西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

母帰る

2009年06月29日 00時45分00秒 | Weblog
 日曜日、母が退院。17日ぶりの帰宅を果たした。

 母は今月11日未明より腹痛を訴え、病院へ。検査の結果、「腎結石」とのこと。既に痛みは治まっていたものの、血液検査の数値が落ち着くまで、念の為大事をとっての入院となった。

 その後は経過も良く、何度か退院の目処がつきそうになったのだが、まったく別の「ピロリン酸カルシウム結晶沈着症」や、血栓による足の腫れも見られた為、予定よりもやや長く病院のベッドにいることになり、その都度周りの私達の心配も深いものとなったが……。
 しかしどれも症状は軽度のものということで大事には至らず、ようやくこの日の退院となった。

 この間、私もほぼ毎日の病院通い。ちょっと疲れはしたが、妻や義母や兄の協力で、何とか乗り切ることが出来た。
 高齢の母なので、まだまだ注意が必要ではあるが、やはり退院帰宅出来たことで、まずまずのひと安心。ひとまず、ホッと一息の気分である。


 同じ日、沖縄では梅雨が明けたようだ。
 うちのアパートのベランダでは、昨年の10月以来8か月ぶりに、カエルも戻ってきた。

 少し暗くてどんよりしていた空気が、カラッとした風が吹いてきて、明るく爽やかな空気に変わった気がする。
そして間もなく、7月になる。


 ご心配いただいていた皆様には、心から感謝申し上げる次第です。

テンロクの恋人(大阪地下鉄天六駅)

2009年06月28日 01時08分00秒 | ステンショから
 大阪市営地下鉄「天神橋筋六丁目(てんじんばしすじろくちょうめ)」駅。

 この駅を初めて利用したのは、確か15年ぐらい前の話。
 某企業VPのナレーション録りだった。

 2001(平成13)年12月。NHKのドラマ『生存~愛する娘のために~』(※1)の撮影にエキストラとして参加した際、ほんの2秒ほどの1カット1ショットの出演に、演出家や多くのスタッフ、そして関西弁指導のベテラン俳優氏から「ええ芝居しよるな~」と、演技について初めて褒め言葉をいただいて、役者という仕事に自信らしきものを初めて胸に抱いたのも、この駅近くのラーメン屋でのことだった。

 2004(平成16)年に公開された「難波金融伝ミナミの帝王スペシャルVer.50劇場版『金貸しの掟』」(※2)で、エキストラでありながら、スクリーンに映し出されるエンドロールに初めて自分の名前を見つけ、ちょっと感激して熱くなった映画館「天六ユウラク座」も、この駅の近くにある。

 3年前、まだ結婚前に当時交際していた妻とデートをして、北へ向けて帰る妻と南へ帰る私とが、ちょうどサヨナラするのがこの駅であった。

 何かと親しみ深いこの天六を舞台に、連作の短編ビデオ映画を作ろうという「テンロク・ムービー・プロジェクト」が現在進行中。
 その第1弾『テンロクの恋人』(※3)は、昨年から撮影が始まり、既に第1話と第2話が完成。尚進行中にも拘らず、今春開催された「シネドライブ2009」(※4)にて、観客賞を受賞。
 そして昨日、その『テンロクの恋人』第3話がクランクイン。なんと今作では、ストリップ小屋のオーナー役として、この私も出演!


 天六を舞台に繰り広げられる新たなドラマに、是非ともご期待いただきたい。



※1『生存~愛する娘のために~』
http://www.nhk.or.jp/drama/archives/seizon/

※2 難波金融伝ミナミの帝王スペシャルVer.50劇場版『金貸しの掟』


※3『テンロクの恋人』
http://tenrokuhunter.tuzikaze.com/

※4 シネドライブ2009
http://www.planetplusone.com/cinetlive/2009/

先発は星野仙一投手だった(JR尾頭橋駅)

2009年06月23日 01時35分00秒 | ステンショから
 JR東海道本線「尾頭橋(おとうばし)」駅。

 かつて中日ドラゴンズの本拠地であった「ナゴヤ球場」の最寄り駅。
 また、JRAウインズ名古屋の最寄り駅としても知られている。

 先月26日、ナゴヤ球場で開催されたプロ野球2軍戦、ウエスタンリーグ「中日vs阪神」の試合を観戦する為、この駅を初めて利用。
 試合は勿論、周辺の雰囲気から感じる、野球の歴史を訪ねる旅となった。

 古くからの阪神ファンにとって、ナゴヤ球場には苦い思い出がある。
 1973(昭和48)年のシーズン。残り2試合で、優勝マジック1だった阪神が、10月20日ここ中日球場(当時)のドラゴンズ戦、翌々日のジャイアンツ戦と連敗し、優勝を逃した。
 この時、ドラゴンズ戦が行われていたナゴヤ球場のすぐ脇を、丁度大阪へ移動するジャイアンツの選手を乗せた新幹線が通過していくのを、テレビ中継の映像が捉えていた。

