撮り鉄ブログ

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サーキュレーターの天井付近への取り付け

2024年01月13日 | デジタル・電気系
鴨居に取り付けたサーキュレーター
天井付近の温まった空気が足元に届くようになった

暖冬とはいえ、それなりに寒い日が続きます。
私の作業部屋は入り口を除いて周囲三辺が高さ70㎝、奥行き50㎝程の棚になっていて、その上が鉄道模型のレイアウト、下が本棚や模型棚になっています。この棚の一部が天板だけになっていて、線路を退けるとそこが作業デスクになり、今もそこにパソコンを置いてこの駄文を書いている・・・という訳です。
この部屋の暖房はエアコンなので、ただでさえ周囲の棚で床に暖気が届きにくいところ、作業デスクの下は「洞穴」のようになっているのでどうしても足元が寒くなってしまいます。今までひざ掛けぐらいで我慢していたのですが、今回もう少し積極的に?サーキュレーターを導入して問題解決することにしました。

サーキュレーターの暖房時の一般的な使い方は、床に置いて天井に向けて冷たい風を送って攪拌するということのようですが、私の場合は「洞穴」に向かって天井の暖気を直接送るのが良いのではないか(自己判断です・・・)ということになり、従って、最初は壁に取り付けられるサーキュレーターを探したのですが、市販品はいずれも帯に短し襷に長しで、結局取付部材を自作して一般のサーキュレーターを取り付けることにしました。

もちろんサーキュレーターは市販品で、リーズナブルな扇風機などでは割りと有名な山善のAAS-W15(Amazonで3,480円)という、首振りやリモコン、タイマーもついていない最も小型で安価な製品にしました。一応10畳までの対応なので能力も十分、重量も1.4kgと比較的軽量、運転音も「静音」だそうです。
冒頭の写真のようにこの機種は直径15㎝ぐらいの円柱(厳密には円錐台)形の台座上にファンが乗っかっているような構造なので、「円柱台座を何らかの方法で保持して鴨居に取り付ける」のが今回のミッションです。

半透明の足部品を引き抜き、4カ所のネジを外して円柱台座の内部を確認する
スイッチとヒューズ以外は殆ど空っぽで、多少の底板への加工は問題なさそうだ

底板への加工の必要性もあるので、上写真のように底板を外して円柱台座の中を確認します。どうもスイッチとヒューズ以外の部品はファンのモーター付近にあるようで、床板に穴を空けたり、多少ネジがはみ出しても大丈夫そうなので安心します。


「洞穴」に暖気を送り込むために、サーキュレーターを下向け45度ぐらいで取り付けたいので、取付具の構造を考えます。部材については手元に切れ端の残っている幅6cm厚さ1cmの杉(?)材をベースにして、その他ジャンク箱にあったアルミ棒端材、蝶番などを使ってお金を掛けずに作成することにしました。
① サーキュレーターの円柱台座は、上写真点線の様にAの金具とBの受木で保持する。
② 円柱台座が横にずれない様に、Bの形状を台座に合わせた円弧状とし、さらにCの
  を通して円柱台座底板を取付具にネジ止めする。またこの写真には見えないが
  Aの取り付け部付近の円柱台座底板にも横滑り防止用のパッドを貼り付ける。
③ 円柱台座を支える板と鴨居に取り付ける板は蝶番Dで固定し、Eのステーで傾き角度
  を調節する。
④ 全体をFの固定ネジで鴨居に取り付ける。

工作は半日ほどで完成。ただ取り付けてみるとちょっと取付具が目立つので、これも手元にあったダークブラウン系の水性ニスを塗ったら冒頭の様にいい感じ?に仕上がりました。
費用もそこそこで足元も快適になり、鴨居取り付けで邪魔にもならず音も静かで満足しています。