撮り鉄ブログ

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2023年を振り返る

2023年12月24日 | 鉄是好日
三陸鉄道車両で賑わう宮古駅 宮古線のキハ110も左から4番目の線路億に見える

今年もあと一週間。例によって今年一年を振り返ってみます。

先ず、JR完乗計画ですが、今年は最も行きにくい東北本線以東三陸方面の八戸線、宮古線、釜石線、大船渡線、気仙沼線、石巻線の全てに乗車することが出来た他、残念ながら桜のタイミングには間に合わなかったのですが男鹿線にも乗車し、合計乗車キロは407.8kmと大きな進展がありました。これで在来線の未乗区間は東海道線の相鉄直通線、烏山線、吾妻線、弥彦線(以上4線区で101.9km)と津軽線の災害による不通区間の一部(中小国~三厩17.4km)のみとなりました。津軽線の不通は2022年の8月からでもう1年半近く経過しており、復旧するのかどうか微妙なところなので様子を見るしか無いですが、その他は来年にはなんとか出来るのではないかと思っています。
上記に関連して秋田内陸縦貫鉄道と三陸鉄道も全線乗車したので、こうなるとJR以外の私鉄や第三セクターもなんとか全部乗りたいなあ・・・などと新たな目標?も出てきました。
新幹線は北海道新幹線の新青森~函館北斗、西九州新幹線の武雄温泉~長崎が未乗で、当然のことながら末端区間ばっかりですが、函館北斗~札幌、鳥栖~武雄温泉の開業を待っていたらそれまで元気でいられるかどうかも怪しいので、取り敢えず既開業区間だけでも何かの機会に乗車しておくつもりです。


青函トンネルを出るE5系はやぶさ

写真の方は近鉄の伊勢石橋付近、南海の林間田園都市付近、信楽高原鉄道、湖西線などの日帰り圏での新スポットに加え、旅行に合わせてレンタカーを使って男鹿線、釜石線、三陸鉄道など遠方の撮影も楽しみました。
まあ鉄道写真を車で撮りに行くというのは多少ココロが痛みますが、やはり本数の少ないローカル線では機動力がモノを言いますし、昨今はカーナビのお陰で土地勘の余りない場所でも不安が少ないので、条件が合えばこれもアリかなと思っています。


瓦ヶ浜付近 奥の神社は若宮八幡宮

「大津の京阪電車を愛する会」では、久しぶりのお花見電車や大津線沿線の社寺にある神使動物(例えば稲荷神社の狐など)をテーマに取り上げたクイズラリーを実施しました。後者のクイズラリーは133名も参加があったそうで、これは少なくとも私が知る限りでは最高記録。企画した側としてはモチベーションが上がる結果となりました。
来年は大河ドラマとして紫式部を取り上げた「光る君へ」が放映されるので、恥ずかしながら源氏物語は読んだことも無いのですがこれに関連したイベントが出来るといいなあ・・・とは思っています。

デジモノは概ね5年振りにPCを新調しました。まだ元気で動いている旧型PCに暇をやるのは多少心が痛んだものの、デジカメのRaw画像データを現像する度に感じていたストレスが随分軽減されました。勿体ないと言えば勿体ないですが、少なくとも金銭的に何とかなる範囲なら、もうあんまり我慢する必要は無いのかも・・・と最近は考えるようにしています。
PCを使う方ではマイナーなトラブルシューティングを除けば、あまり「頭を使う」様なこともなかったのですが、今はやりのChatGPT(生成AI)を少し使ってみました。自治会関係で配る書類の文言を少し考えて貰ったのですが、なかなかの名文でこれには正直驚きました。私自身はもう生成AIと張り合って仕事をするようなことも無いですが、これからの世の中を生きる子供や孫の世代は大変だなあと改めて思っているところです。