「この新幹線に、この列車に巨人軍が乗っている筈です!」

 テレビの実況アナウンサーの叫びにも似たその声は、当時13歳だった私の脳裏にも、未だに強烈な印象として残っている。


 36年前の、あの何とも言えない思い出を胸に、ナゴヤ球場を後にした私であった。

なにわなんでも(JR杉本町駅)

2009年06月22日 00時01分00秒 | ステンショから
 JR阪和線「杉本町(すぎもとちょう)」駅。

 大阪市立大学の最寄り駅。

 昨日、この大阪市立大学が「第一回 なにわなんでも大阪検定」の試験会場となった。

 大阪検定とは、大阪にまつわる様々なジャンルから100の問題が出される検定試験。大阪の歴史や文化の奥深さを再発見し、多様な大阪の魅力を知ろうといった目的で開催された、大阪初のご当地検定試験である。

 今日行われたのは、2級と3級の試験。私は3級のみ受験した。
 芸能やテレビ、ラジオに関する問題も多くあり、読みながら思わず微笑んでしまったりして、受験とはいえ、決して堅苦しいものではなく、なかなか楽しませてもらった。

  3級は54点以上で合格とか。私も恐らく、なんとかパス出来たのではないかと思っている。

 試験場への電車内や駅で、「このホームか?」「この電車でええねんなぁ?」といった声があちらこちらから聞こえてきたが……。
 大阪の駅や電車を知らない受験者っていうのも、なんだか面白いなと思った。


 結果は、8月5日以降に発表の予定。

覚めていた21歳(JR名古屋駅)

2009年06月19日 11時52分00秒 | ステンショから
 JR東海道本線「名古屋(なごや)」駅。

 地元では「名駅(めいえき)」と呼ばれていることは、最近知った。

 この駅での思い出と言えば……。
 1981(昭和56)年の9月。大学のクラブ合宿で飛騨古川へ行った際のこと。

 大阪出発組の私たちは、難波で集合し、近鉄で名古屋に到着。JR名古屋駅の改札前で、熱海や浜松方面から来る友人と合流する予定だった。しかし丁度その時、新幹線のダイヤが大幅に乱れ、東からの友人らの到着が遅れていた。
 当時は勿論、携帯電話のない時代。友人らと連絡が取れず、仕方なく私を含めた数人を名古屋に残し、大半の皆を予定通りの列車に乗せ、先発させた。
 その後しばらくホームで待っていた私達だったが、友人らはなかなか現れず。クラブの責任者であった私としても、そうそう遅れる訳にもいかず、未だ会えない友人らのことが気がかりながら、文字通りの見切り発車で列車に飛び乗った。そして……。
 列車が発車して10分程経った頃、前の車両から、東組の友人らが連なって歩いてきた。結局同じ列車に乗っていたのだ。

 その時の出来事を友人らは「感動的な出会いだった」と、後々まで語っていた。確かにその時、ホッと胸を撫で下ろしていた私ではあったものの、感動的という種類のものではないよな……、と、独り思っていた。


 若い頃から、ちょっと覚めていた私であった。

近鉄名古屋駅

2009年06月19日 00時31分00秒 | ステンショから
 近鉄名古屋線「近鉄名古屋(きんてつなごや)」駅。

 新幹線を使えば、2時間余りで行ける名古屋であるが、近鉄だけを使って行くと、4時間近くかかってしまう。
 しかし何といっても、運賃が格段に違う。新幹線なら6330円(特急券込み)のところ、近鉄なら2300円(特急利用せず)。しかもチケットショップを利用すれば、何と1500~1600円でOK! 最近の私は、いつもこのパターンで名古屋へ行く。

 この駅を初めて利用したのは、大学1回生、20歳の夏。所属していたクラブの合宿で、飛騨へ行った際、この駅で降りてJR名古屋駅から飛騨方面行きに乗り換えた。
 その他、就職活動でも、声優学校の講師時代にも利用したし、母が商店街のくじ引きで当てた乗り放題切符を使って、豊川稲荷へ行った時にも、この駅で乗り降りをしている。そうそう、2年前に結婚式を挙げた数日後に、夫婦で芝居を観にいった時も、やはりこの駅からだった。


 妻に背中を押されたこともあって、割とあちこち出かけることが多くなった今日この頃。先月、名古屋へ行った。
 その目的は、念願だったナゴヤ球場とナゴヤドームで野球を観る為。そして愛知在住の2人の友人にも会ってきた。


 正直なところ、私にとってそれほど愛着のある街ではなかったはずなのだが、気がつけば、もう何度も足を運んでいる街、名古屋である。



毎日の100人に感謝

2009年06月16日 13時22分00秒 | Weblog
 先週、母が急病で緊急入院。とは言えほぼ検査入院のような形で、その後順調に回復してきている様子。
 今年の秋で満90歳を迎える母。高齢だけに一時は非常に心配したが、そんな周りの心配をよそに本人は至って元気そう。主治医から「まだまだ大丈夫」との太鼓判をもらって、間もなく退院出来そうである。


 そんなこともあって、しばらくこのブログの更新も滞っていたが、その間にも徐々にアクセスは増えてきている。常時1日のアクセス数が100を超え、これまで1万位以下で表示されなかったランキングも、8千位台でランクイン。しばらく放置していたここ数日でも、毎日80~100前後のアクセスがあった他、閲覧数は500を超えることもしばしば。

 
 多くの方々に読んでいただいているかと思うと、誠に有り難く、嬉しい。


 そして毎日お越しいただいている100人の読者の皆様に、改めて感謝したい。




 また映画、舞台、音楽など、イベントを開催する予定の皆様へ。

 当ブログ「西向きのバルコニーから」を、情報発信の場としてご利用下さい!
 どうぞ私まで、お気軽に情報をお寄せ下さい。


 チラシ100枚配れると思って!

