私の「認識台湾」

個人的な旅行(写真)の記録を主眼としつつも、実態は単なる「電子落書き帳」・・・・

五輪前の中国は革命前夜?:五輪施設攻撃予告

2008年07月26日 | 極東情勢(日本とその周辺)
無事に「式次第」が進行する気はしなかった北京五輪ですが、開幕が秒読みとなった段できな臭さが加速してきましたね。ミュンヘン五輪の際のようなテロ行為は絶対に容認できませんが・・・・
<五輪呼称「中国台北」に反発>
中国大陸のメディアがオリンピックでの台湾代表の呼び方を中台間での取り決めとは異なる「中国台北」と表記したことについて、台湾当局は「台湾を中国の一部のように扱っている」として、参加を取りやめることも辞さないと反発を強めています。 オリンピックでの台湾代表の呼び方については、中国と台湾との間で、英語では「チャイニーズ・タイペイ」、中国語では「中華台北」とすることで1989年に合意しています。しかし、今回のオリンピック報道の中で、中国大陸のメディアが「中国台北」と表記したことから、台湾側は「台湾を中国の一部のように扱っている」として反発を強めている一方、中国政府は、国内のメディアに呼び方を強制することはできないとして容認する姿勢を示しています。 これについて、台湾の行政院体育委員会トップの戴遐齢主任委員は24日、台湾の報道陣に対し「もし北京当局がオリンピック期間中に『中国台北』という名称を使えば参加を取りやめることも辞さない」と述べ、中国側を激しくけん制しました。 台湾当局は、聖火リレーでも、当初発表された台湾から香港・マカオを経由して中国本土に入るルートを「台湾を国内扱いしようとするものだ」として拒否しており、北京オリンピックでの台湾の扱われ方に神経をとがらせています。 (NHK)

KMT馬政権でもこの辺は反発するようですが、ぶっちゃけ「中華台北」でも「中国台北」でも矮小化された名称という点では五十歩百歩のような気もいたします。(その距離はせいぜい日暮里~西日暮里程度ではないかと)そもそも「中国時報」という新聞社や、「中国信託」という銀行や、「中国石油」というGSを見かけたのは何処の国だったかと・・・・
むしろ、この報道のツボは「国内のメディアに呼び方を強制することはできない」という中共の見事な開き直りっぷりですね。 毒餃子騒動の際、「政府が日本メディアに客観報道を促すよう希望する」(共同)と理不尽な要求を突きつけた舌の根も乾かぬ──まぁ、時節的に乾いた頃かもしれませんが、日本の周囲はこんな連中ばかりですね。大陸や半島を遠巻きにしつつ、我が道を往く<太平洋の英国>が理想だったのですが、実態は敵対的な国々(核保有国)に囲まれる<極東のイスラエル>というヲチか・・・・



◆中国のバス爆破、ウイグル独立組織が犯行声明 五輪施設攻撃も予告(産経)
◆85%“中国製”の高速鉄道 「安全性には配慮」(産経)
◆五輪期間にデモ専用区設置 暴動続発で異例措置(産経)

「中国:雲南省昆明市内におけるバス連続爆発事件の発生」(外務省)は海外安全ホームページにいち早く掲載されましたね。「列車、路線バス等不特定多数が利用する公共交通機関の利用は、可能なかぎり控えてください。特に朝夕のラッシュ時の利用を控えるようにしてください」との注意書きがありますが、バスの次は開業直後の北京~天津間高速鉄道がターゲットとなる可能性も否定できません。日本の新幹線でこの辺が徹底しているのはJR東海で、N700系新幹線ではデッキ部に監視カメラも設置されていますが、前面展望DVD等もテロ対策を理由に撮影を許可してませんね。
先月末の少女変死事件に伴う暴動が皮切りとなった感もありますが、あらかじめ当局が警戒し、動向もある程度把握している反体制組織はともかく、個別の不満分子の暴動等に対する<傾向と対策>は打ち出せないでしょう。そうした暴動に明確な方向性を見出せるかどうかはともかく、五輪前の中国が本格的な混乱の序章にあるのは間違いないようです。


中国はジャーナリストにとって世界最大の監獄 国境なき記者団



最新の画像もっと見る