コロナも全く消失した訳では無いですが、行動制限が殆どなくなり久しぶりに海外旅行も楽しむことがにできましたし、この年齢になると何より大病も事故もなく無事一年を送ることが出来て良かったと思います。家人と神様に感謝です。
今年もこのブログを訪問して頂きありがとうございました。皆さんどうぞ良い新年をお迎えください。






デパート屋上でお手軽撮影

2023年12月14日 | 撮り鉄
西大寺の奈良ファミリー屋上から平城宮跡大極殿、若草山方面を望む
東大寺なども遠望出来て鉄道ファンならずともお勧めのスポット

昨日(12月13日)は快晴、来週から寒くなる・・・ということなので、カメラを持って出かけてきました。今回は以前から一度行ってみたいと思っていた、平城宮跡や奈良市街が一望できる、大和西大寺の「奈良ファミリー」(近鉄百貨店がコア店舗のショッピング施設)です。
平城宮跡にはもうずいぶん昔に一度奈良線の撮影に行ったことがあり、この当時はまだ周囲も草茫々になっておらずサイドからの写真も撮れたのですが、最近は車窓から見る限り線路の脇が草や木に埋もれてしまったので、「上から」見てみようという訳です。

奈良ファミリーは西大寺駅北側の出口から300m程で、正面入り口入ってすぐ左手のエレベーターを上がると、私にとっては場違いな高級ブランド品売り場をスキップして7階のスカイデッキ(入場無料)に到達できます。
スカイデッキ東側に展望広場があり、もちろん柵はありますが、胸程の高さでカメラ撮影に支障無く、快適に撮影できます。展望広場はそれ程混雑していないというか、まったく混雑していなかったので、少し窄めて三脚を使って撮影させてもらったのがこの写真です。
私としては、線路の傍の雑木や背丈の高いススキを何とかしてくれると有難いですが、線路が目障りなので?地下化するなどという話もあったぐらい(今年知事が交代して待ったが掛かっている)なので、むしろ逆の意見の方の方が多いかもしれないですね。

50年前のディスクドライブ

2023年12月11日 | デジタル・電気系
私が社会人になって初めて保守を担当したディスクドライブ装置の銘板写真

50年近くも昔の話ですが、学校を卒業して入ったのは日本ユニバックというコンピューターを扱う会社で(今は日本ユニシスを経てBIPROGYという会社になっている)、初々しい(多分?)新入社員だった私はハードディスク装置の保守を担当するエンジニアでした。

当時のディスクドライブ装置のイメージ

担当していたディスクドライブ装置は米国スペリー・ユニバック社製で、1台の大きさは家庭用の洗濯機ぐらいあり、上のイラストの様に①直径30㎝程あるプラッタと呼ばれる磁性体を塗布した円盤を10枚重ねた、取り外し可能なディスクを装置に入れ、②スイッチを入れるとディスクが高速回転し、③その後装置に組み込まれているヘッドがプラッタの間に差し込まれて、④プラッタ上を僅かに浮上しながら読み書きするような仕掛けになっていました。
この大層な装置での記憶容量はディスクあたり300M(メガ) byteで、それでも当時は最新・最大容量だったのですが、50年たった今は100mm×69.8mm×9.5mmのポケットに入るサイズで2T (テラ)byteのものが、それも1万円程で入手出来るようになりました。
因みに1T byte=1,024G(ギガ) byte=1,048,576M byteですから、単純計算ですが50年ほどで記憶容量は約3,500倍(容積あたりで言うとさらに数千倍か・・・)での変化になりますね。まあこいうった機器を作る立場の方にすれば、喜んでよいのか悲しんでよいのか微妙だと思いますが。


システム構成はこんな感じ

これらのドライブは大型コンピューターの周辺機器としてディスクコントロールユニットを介してメインフレームにぶら下がっており、OS部分などの収納されているディスクは半固定ですが、種々のデータについてはオペレーターがシステムコンソールに表示される指示に従ってディスクを架け替えるといった作業も普通に行われていました。
少なくとも記憶容量だけ見れば、当時の電算機室を占拠していた機器は今のスマホにも及ばない訳ですが、記憶容量を確保するのにお金と場所が掛かかった当時は、今とは違った苦労や工夫があったということですね。