こまりの本

2009年06月10日 06時56分00秒 | Weblog
 昔のラジオパーソナリティ仲間「こまり」こと、ささき まりの著書「ミュージカルにいこう!」のことについては、発売された2年半近く前にこのブログでも紹介した。

 http://blog.goo.ne.jp/uma8097/e/a619608847a0d827068028158838864b

 その本が、先日改めて本屋に並んでいるのを見つけた。大阪阿倍野アポロビル2階にある、喜久屋書店の演劇コーナーでである。

 2年前と言えば、丁度私が結婚入籍した直後。梅田の書店でこの本を買って、自宅へ持ち帰ったのは確かなのだが、その後の新居への引越しドタバタで、はてさて本をどこへ仕舞い込んだのやら……、未だ行方不明。まったく著者のこまりには、誠に失礼な始末である。
 故に昨年本人が来阪した折にも、サインすら貰うことも出来ず、現在に至っている。

 当のこまりのブログによれば、本人は最近酔っぱらって派手に転倒してケガをしたとか。その後は、箱根辺りで傷を癒しているらしい。
 酒好きも良いが、ほどほどにして、せめて今度サインを貰うまでは、元気でいてくれることを願いたいと思う。勿論、次回作も期待しているのだから!


 楽天ブックスでも見つけた……。もう1冊買えってか?

 

映画館で学生映画を(阪急淡路駅)

2009年06月09日 21時54分00秒 | ステンショから
 阪急京都本線&千里線「淡路(あわじ)」駅。

 大阪市営地下鉄堺筋線と相互乗り入れしている為、京都方面から阪急電車を利用した際、何度かこの駅で、天下茶屋行きに乗り換えた記憶があるが、改札口を出入りしたのは、先日7日が初めて。

 その7日(日)、この駅近くの映画館「淡路東宝2」で、宝塚造形芸術大学の学生が製作した3本の映画が上映された。
 淡路東宝には、一般の映画を上映している「1」と、貸しホールとして利用されている「2」の2つの映画館があり、今回の上映会は、この「2」がその会場となった。

 淡路東宝
 http://www.awajitoho.com/

 一方、私が度々参加してきた大阪芸術大学映像学科は、それまでの卒業制作展が、学生達にアカデミー賞みたいに賞をあげようといった意味を込めて、2006年度から「DAIGEI FILM AWARD」という名称に変わり、学内、大阪、東京でそれぞれ上映会を開催。これがちょっとした大イベントとなってきている。

 しかしながら私の知る限り、他の大学や専門学校等では、同様の大きなイベントは存在しておらず、そういう意味では今回のこの宝塚造形芸術大学の上映会イベントは、なかなか画期的な試みと言えるのではないだろうか?

 ともかく今回の上映会は、学生の作った映画が本物の映画館で、実際に多くの観客の前で上映されたことに、大きな意義があったと思う。
 勿論、私の出演した『今日の家族』(上野真虎監督)は、一緒に上映された他の2作品と比べても非常に完成度が高く、ひいき目抜きに素晴らしい出来栄えであったことも、付け加えておきたい。


 今後の関西学生映画の、更なる活性化と発展を期待したいと思う。


 余談であるが……、今年9月27日(日)、同じ「淡路東宝2」にて開催される予定の「伊丹映像研究会20周年記念イベント」。私が司会を担当することになっている。皆様、ヨロシク!


 伊丹映像研究会
 http://eizoken.at.infoseek.co.jp/



男子全員スーツだそうな

2009年06月06日 01時40分00秒 | 出演情報
 明日7日(日)は、以前にもお知らせした上映会!

 男子大学生スタッフが、皆スーツ姿でお出迎えしてくれるそうです。
 ホストか……(笑)?
 女子大生は……


【宝塚造形芸術大学 映画コース 作品上映会2009】

http://zuka-movie.hp.infoseek.co.jp/# (PC)

http://x110.peps.jp/takaradukamovie(携帯)

◆日時:6月7日(日)13:00開場 

 ☆『七回目の神経衰弱』 13:30~(45分)

 ☆『今日の家族』 14:25~(50分)

 ☆『崩れさるもの』 15:30~(60分)

◆場所:淡路東宝2(阪急京都線「淡路駅」西改札口より徒歩3分)

http://www.awajitoho.com/index2.htm

◆入場無料


 勿論、私も行きますよ~!