野菊の群れ咲く秋の草叢に無性に惹かれる。
琳派の描く秋草図屏風が頭の中にあるのだろう。
黄昏の美しい光の中で淡々(あわあわ)と際立つ野菊の風景と出会った。
休耕田の一画が一面の薄紫の花叢で覆われる。
これほどの野菊の群落を久しく見ない。
草丈一mくらいの湿地に咲く薄紫の野菊は、大柚香菊(オオユウガギク)と思われる。
エノコログサや野芥子、芒などと一緒に群れ咲く、そこに一幅の秋草図絵が。
野菊が好きな豹紋蝶の橙色の翅が西日に透ける。
深緑のミドリセセリも。
帰路は中秋の名月が石鎚連峰の上に架かる。
絵に描いたような秋の風情満載の一日。
岩井俊二の新作映画を久しぶりに観ました。
この溢れる光の狭間に永遠を映し込みたい…
そう切望しました…
でも夕焼けしか頭に無くて風雪さんとお話をしながらの時間が過ぎ瓶林を走った時は高く上がり過ぎていました
本当は赤い月を撮りたかったのに・・・
雲ひとつない美しいお月さまでした
その時も黄昏の光で撮影しているのですが、
もう一度、雨上がりの晴天の午後、出掛けました。
そうですね。
私も、この日が中秋の名月であることを忘れていました。
今年の名月は満月の一日前。
日没より少し早い月の出です。
重信川沿いのサイクリングロードを降りて、
ぐるり180度回った高速道の高架下で、この月の出と出くわしました。
その先に、ちょうど石鎚山系を見渡せる橋があり、そこからの撮影です。
だから余計な電線や高速の高架道が厭でもフレーム内に入ってしまいます。
それでも、この日は日帰り撮影行なので重い望遠レンズを持って来ていたので撮影可能でした。
もう以前のように満月撮影のために自転車峠越えの堂ヶ森山行に重い望遠レンズを持参するのは無理です。
確実に以前とは体力が落ちています。
それを自覚しながら、少しづつ自分の現在の体力で行ける山と向き合っています。
但し年齢的に残りの時間を考えると、もう過去に撮り尽くした風景よりも、
未だ向き合えていない風景を優先します。
弥山からの秋の天狗岳は、もういらない。
20年近く撮り続けて来ましたから。
今は一の森、二の森からの白骨林と錦繍の風景と向き合いたいと思っています。
一番敬遠する理由は、あの三脚の並ぶ人混みです。
風雪さんには悪いけれど遠征するなら涸沢も御免です(笑)
もう一度紅葉の絶景と向き合えるなら東北の朝日連峰へ行きたいですね。
三脚の並ぶ有名撮影地より、何よりも風景とは静かに向き合いたいと云うのが偽らざる実感です。
堂ヶ森は静かですよ(笑)
野菊、エノコログサの休耕田・・・
まさに日本の農地の現形(こんな言葉あるのかな?)
石鎚にかかる月もいいですね。
先日の開会式の時、NHKが運動公園からの石鎚をアップしました。
懐かしい山容が・・・
石鎚、週末は人混みでしょうね。
その好奇心と行動力が鬼城さんの魅力だと思います(笑)
毎日、楽しみにブログを覗かせてもらっています。
昨日の石鎚頂上山荘ブログに掲載された天狗岳の紅葉画像からも分かるように、
https://ameblo.jp/ishizuchi-sansou/entry-12316798410.html
今年の紅葉は例年になく鮮やかで綺麗ですね。
15日の石鎚登山は期待してください。
スカイラインから土小屋そして二の鎖周辺くらいまで充分に美しい錦模様を楽しめると思います。
後は当日のお天気次第。
南予の皆さんは愛媛国体の観戦で盛り上がっていますね。
どうも、こちらはイマイチ関心が低いように思えます?
私だけでしょうか?
それより降って湧いたような突然の国会解散と衆院選挙の日替わりでめまぐるしく動く
政界再編の動きに目が離せません。
新聞各社の世論調査の動向を見ると、長く続いた安倍政権の横暴に対する民意の揺り戻しが起こりそうな気配が濃厚。
小池百合子という政治家のいかがわしさも、日々露呈して来てメディアが騒ぐほど有権者はバカではないことも、
希望の党に対する期待感の低さが物語っています。
その中で唯一の救いが枝野幸男が立ち上げた立憲民主党の存在です。
結党の記者会見で久しぶりに真っ当な日本語で語りかけられる言葉を聞いたように思えました(笑)
有権者の期待感の高さは、結党して間もない立憲民主党のツイッターのフォロワー数が、
一番多い自民党の11万人を超えて13万人に達したことからも窺えます。
(因みに希望の党は5700人くらい)
選挙に行くも70%を越えています。
健全な民主主義の揺り戻しに期待が持てる、久しぶりに明るい材料が揃った国政選挙です。
もう一つ明るい話題は、カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞ですね。
残念ながら作品は短編集を読んだだけで代表作「日の名残り」は途中で挫折しています(汗)
でも彼が受賞したことで毎年、候補に挙がる村上春樹の受賞も現実味を帯びてきました。
作品の評価は高いながら本がよく売れる人気作家(ジョン・アーヴィングやカズオ・イシグロや村上春樹)は、
ノーベル賞を取れないというのが定説になっていましたからね。
本棚の片隅で埃を被ったままの「日の名残り」を引っ張り出して、この機会に読んでみようかと思っています。
「お前が国難だ」の水戸駅前のヤジに、すっかり怯えてしまったようです。
今朝の相田和弘のツィートが秀逸。
想田和弘 ✔ @KazuhiroSoda
ここまでヤジごときに怯える首相が、かつていただろうか。
この極度な臆病者が日本を守り抜くと大口叩いているのは、ギャグにしか聞こえない