野田新政権が2011年度第3次補正予算案の編成に動き出しました。
政府が2011年度第3次補正予算案への計上を検討している主な項目は以下のとおりです。
◇東日本大震災からの復旧・復興 ●三陸縦貫自動車道など緊急輸送路の整備を促進 ●東北地方に対象を絞った高速道路無料化 ●地方負担を最小限にする形で津波被災地の高台集団移転を支援 ●庁舎再建や公民館整備など自治体が自由に使える財源の確保 ●新規雇い入れを増やす企業を支援するための基金創設 ●製造業など中小企業向け低利融資の拡大 ●固定資産税の減免など税制優遇措置の継続 ◇円高対策 ●産業空洞化を防ぐため企業の工場立地や設備投資を支援 ●輸出減で採算が悪化した中小企業向けに資金繰りを支援 ◇エネルギー対策 ●冬の需給ひっ迫を見越し企業の省エネ対策を支援 ●家庭向けに省エネ設備の導入を支援
問題は財源確保です。政府は復興事業費を今後5年で13兆円と見積もり、臨時増税で10兆円程度、歳出削減など3兆円のねん出を想定しています。
この臨時増税の税目は難航しそうです。歳出削減も難題です。事業仕分けにより行政改革や公務員人件費削減に取り組む模様です。しかし、事業仕分けでなにができるのでしょうか。これまでの事業仕分けは、国民の受けを狙ったイベントでした。
結局、落ち着く先は、キャリア官僚を除いた公務員人件費削減ということになるのでしょうか。
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