とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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ダムの建設は中止するより値切ろう

2009年09月21日 19時10分38秒 | 政治
八ッ場ダムを中止するかどうか、というのが議論を呼んでいる。

ここのところ老害が目立ちはじめた東京都の石原知事によるとダムはすでに70%完成しているのだという。
ここまで工程が進んでいるのに今さら中止はないだろう、というのが大方の主張だ。

で、私も中止するのはいかがかと思っている。
何十年もかけてコンセンサスをとってきてやっと完成を目前にしている国の計画を中止させるという手はないだろう。
中止した場合、これまで投資した建設費は途方もない損益になってしまう。

思うに、建設を中止するのではなく建設している土建屋さんや、地権者に対して値切ればいいと思う。
建設は談合の繰り返しや、闇金の横行で市価の何倍もの建設費がかかっているかも知れないからだ。


国の購入金額と私企業の購入金額を比較した例に、国鉄とJRの車両購入費があげられる。
JRは国鉄時代の半分近くの金額で列車の車両を購入しているというのだ。
これは一概に談合のたまものというものではない。
例えば、金額をろくに検討もせずに購入し続けていたとか、政治家の口利きで買っていたので政治家先生への献金分も含まれていた、というようなことだろう。

また別の例として公共工事では岡山自動車道の例が挙げられる。
岡山ジャンクションから落合ジャンクションまでの一定区間を見事に別々のゼネコンが同じような単価で、特定企業が損したり得したりしないように落札しているのだという。

まだまだ沢山例があるに違いない。
ダムだって同じだろう。

ということで、八ッ場ダムにしても工事済み分もこれから工事分も値切ればなんとかなるんじゃないかと思うのだが、考え過ぎだろうか。


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