「オリーブの枝」作戦、発動。

１月２０日。１７時００分。
ついに、

トルコの複数の
空軍基地から

F-１６を含む
７２機の戦闘機が、飛び立ち

シリア国内、アフリン地区の
１０８ヶ所の

攻撃目標を
破壊しました。

トルコの、アフリン侵攻
開始です。

作戦の名前は
「オリーブの枝」

アフリン地区に
平和をもたらす、という意味を
こめたそうで。

夜中あたりからは
戦車など

陸上部隊も
続々と、シリア側に越境し

２１日、午前１１時頃に
陸軍部隊も、現地入りして

作戦に参加して
地上戦も、開始しました。

もちろん、トルコ軍は
単独ではなくて

自由シリア軍、の援軍
という形を、とっておりやす。

現在までに
国境に一番近い村、を

クルド兵の手から
解放して、

２番目、３番目の村へ向っている、という
報道が、流れとります。

大統領の発表によれば
アフリンを平定した後は、

エル・バブ地区の
東側、にあたる

メンビチ地区にも
侵攻を予定しているようで

アメリカの出方次第、では
あるけれども

できれば、そのまま
メンビチよりも、東側まで

ずずいずい、と
出張っていって

トルコの国境沿いに展開する
すべてのクルド人勢力を

排除したい、みたいなコトを
言っとりました。

もちろん、
現地のクルド人勢力は、反発しているけれども

最初から、対峙している
トルコよりも

トルコの侵入を許可した
ロシアの方に、恨みを抱いているような感じ（爆）

クルド人勢力は
戦闘服を脱ぎ、

一般市民と同じ服を着て
カモフラージュしながら

トルコ軍の標的に
なりやすい、と思われる

建物の内部に
一般市民を監禁して

「人間の盾」として
利用している、なんて報道もあり。

戦争、という行為の
黒い側面を

早速、せっせと
見せておる様子。

ロシア軍は、
自分とこの兵隊を

さっさと、別の町に
移動させて

現在、アメリカを
「おめーが、テロリストの後押しなんかするから、
トルコが怒って、こんな事態になったんだ。シリアの混乱が深まったのは
おめーのせいだ！」

と、非難しながら
事態の静観、を決め込んでおりやす。

アメリカは。
チグリス川よりも、西側の方面は
わしらの管轄外だから、知らん～と

知らんぷり、を
決め込む発言をしておきながら

トルコは、余計な事していないで
ISISとの戦闘に、集中するべきでしょ？

とか。
非難発言を出したり。

いろいろと、
手を代え、品を代え

トルコの出兵を
断念させようと

していたみたい、
だけど。

大体、トルコは
クルド人勢力を、掃討するために

こういうチャンスを、
待っていたわけだから。

そう簡単に
あきらめるわけが、ない。

勢いづいたエルさんは
誰にも、とめられそうに、ないみたい（爆）

こういう、有事に強い指導者、
だから

いろいろ、黒い噂が立っても
現政権は、人気があるのかも、しれない。

決断力や、行動力は
まったく、日本の政治家なんか

足元にも
及びませんな。

まあ、それだけ
歴史的に

揉まれてきた
国であり、国民、なんだろうケドね。

そういうわけで。
作戦は、ずらずら、と

長引く可能性も
ある、そうで

現時点では、
いついつまでに

カタをつけようと思ってる、
みたいな発表はない。

アメリカの
「ISIS掃討に、集中しろ」発言の
答え、として

トルコ作戦本部は
「PKK.YPG(クルド人テロリスト勢力）と、ISISの掃討のための作戦」

という。
お題目を、打ち出しました。

実際に、
昨日の、空爆の際に

イドリブの付近にあった
ISISの建物も、破壊したそうっす。

当然、クルド人勢力側も
黙ってやられているわけでは、なく。

トルコ領に
ロケット砲を

打ち込んだりして
反撃を試みてはいるけれども。

皮肉にも。
現在、トルコ人の、負傷者

そして、
トルコに避難してきた

シリア人の
死亡者、がでている模様っす。

まだまだ、戦争は
始まったばかりだよ…。


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