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遊歩道北端の旧御陵駅付近を北西側からみたところ。
右手繁みの向こう側、日陰棚の屋根があるあたりに三条方面行ホームがあった。
大津の京阪電車を愛する会のイベントのネタを仕入れるため、御陵で下車して天智天皇陵に行って来ました。
京阪京津線の御陵〜三条間は1997年の地下鉄東西線開業と同時に廃止されますが、当時の御陵駅付近の専用軌道の一部が現在も「陵ヶ丘みどりの径」という遊歩道として残っています。
地上線時代、上写真の旧御陵駅から三条方面(写真手前側)は併用軌道で府道143号線(四ノ宮四ツ塚線、旧国道1号線)の中央を走り、今の御陵駅より少し北西側の日ノ岡電停を過ぎて専用軌道に戻り、九条山(廃止)から浄水場の横を過ぎて再び併用軌道となって蹴上、三条へと向かっていました。
残された遊歩道は上写真から奥の山科駅方向に向かって整備されていて、府道143号線を横切る踏切があった山科警察御陵交番の道路反対側付近で終わっています。 ただこの遊歩道、訪問時には子供の遊ぶ姿や散歩をする人の姿も無く、おまけに烏が何羽もカーカー鳴いているという、なんとも寂しい有様ではありました。
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遊歩道には枕木のような木材が埋め込まれ、そう言われれば線路のイメージと言えなくもないが。。。
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こちらは府道143号線との踏切があった遊歩道南端。 写真は府道側から北西方向を向いて撮影。
さて本来の目的であった天智天皇陵(御廟野古墳)の方は上述の御陵交番のすぐ北西に入口があります。 古墳そのものは駅のほぼ真東にあるのですがショートカットする道が無いので、御陵正面までは駅から御陵の入口まで一旦500m程南東に歩き、Vターンして北に400メートル程歩くことになります。 府道143号線は交通量も多く渋滞も激しいですが、参道に入ると一転して静寂な雰囲気を感じることが出来るので、多少遠回りですがこの参道を歩くことをお勧めします。 山科付近もすっかり開発しつくされた感がありますが、疎水やこのような陵墓など、緑が残されていて本当に良かったと思いました。
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車が渋滞・混雑する府道から一歩入ると別世界。 入口から御陵の正面まで400メートル程ある。
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御陵正面。 御陵の奥には琵琶湖疎水が流れている。