バイク試乗/レンタルおよびツーリング日記

お勧めのツーリングコースや試乗、レンタルしたバイクについてレポートします。

トリシティ155 その1

2018-02-23 18:22:05 | 愛車たち
2018年2月15日に新しい愛車としてトリシティ155が納車され

さっそく16日から18日までツーリングで1160キロ程度走行したので

インプレしたい。
   

ツーリングコース


1日目 名古屋~伊豆半島 天城高原 320キロ

2日目 伊豆半島 天城高原 ~ 房総半島 勝浦 390キロ

3日目 房総半島 勝浦 ~ 名古屋 450キロ

購入までの経緯

以前からウェットでも安定して走れる、3輪のバイクに興味があり、

実際にMP3トリシティ125にも試乗している。

本当は、18年についに発売される初の3輪マニュアルスポーツバイクのNIKEN

購入する気が満々であったが、どうやら価格が150万を超えそうな雰囲気なので

さすがに負担が大きすぎると諦めていた。

ある日 youtubeを見ているとトリシティ155の動画が目についたので

再生してみると、その動画ではトリシティ155が絶賛されていて、

他のトリシティ155の動画を見ても、おおむね好評価だった。

上でも述べたように、トリシティ125は試乗したことがあり、

その時は、さすがに動力性能面で不満を感じたが、トリシティ155になって

排気量はアップし、エンジンも新しいブルーコアエンジンに変更されたので

その面では多少は改善されているだろうと考え、何より原付2種でなくなったので

自動車専用道や高速道路も走行できるのは大きな魅力であった。


最初は中古でお買い得な車両はないかと考え、行きつけのレットバロンで

中古車を検索してもらったが、発売からまだ1年ほどしか経過していないため

中古車は1台しかなく、価格的にもあまりうまみがなかったので、

新車での購入となった。 


購入価格・オプションなど

本体価格 42万円(3万程度の値引き)
諸費用  1.6万円
保険料等 2.5万円
下取   ▲8万円
(スーパーカブ110)
にて一旦 38.1万円の支払となり、

さらにオプションとして

Ray's (レイズ) リアボックス 46L トップケース 4400円 
ワールドウォーク(World walk) トリシティ用 リアキャリア wca-12 7800円
キジマ(Kijima) ヘルメットロック トリシティ ブラック 2400円
YAMAHA(ヤマハ) フックボルトセット 600円
デイトナ(Daytona) マルチマウントバーFE トリシティ用 3100円 
それらの取り付け工賃 8600円 により計 2.7万円の支払いが追加され

総額 40.8万円の支払となった。

ワールドウォーク トリシティ125・155専用スマートフォンマウンティングバー tricity_mount
ワールドウォーク(World-walk)
ワールドウォーク(World-walk)
 
キジマ(Kijima) ヘルメットロック トリシティ ブラック 303‐1555
キジマ(Kijima)
キジマ(Kijima)
 
ワールドウォーク(World walk) トリシティ用 リアキャリア wca-12
ワールドウォーク(World-walk)
ワールドウォーク(World-walk)
 
DAYTONA(デイトナ) マルチマウントバーFE トリシティ〈2CM9〉用 94924
デイトナ(Daytona)
デイトナ(Daytona)
 

性能

認定型式/原動機打刻型式 2BK-SG37J/G3G9E

全長/全幅/全高 1,980mm/750mm/1,210mm

シート高 780mm

軸間距離 1,350mm

最低地上高 165mm

車両重量 165kg

燃料消費率 国土交通省届出値

60km/h定地燃費値 43.4km/L(60km/h) 2名乗車時

WMTCモード値 41.7km/L(クラス2, サブクラス2-1) 1名乗車時

原動機種類 水冷・4ストローク・SOHC・4バルブ

気筒数配列 単気筒

総排気量 155cm3


内径×行程 58.0mm×58.7mm

圧縮比 10.5:1

最高出力 11kW(15PS)/8,000r/min

最大トルク 14N・m(1.4kgf・m)/6,000r/min

始動方式 セルフ式

潤滑方式 ウェットサンプ

エンジンオイル容量 1.00L

燃料タンク容量 7.2L(無鉛レギュラーガソリン指定

吸気・燃料装置/燃料供給方式 フューエルインジェクション

点火方式 TCI(トランジスタ式)

バッテリー容量/型式 12V, 6.0Ah(10HR)/YTZ7V

1次減速比/2次減速比 1.000/10.208

クラッチ形式 乾式, 遠心, シュー

変速装置/変速方式 Vベルト式無段変速/オートマチック

変速比 2.306~0.725:無段変速

フレーム形式 アンダーボーン

キャスター/トレール 20°00′/67mm

タイヤサイズ(前/後) 90/80-14M/C 43P(チューブレス)/130/70-13M/C 57P(チューブレス)

