撮り鉄ブログ

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今年の撮り初め 雪の湖西線

2024年01月31日 | 撮り鉄
雪の伊吹山、竹生島を背景に北に向かう湖西線貨物列車

早いもので1月もそろそろ終わり。HPの写真がいつまでも12月の尼ヶ辻でもまずいなあ・・・ということで寒さの中、近場の撮影に出かけてきました。

といっても冬場は雪でも無ければあまりパッとしないというのも正直なところで、降雪後の晴れ間を狙って出かけることにします。
とりあえずの目的地はこの記事で紹介した近江中庄の付近としましたが、いざ出かけてみると自宅のある大津市付近は快晴なのに北に行くにつれて曇り空に。おまけに琵琶湖の対岸は霞んで見えません。ただ、折角出掛けてこのまますごすご帰るのも勿体ないので、先ずは駅の南側、貫川北湖の付近で雪山を背景に快走するサンダーバードを暫く撮影し、対岸の伊吹山が見えてくれるのを待つことにします。(本館写真

お昼近くになって琵琶湖岸に出てみると、おおっ、いつもの神様のご加護、冠雪した伊吹山が見えているではありませんか。という訳で前回と同じ湖北バイパスの深清水ランプまで移動して、今回はサンダーバードに加えて下りの貨物列車(3095レ)も待って撮影しました。貨物列車は地味なカラーでイマイチでしたが、伊吹山は石灰岩の切り出し部分が雪で隠れて良かったです。

浜大津付近の中央線変移区間の固定化

2024年01月20日 | 雑記帳
現中央線変移区間北端の柳が崎交叉点南向き
左側の看板は3月のびわ湖マラソンのもので中央線固定化については何の案内も無い
(写真はいずれもドライブレコーダーの画像をキャプチャ)

柳が崎交叉点~大津港口交叉点が現在の中央線変移区間

都市計画で言うところの大津市の都心エリアの道路事情はかなり貧相と言わざるを得ず、浜大津から湖西方面の主要道路である県道558号線(旧国道161号線)は全部で3車線しかありません。このため、1979年から3車線のうち1車線の南行/北行を時間によって使い分ける「中央線変移」になっていましたが、バイパスの開通など諸事情により混雑が多少緩和され、来週1月23日から固定運用に戻されることになりました。
苦肉の策ともいえる車線変移ですが、時間帯によって向きが変わるというのは「勘違い」を考えると結構危険で、事実正面衝突などもあって事故率が高かったようです。

ところで、先日車で走った時に気になったのは、中央線変移の取り止めの告知看板などがあまり目立たない事です。


現中央線変移区間南端の大津港口交叉点付近(北向き)
左に中央線固定化の案内看板(黄矢印)があるが小振りで目立たない

中央線固定化後、南行と北行の車線数が切り替わる尾花川交叉点(北向き)
ここでも目立つのはびわ湖マラソンの横断幕のみ

まだまだ間がある3月のびわ湖マラソンの看板や垂れ幕がやたら目立つのに比較して、来週から実施される「大事な」中央線変移の中止告知看板は殆ど無いのが現状で、勘違いによる正面衝突などに巻き込まれては大変なので、しばらくは中央線は走らない様にした方が良さそうです。

サーキュレーターの天井付近への取り付け

2024年01月13日 | デジタル・電気系
鴨居に取り付けたサーキュレーター
天井付近の温まった空気が足元に届くようになった

暖冬とはいえ、それなりに寒い日が続きます。
私の作業部屋は入り口を除いて周囲三辺が高さ70㎝、奥行き50㎝程の棚になっていて、その上が鉄道模型のレイアウト、下が本棚や模型棚になっています。この棚の一部が天板だけになっていて、線路を退けるとそこが作業デスクになり、今もそこにパソコンを置いてこの駄文を書いている・・・という訳です。
この部屋の暖房はエアコンなので、ただでさえ周囲の棚で床に暖気が届きにくいところ、作業デスクの下は「洞穴」のようになっているのでどうしても足元が寒くなってしまいます。今までひざ掛けぐらいで我慢していたのですが、今回もう少し積極的に?サーキュレーターを導入して問題解決することにしました。

サーキュレーターの暖房時の一般的な使い方は、床に置いて天井に向けて冷たい風を送って攪拌するということのようですが、私の場合は「洞穴」に向かって天井の暖気を直接送るのが良いのではないか(自己判断です・・・)ということになり、従って、最初は壁に取り付けられるサーキュレーターを探したのですが、市販品はいずれも帯に短し襷に長しで、結局取付部材を自作して一般のサーキュレーターを取り付けることにしました。