また、今のディスクドライブは故障したら即交換・廃棄ということになりますが、当時はエンジニアが装置内の部品を交換して修理していました。
不良現象から判断して回路基盤を交換して終わりというケースが多かったですが、現場には回路図が置いてあり、時にはそれを睨みながらオシロスコープで信号を見て不良個所を特定する・・・といった職人技?も発揮していましたし、そういう丁寧な修理の仕方を好きな(要求する?)お客さんもいらっしゃいました。

まあ、今から考えればのんびりした時代だったんですね。。。









駅のトイレが無くなった・・・

2023年12月06日 | 撮り鉄
撮影のために良く訪れる近鉄大阪線三本松駅
今年12月に訪問したら大阪方面行きホーム横に設置されていたトイレが撤去されていた

本館のこの写真を撮りに出かけた際に近鉄大阪線の三本松駅(奈良県)で下車したら、昨年秋にはあったトイレが撤去されて無くなっていました。何年か前に同様に駅内のトイレが撤去されたお隣の赤目口駅(三重県)では、代わりに改札の外にトイレが設置されたので不便が無かったのですが、三本松駅の場合は高低差20m、距離にして500m程の場所にある道の駅「宇陀路室生」まで行かなければならず、大いに不便になりました。それでも「非常時」を考えればあるだけマシですが。
両駅共デジカメで電車の撮影を始めた2004~2005年頃は有人駅で、もちろんトイレもあったのですが、今は周囲の駅を含めて無人駅が増え、駅トイレも少なくなってきました。

駅構内のトイレはもちろん鉄道会社が維持しているのでしょうが、改札外のトイレは観光振興や利用者の利便性を考えて地域(自治体など)が費用負担しているのかもしれませんね。知らんけど。
鉄道会社としては折角無人化して経費を節減したので、トイレのように維持費の掛かる設備は撤去したいという意向なのでしょうが、鉄道で行って徒歩で撮影地に向かい、何時間か撮影して戻ってくる私のような撮影スタイルの人間には厳しい世の中になりました。


この春、桜+電車撮影に利用した近鉄大阪線 伊勢石橋駅 トイレどころか駅舎すら無かった
周囲に公衆トイレも無いので、撮影に行かれる方は要注意

11月に訪問したJR北陸本線湯尾(ゆのお)駅 ここは改札外にトイレがあった
JRの場合、大抵の列車には車内にもトイレがあるのも救い 


もう少しキレイにして欲しい・・・JRの電車

2023年12月05日 | 鉄是好日
乗車した普通電車の窓越しに撮影した唐崎駅前
この日は雲一つない快晴だったが。。。

先日乗車した湖西線の221系電車、雲一つない快晴だったにも拘わらず窓ガラス(ドアのところに立っていたので、正しくはドアの窓ガラス)越しの車窓は上の写真のようにとても晴天とは思えない酷いものでした。

残念ながらこれは初めての経験でもなく、また湖西線特有でも無いのですが、総じてJRでは車両の新旧に関わらず、汚れた車両に遭遇する確率が高いと言えると思います。もっと古い車両を使い続けている(それしか無いのはそれなりに寂しいけど)京阪大津線では決してこんな状態の車両は見たことが無いので、基本的には手入れの頻度、丁寧さの違いなのでしょう。
もちろん、鉄道は輸送サービスを提供している訳ですから、安全・確実が最も大事なことは論を待たないですが、商売道具である電車をこんな状態にしておいて平気・・・というのもどうかと思うのです。例えばどんな美味しいコーヒーを淹れてくれるお店でも、店構えが薄汚れていたらそんなお店には入りたくないですよね。
鉄道は旅客の側からはあまり選択肢がない場合が多いですが、だからこそこういう手間は惜しまないで欲しいものです。