制動装置形式(前/後) 油圧式シングルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ

懸架方式(前/後) テレスコピック/ユニットスイング

ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ LED

乗車定員 2名

トリシティ155の性能を、以前試乗した3輪バイクのトリシティ125(MC前)やMP3アーバン
と比較すると以下のようになる。


     トリシティ155 トリシティ125   MP3アーバン

全長    1980      1905      2040
(mm)
重量      165     152      216(推定) 
(KG)
シート高  780      780       755
(mm)
パワー    15.0      11.0      22.4
(ps)
トルク    14.0      10.0      23.2
(N)
燃費    41.7      38.8      22.0(実測)
(WMTC)
タンク   7.2    6.6       10.8
(L)
Fタイヤ    14        14       13
(インチ)
軸間距離 1350    1310   1440
(mm)
価格   45.4     35.6     85.3
(万円) ABS有    ABS無     ABS不明

トリシティ125のスペックはMC前のもので、つい最近実施されたMCにて
エンジンの排気量以外はトリシティ155と同じものに進化している。


エンジンフィーリング・高速性能
 
この馬力に、この車重なので、俊敏とは言えないが、

上り坂では斜度によっては60キロが限界となっていた

トリシティ125を大きく上回る。

高速道路においては、最適な巡航速度が90キロ、

100キロ巡行も楽々ではないが可能、

最高速度は下り坂やトンネルを除けば110キロ程度(メーター読み)

というところで、

新東名の長い上り坂のように、フルスロットルでも80キロが限界という

ポイントも存在した。

とは言え、下道でも性能不足を感じたトリシティ125に対しほぼ40%パワーアップ

しているだけあって、下道においてはほぼ問題ない動力性能を持っており

速度のレンジが高い郊外でのツーリングも、全く問題なく走行可能となっている。

安定性・コーナリング

この部分の印象については、以前トリシティ125をレンタルした時と大きな違いはなく、

まず安定性についてだが、今までのスクーター、いや2輪車とは比較にならない

といってもよく、トリシティの最も特徴的な部分であると同時に最大の長所となっている。

今回のツーリングでは雨が降らなかったので実感できなかったが、

特にウエット状態の路面を走行する際の安心感は絶対的であり、80キロ以上で

レーンチェンジするときの安定感も大型バイクに匹敵するものとなっている。

コーナリングについては安定感が高いため、つい高い速度でコーナーに侵入してしまう

ため、思った以上に曲がらないアンダーステアが出やすい傾向にあるので、

しっかりと減速してコーナーに侵入する必要がある。

ブレーキングについてもフロント2輪の力で、強いブレーキングをかけても

安定していて、なおかつABSも標準装備と通常のスクーターを圧倒する

安心感を誇る。


乗り心地

路面からの衝撃をダイレクトに伝えるところが多少あるが、高い安定性で

安心して走行できるため、1000キロを超える今回のツーリングでも

ほとんど疲れを感じることはなく、かなり良好といえる。



取り回し

150CCクラスなのに165KGの重さがあるため、楽々とは言えないが、

車体は思ったよりコンパクトなので、それほど苦労することはないだろう。


燃費

燃費についてはしっかりと計測していないので、はっきりとは言えないが

WMTCモード値はほぼ実燃費に近いので、普通に走ればリッター40キロ前後の燃費で

あることは間違いないだろう。

時速20キロから70キロの範囲内では、加速のためにスロットルを開けた後に

速度維持する程度にスロットルを戻すと、省エネ運転をしていることを表す

エコランプが点灯するので、その範囲がリッター40キロを達成するための

適正なスピードなのだろう。

今回、新東名を使用する際に時速100キロを維持するため、

ほぼフルスロットルで走り続けたのだが、

そのような運転をすると燃費が22~23キロだったので、燃費を気にするなら

高速道路でも走行車線を80キロ前後で走り続けた方が賢明だろう。


メーター、エクステリアデザイン



メーターについてはトリシティ125からの変更はなく、

すべて液晶で、オドメーターAB、外気温、オイル交換、ベルト使用距離

などの表示が付いており機能的ではあるが味気ない感がある。

エクステリアについては、かってのコマジェを思い起こさせるデザインで、

可もなく不可もない無難なラインで収めてきた印象をうけるが、     

ヘッドライトがLEDライトになったおかげで、多少は新しさ

感じるものとなった。


収納

間口は広い反面、底は浅いが、ほとんどのフルフェイスヘルメット

は収納できるだけのスペースはあるが、愛用のリックサックを入れると

無理やり押し込んで入る程度で、全体的に容量の不足を感じたので、

私は大容量のリアBOX(後付け)を装備し、

ツーリング時には、そこにかさばる荷物を入れ、

シート下のスペースはツーリングマップルなどよく使う小物を入れて、

停車時にヘルメットは、ヘルメットロック(後付け)を使用する方法

をとっている。


(前面には小物入れと電源も装備されている)

