そんな日のこと。

いらっしゃい。

月に寄りそう乙女の作法やってます(ルナ編)

2014-02-23 20:42:43 | 月に寄りそう乙女の作法
えー、月に寄りそう乙女の作法攻略中です
今回はルナさんについて書いていきますね
(ネタバレしている上に超長文。注意です)

桜小路ルナについて・・・
本作の主人公、大蔵遊星が「朝日」として仕えることになる相手で、本作のメインヒロイン
美しい銀髪、紅眼、白い肌が印象に残る方ですね・・・

そのどこか儚い印象を受ける外見の通り、体はあまり強くなく
肌が日差しにやられてしまう為、外で自由に活動できないと言うハンデを背負っていたりします
体つきも小柄かつ華奢なので、その儚さに拍車がかかっていますね・・・

ああ、きっと性格も見た目通り控えめで穏やかな人なんだろうなぁ・・・


・・・と思ったら、結構アグレッシヴな人でした。
ユーシェに大嘘を付いて恥をかかせたり
ユーシェのペットにアレな名前をつけたり
ユーシェの尻にストローや指を差したりと、割りとドS。ユーシェが何をした・・・っ

ユーシェ以外の相手にも、上から目線な態度が目立ち
また、素直になれず捻くれたところがあり、そしていつも冷めた表情をしているので、初対面の人がいい印象を持つタイプの人ではないですね・・・


・・・と、少々棘があるように見えるルナさんですが、尊大さは人の上に立つもの誇り高く振る舞うようにという、桜小路家の教えによるものであり
人を敢えて遠ざけるような態度も、過去の耐え難い仕打ちによる自己防衛によるものである為、いわば身に着けさせられた処世術なので、元来のルナさんとは違った姿のようですね・・・

ルナルートでは、朝日が奮闘し前述の「耐え難い仕打ち」を受けたルナさんの傷を癒してくれる為、本来のルナさんが見えるようになります

・・・それは、本当は仲間達と触れ合い笑いあいを望む、年相応の女の子の姿でした
健康上の理由で外に出たがらないルナさんが、昼下がりの仲間達とのお茶会に自分の意思で参加したシーンは印象的でしたね

また、パートナーと認めた相手(朝日)の前では、涙を流したり、愛を語ったり、体を求めたりと結構情熱的
朝日と二人きりになると途端に甘え始めたりするので、見せられるこちらはひとたまりもありません。こんなん萌えるしかないだろっ

そんなルナさんですが、敵対する相手に対しては隙を見せず、一歩も下がらず凛とした態度で応戦する男っぷりを見せつけてきます

ルート終盤で敵対する相手は結構な鬼畜で、朝日やユーシェ達が次々と骨抜きにされてしまうのですが
ルナさんだけは最後まで膝を折りませんでした。拳王並みに頼もしいですルナ様!!

今までいろいろな「主キャラ」を見てきましたが、その中でも最も主らしい振る舞いをする人だといっても差し支えないでしょう

えー、そんな訳で、第一印象の悪さを補って余りあるほど魅力的なルナさんですが
能力面でも半端ありません

まず、登場時点で、株で一山あて、そこで起業してもう一山あて、桜小路本家以上の資産を有する大金持ちになっている「勝ち組」です
元手は桜小路本家の資金とはいえ、僅か数年でこれは有能すぎるだろう・・・

そして、服飾デザインに関しては、一流の人間ですら唸らせるものが描けるというイラストレーター殺し才女っぷり
天は二物を与えたっていうレベルじゃないんですがそれは・・・

えー、文句なしの良キャラ判定ですね
個人的に努力家が好きなのでキャラだけならユーシェが好みなのですが
正直同率首位と言っていいほど、その差は僅差ですね

シナリオなどを含めた総合的な良さであれば、間違いなくルナさんがトップですね


シナリオについて・・・
序盤はフィリアコレクションに向けての衣装作りが始まり、遊星が献身的に作業する流れになります

ルート最序盤にて、フィリアコレクションで発表する衣装のデザインがルナさんの物に決まるのですが
ルナさんが「発表する服は三着」という、固定観念にとらわれない大胆なプランを披露します

