

2014年08月22日 09時20分00秒 | Weblog
 つい今し方、歯医者へ行くと言って家を出ていった妻が、戻ってきた。

「駐輪場でセミが死んでる」

 妻がそう言うので見にいくと、コンクリート地面に仰向けになって転がっているセミがいた。羽根の茶色いアブラゼミだった。
 私が手で触れようとすると、ジジッジジジジッと暴れてちょっと羽ばたき、またすぐ地面に倒れた。死んでいない。まだ生きていた。

 さてこのままにしておいたところで、どうせ人や自転車に踏み潰されてしまうのがオチだろうし、それも可哀想に思ったので、今度は手で摘まんで、横の植え込みにある低い木の上に置くように軽く放ると、アブラゼミはまたジジジッと鳴いて羽ばたいて、どこかへ飛び去っていった。

「生き返った! 恩返しに来るよ…」

 生き返ったというより、まさしく虫の息で死にかけていたアブラゼミの寿命を、ほんの少しだけ延ばしてやれたであろうに過ぎないとは思うのだが、それでも妻の言葉を聞いて、思わずセミ君からのプレゼントを僅かながらも期待してしまった、私であった。