総評

高い安定性から発する、安心感、快適性はそのままに

125の弱点だった動力性の不足をトリシティ155はかなり

解消していて、その完成度は大きく高まっている。

車体も思ったよりコンパクトでカブとほとんど同じスペースで

駐車できたのはうれしい誤算であった。


これから温かくなれば、山間部のワインディングなども

走行可能となるので、とくにパワー不足をカバーできる

下りのワインディングでは、3輪の力でかなり楽しい走りが

できるのではないかと、今から期待している。

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スーパーカブ110(JA10) その2

2018-02-19 21:06:41 | 愛車たち
2018年2月に新バイクの購入に伴い、スーパーカブ110

下取り車として売却したので、2年間乗ってみた感想を報告したい。


      

所有期間 2016年1月から2018年2月までの2年と1か月 

走行距離 6826キロ 


コスト 購入時コミコミ27万 下取り価格8万 トータルコスト19万

基本的なインプレはスーパーカブ110 その1で説明しているのでそちらを見てほしいが、

ここでは最初の印象から変わってきた部分、所有してみて分かった長所・短所に
ついてあげてみたい。

エンジンフィーリング・動力性能について

動力性能的に常用できる速度は70キロ前後、最高速は80キロ程度という最初の
感想から大きな変化はないが、エンジンフィーリングについては乗っているうちに徐々に
滑らかになり、かなり乗り易くなったように感じた。

各種装備品の有効度

純正ウインドシールド 
冬の寒さ対策、ロングツーリング時の疲労低減に大きな力を発揮するので、是非とも装着したい装備だが
デザインの見栄えが少し悪くなるのが難点である。

電波時計(TANAX 電波クロック)  

時計が標準装備でないカブ110には必須のオプション、さらに1分を争う勝負をしている通勤ライダーには、狂いがない電波時計は大きな助けとなる。
取り付けてから2年間野外駐車で雨風にさらされ、電池も一度も交換しなかったが、バックライトが故障した以外は最後まで問題なく稼働してくれた。

純正ビジネスBOX(簡易ロックタイプ)
簡易的なカギが付いていたが、案外ロックするのが面倒なため、繁華街など危険な場所に駐車するとき以外は、ロックしないで使用していた。
容量については、見た目以上に物が入るので、通常のビジネス、買い物、ツーリング時には全く不満なく使用できる。

純正フロントキャリア 
キャンプツーリングなどの際に使用するかもと考えとりあえず付けてみたのだが、キャンプツーリングには一度も行かず、通常はリアのBOXだけで十分なので
2年間一度も使用せず終わってしまった。

運転席キャリア 
なんとなく装着したが、ここに荷物を載せるとかなり窮屈なので、使用することなく終わってしまった。

タナックス(TANAX) 電波クロック モトフィズ(MOTOFIZZ) ブラック MF-4672
タナックス(Tanax)
タナックス(Tanax)
 
長所

・リッター60キロを超える低燃費

・どんな狭い路地でも入り込める軽快さ

・軽量コンパクトなボディによる取り回しの良さ

・ギアチェンジの楽しさ


上の3つについては、アドレス110などのコンパクトスクーターにも共通するかもしれないが、
ギアをチェンジし積極的にバイクを操る楽しさはカブだけのものなので、
カブにするかその他のコンパクトスクーターにするかという判断はほぼその一点に集約される。

モデルチェンジしたJA44型は値段も上昇し、本体価格ではディオやアドレスに対し完全に劣勢となったので
移動手段としての実用性を重視するなら、そちらを選択する方が賢明だろう。


短所

・安楽に移動できない

・自動車専用道、高速に乗ることができない


ギアチェンジの楽しさの代償として常にギアが何速か考えながら
運転しなければならず、右折などで停車状態から急加速したいときに、3速、4速にギアが
入っていて思ったように加速せず焦ることもしばしばあった。


高速道路や自動車専用道に乗れないことは初めから分かっていたことだが、
休みに限りがあるサラリーマンの身分では、どうしてもツーリングに行ける範囲が
限定されてしまい、購入前はもっとツーリングに使用するつもりだったが、
結局、ロングツーリングは「しまなみ海道」に行ったのみとなってしまった。

学生または定年後の金はないが時間がある状態なら、カブにキャンプ道具を積んで
1週間~2週間の超ロングツーリングを経済的に楽しめたかもしれないが、
現在の状況では高速利用による時間短縮能力は必須と考え、
この点が今回の乗り換えの最大の要因となった。

総評

乗り換え車両が通勤に使用するスクーターなこともあり、キャラクターが被る
カブが下取り車両となってしまったが、保管するスペースがあるなら、
ファミリーバイク特約のおかげで保険代もほとんど負担がないので、
カブも残しておきたかったというのが正直なところである。

JA44型が登場したことによりデザイン面であまり人気がないJA10型は、
お買い得な中古車が市場に多く放出されると予想されるので、
特にバイクを初めて購入する学生には、経済的にあまり負担にならず、
なおかつバイクを操る楽しさをもつJA10型カブを購入し、
生活の相棒とすることをおおいにお勧めする。


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