ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

鹿児島へ

2012-07-10 05:00:00 | 

3夜連続でお世話になったN田家を後に旅行4日目は鹿児島へと向かいます。JR鹿児島本線の荒木駅まで送ってもらい、電車で久留米駅まで戻り、初めて九州新幹線に乗るのです。N田家を後にしたと言ってもN田君は年休を取って、この日の目的地鹿児島・指宿まで付いてきてくれます。そう言えば聞こえは良いのですが、彼も鹿児島など知る由も無く、九州人であるが故に私よりは少しばかりは知っているという期待は見事に消し飛んでしまいます。私と同様、知らないところを散策して回るという結果になってしまいました。

9時半発のさくら541号、平日ともあってとても空いていました。空いているからなのか、もう4日目ともなるとお互い顔を合わすのもイヤになって来たのか、N田君は横に並んで座るのではなく、私の後の窓側の席に座ったのでした。

1時間ほどで鹿児島中央駅に到着、速過ぎて景色もあまり見てないし、運賃が勿体ないような気もします。真っ先に観光案内所へ、どう遊べばいいのかを問いに行くのです。案内では市電・市バスの1日乗車券を買ってシティビューバスに乗れば、鹿児島市内の名所・旧跡で停まるので、好きなところで乗り降りしてくださいということでした。

             

戸惑うことなくまずは桜島が見えるという城山へ。途中、何処で降りれば興味深いところが見れるかと、話したり考えながらバスに揺られていました。話し声が聞こえたのか、N田君の前に座っていた人が親切にあれこれ話しかけてくれます。そんなに親切ならずっと付いてきてくれたら助かるのにと思ったけれど、途中で先に降りてしまいました。

当日の桜島、台風4号が近づいていた南九州は雨こそ降ってはないものの雲が立ち込めていて、桜島が噴煙を上げているのかどうかも分かりません。確かに街では灰が積っている様子ではありませんでした。

             

展望所の城山公園、台風が近づいているせいなのか、人もまばらです。

             

晴れていたらこんな風に見えたに違いありません。公園内にあった案内板に刷り込まれていた写真です。

N田君は次は何処へ行こうかと言うのですが、もう11時半を回っていたし、昼食をとらねばならず、N田君が鹿児島の友人に紹介してもらっていた黒豚のしゃぶしゃぶを食べさせてくれる店へ行くことにしました。

             

展望台から停留所まで歩いていく途中にドーン広場というところがあり、何かいなと思って見渡してみると何もありません。何のことはない、明治時代にはお昼になるとドーン!と時報代わりの空砲を撃っていたという話なのです。

             

暫らくバスを待って、天文館というところへ行くのですが、引き返すのではなく、先へと行ってぐるりとコースを回って来ないといけません。お蔭で天文館に着いたのが12時20分にもなっていました。天文館と言っても建物があるわけではありません。そういう地名なのです。大阪で言う北新地、道頓堀と言ったところでしょうか。

後で気が付いたことなのですが、城山を降りると鶴丸城址などがあり、そこから天文館までは歩いてすぐだったのです。

             

目的の店は『あぢもり』名前を聞いていてずっと『あじもり』だと思っていたので、店に着いて仰天、こんな所にも和歌山弁のような店があるのには驚きましたが、どうして『あぢもり』なのかは聞きそびれました。

             

私たちは黒豚のしゃぶしゃぶを食べたかったのですが、店に入ると店の人はランチだと思われたのか椅子席に案内され、しゃぶしゃぶを食べたいと言うと「出来るかどうか・・・」と暫らく待つように言われ、5分ほど待たされて3階へと案内されました。昼にしゃぶしゃぶなど食べたいと言って待たされたので、私たちだけかと思ったら和室には何組かの人がしゃぶしゃぶを食べているではありませんか。勿体つけずにサッサと案内してくれればいいものをと思いましたが、黙っていました。

きれいな銅製の鍋です。

             

普通、しゃぶしゃぶはポン酢で食べるもの、でもここは出汁に味が付いていて、そのまま食べます。どんなポン酢が出てくるのか楽しみにしていた私は肩透かしを食らった感じです。ビールを2杯ほど飲んで、焼酎を頼みます。焼酎は湯割りしたものを土瓶に入れて持って来てくれます。

             

出汁が煮詰まってきたら卵を溶いて食べるように言われました。これにもビックリしますよね。

             

最後の〆用のうどんです。わざわざこんなにきれいに並べてくれんでもエエと思うのが、貧乏人なのですかね。

             

N田君が是非にも食べたいと言っていた黒豚の角煮。これで700円ぐらいでしたか、ボッタクリですね。

             

私は焼酎の水割りを飲みたかったのに、ありませんから、水だけ別途注文です。水ですからお代は要らないですよね。これから市内の観光をしないといけないのにもう1時半を回っていました。

水を飲んで酔いを醒まして、再出発です。

                  gooリサーチモニターに登録!


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (やま)
2012-07-10 08:50:45
天文台通りについて、
もう昔、いにしえの頃になると思います。
鹿児島を訪ねた事があり、知人の知人が元タクシーの運転手をしていまして、観光案内がとても上手で、びに入りサイに入りおもしろく説明してくれました。
新婚旅行客の多い時、タクシーの運転手がバスガイドより、上手だったそうです。それによると、島津の殿様の肝いりで天文台を造ったとか、それで天文台通りと言うようになったとか。。あの頃ちんちん電車が走って、大きな通りと記憶していますが如何でしたか?。
ちんちん電車は (やまさんへ)
2012-07-10 09:48:53
今も走っていましたよ。1日乗車券でその電車も乗れるのですが、私たちはバスばかり乗ってました。タクシーの運ちゃんの案内なら、きっと楽しく面白かったんだろうと思いますね。

吉野ヶ里遺跡は到着した時間が遅かったと思います。というか広すぎるのです。入場してから北墳丘墓まで1時間かかってますからね。見てないところが未だたくさんありました。でも隅々まで見たらさぞ疲れるだろうと思います。

霧島では縄文時代の遺跡にも行っています。また記事に載せると思います。
Unknown (やま)
2012-07-10 11:08:45
霧島を楽しみにしています。

邪馬台国発祥の地。。

大変ですね。。ぼんくら放浪記を続けるのは。。頑張って下さい、月並みな言い方ですが。。楽しみにしている人々が多いと推察。。。します。。ある意味、集中出来る事があるのはすばらしいと思いますし、知的興奮に通じるのではないでしょうか?
Unknown (N田)
2012-07-10 20:51:33
とうとう鹿児島編突入ですね。
私もなぜか本業(仕事)が忙しく、暇なぼんくらさんがうらやましい。
九州新幹線で一言、1周年を迎え初めて乗りました、記念のこの旅で経験できたことを嬉しく思います。巷では、新幹線の九州での経済効果を評価してます。これから行く観光地はその一番です。関西からの影響が大だそうです。
郷土料理を味わってほしかったので、これで良いでしょう。桜島は、鹿児島のシンボルこれも良いでしょう。また、鹿児島に来てくれんね。

コメントを投稿