もちろんサーキュレーターは市販品で、リーズナブルな扇風機などでは割りと有名な山善のAAS-W15(Amazonで3,480円)という、首振りやリモコン、タイマーもついていない最も小型で安価な製品にしました。一応10畳までの対応なので能力も十分、重量も1.4kgと比較的軽量、運転音も「静音」だそうです。
冒頭の写真のようにこの機種は直径15㎝ぐらいの円柱(厳密には円錐台)形の台座上にファンが乗っかっているような構造なので、「円柱台座を何らかの方法で保持して鴨居に取り付ける」のが今回のミッションです。

半透明の足部品を引き抜き、4カ所のネジを外して円柱台座の内部を確認する
スイッチとヒューズ以外は殆ど空っぽで、多少の底板への加工は問題なさそうだ

底板への加工の必要性もあるので、上写真のように底板を外して円柱台座の中を確認します。どうもスイッチとヒューズ以外の部品はファンのモーター付近にあるようで、床板に穴を空けたり、多少ネジがはみ出しても大丈夫そうなので安心します。


「洞穴」に暖気を送り込むために、サーキュレーターを下向け45度ぐらいで取り付けたいので、取付具の構造を考えます。部材については手元に切れ端の残っている幅6cm厚さ1cmの杉(?)材をベースにして、その他ジャンク箱にあったアルミ棒端材、蝶番などを使ってお金を掛けずに作成することにしました。
① サーキュレーターの円柱台座は、上写真点線の様にAの金具とBの受木で保持する。
② 円柱台座が横にずれない様に、Bの形状を台座に合わせた円弧状とし、さらにCの
  を通して円柱台座底板を取付具にネジ止めする。またこの写真には見えないが
  Aの取り付け部付近の円柱台座底板にも横滑り防止用のパッドを貼り付ける。
③ 円柱台座を支える板と鴨居に取り付ける板は蝶番Dで固定し、Eのステーで傾き角度
  を調節する。
④ 全体をFの固定ネジで鴨居に取り付ける。

工作は半日ほどで完成。ただ取り付けてみるとちょっと取付具が目立つので、これも手元にあったダークブラウン系の水性ニスを塗ったら冒頭の様にいい感じ?に仕上がりました。
費用もそこそこで足元も快適になり、鴨居取り付けで邪魔にもならず音も静かで満足しています。


終わった大津の「都心エリア」

2024年01月05日 | 雑記帳
大津市都市計画マスタープラン2017-2031の全体構想に示された都心エリア(赤〇内
策定に前後して大型商業施設が撤退し「都心」という言葉が空しく響く

今年は元日夕方に能登で大きな地震が発生し、また2日には羽田空港でその地震の救援に向かう海保機と日航機の衝撃的な事故など、厳しい年初となりました。
被災者の方の労苦を思えば比較にもならない話ですが、身近な寂しい話として1月10日に大津京駅近くのイオンスタイル大津京が閉店になるので、今日ちょっと覗きに行ってきました。閉店まであと6営業日なので商品の補充も最低限で、食料品売り場なども3割近くの棚が空いているような状況でした。

西武大津百貨店と大津パルコのあった頃の膳所付近(国土地理院2008年航空写真)


大津駅前にアルプラザのあった頃(国土地理院2008年航空写真)

大津市内では2016年6月20日に大津駅前にあった平和堂の大型店であるアル・プラザ大津が閉店、膳所にあった西武百貨店大津店が2020年8月31日に閉店、そして今回のイオンスタイル大津京店が2023年1月10日で閉店と、大型店舗の閉店が相次いでいます。この他にも冒頭の大津市都市計画マスタープランの「都心エリア」内では浜大津OPA(明日都浜大津)が2004年3月、西友大津店(長等)が2015年4月30日、大津パルコ(膳所)が2017年8月31日に閉店しています。レストランや映画館が入っていた浜大津アーカスもすっかり業態が変わってしまいました。
もちろんこれらの撤退後、近隣に新しい商業施設が全く出来ていない訳ではないのですが、パルコの建物を引き継いだOh!ME大津テラスを除いては、いずれもワンフロアの食品スーパーを中心とした施設ばかりで、求心力の低下や規模の縮小は明らかです。

行政に何ができるのか、議論のあるところだとは思いますが、いつまでも「都心」を語っていても空しいばかり。
一方で大津市は滋賀県最大の人口(34万人)を抱える中核都市で県庁所在地かつここ数年の人口も微増乃至は横ばいなのですから、いささか手遅れ感もありますが何かしら効果的な対策を打って「ちょっとした買い物は草津のイオンモールまで行かないと・・・」などという情けない話を脱却して欲しいものです。