えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

笑いのカイブツ

2017年04月04日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 東北のみなさん こんにちは

 こんな社員がいたらほとほと困ってしまいます。お笑いに命をかけているから仕事中は全くだらしない。寝る間を惜しんで一日2000個のボケを放ち、徹夜のままバイトに出かける。仕事場では居眠りし、叱られると言葉だけ「すみません」と謝る。しかし、心の中では「しょうもない仕事に真面目に働いているやつこそ、クソ。笑いに命をかけてるから、仕事に力を注がない。何が悪いんや」と叫んでいる。いくら社員を大事にしようと思っていても、どうやって首を切ろうかと算段を練るでしょう。

 そんな努力を積み重ねたお笑いの力は尋常じゃなく、NHKのケータイ大喜利のレジェンドになった直後の21歳で笑いの殿堂・吉本の舞台作家に採用されます。しかし、本人が言う「人間関係不得意」の結果、数か月で実質の首。笑いのカイブツを自負しながら報われない生涯に嫌気を指して自殺も考える。そして今、この自伝小説を書き、どれ程食えるようになっているんでしょうか。

 こんなのが隣人にいたら、とても不愉快になるります。それでも反面、ひとところに人生のすべてをかけるこの「怪物」性には羨望を抱いてしまいます。自らもゴッホを引合いにだし天才宣言しているように、後年ほんまもんの「レジェンド」になる予感を感じます。なれないけどなってみたくなるカイブツです。

 それにしても、ネタをひねり出そうと古今東西の書物を読み漁ったうえで、最近の文学は面白くないと語ったのは芥川賞を獲ったお笑い芸人を揶揄してのことでしょうか。「おれの方がもっとおもろいで」、とこの本を書いたと勘ぐったら、作者のツチヤタカユキ氏はどう思うのか聞いていみたくなります。実際こっちの方がおもろいのです。

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