一着だけでも他の生徒達を圧倒するレベルなのに、それが三着ともなれば最優秀賞待ったなし!なわけですが
三つの服で苦労も三倍なわけで、その激務が服作りにおいて最前線で働く遊星にのしかかる事になります

なお服が三着というのは、最優秀賞を本気でとりに行くルナさんの姿勢の表れでもあるのですが
他にも、デザイン決めの時点で落選した3人に華やかな舞台を歩かせたいと言うルナさんの優しさも含まれていたりします

そしてそれを知った遊星は、「ならその華やかな道にルナ様も歩いて欲しい」と激務の中、ルナさんに内緒でルナさん用の4着目の服を作り始めることになります・・・
・・・自分を犠牲にしてもルナさんを優先するか・・・これが男のあるべき姿ってヤツですかね・・・いや、女にしか見えないですけどね

というわけで、衣装作りに注力する遊星ですが、寝る時間を削っても日程が押してしまう激務である為、徐々にやつれていってしまいます
それでも敬愛するルナさんのため、一切の妥協を許さず、仕事を続ける遊星の姿はぐっと来るものがありましたね・・・(私はゲイではないのであしからず。ほんとだよ)

その真摯な遊星の姿に感じるものがあったのか、ルナさんも遊星に対して親愛の情を持ち始めるようになります

激務により倒れてしまった遊星に対し、授業そっちのけで遊星の添い寝を行い、慈しみを込めて頬をなでる姿は普段のルナさんから考えられないものがありますね・・・
恐らくこちらが本来のルナさんの姿なのでしょうがね・・・遊星のまじりっけなし純度100%の誠意がルナさんの仮面を剥ぎ取ってしまったのでしょうね・・・

そして、物語中盤に差し掛かろうという文化祭にて、ルナさんに仮面をかぶせた張本人である元付き人がルナさんの前に表れることとなります

この付き人。結構な外道で、幼い頃のルナさんを自分の都合の良いように教育するだけでは飽き足らず、ルナさんへの陰口、ルナさんの養育費の横領、金品の窃盗とやりたい放題で去っていったと悪魔みたいな人間みたいですね

子供のルナさんにとって、この所業は相当応えたらしく、この後から他人を遠ざけようとする言動をとるようになったとの事
こんなんされたら誰でもぐれるわな・・・

そして、突然姿を表したと思ったら、金の無心・・・どうしようもねぇなぁ。オイ

えー、もう好き放題やられる玉ではなくなったルナさんは、この付き人の願いを一切聞き入れず追い返すのですが
自分に絶大な影響を与えた人物が相手であった為、無傷とはいかなかったようで、脱ぎ去りかけた仮面を再びかぶり、一人で生きていく決意を仕掛けてしまう流れになります・・・

が、それを阻止すべくルナさんの前に表れたが、僕らのアイドル小倉朝日さん。「私は裏切りません!いつまでもお仕えします!」とルナさんを熱く抱擁します
朝日の誠意と愛情のこもった完璧な仕事を見続けてきたルナさんにとって、それは過去を吹っ切るに事足りるほどの説得力があったようで
「ありがとう、朝日」と涙を流しながら朝日にキスをすることと相成りました・・・

ハイ、もうこれだけで十分良シナリオですね

中盤は、フィリアコレクションに向けて作っていた衣装が、桜小路本家と衣遠兄の策略により発表できなくされると共に、遊星とルナさんが離れ離れになってしまう展開になります・・・

えー、文化祭にてキスを交わした二人ですが、ルナさんは感極まって思わずキスをしてしまったようで、それ以上の関係は不純だ(ルナさんは朝日を女だと思っているため)と
朝日に愛情を抱きながらそれ以上のハッテンを拒むようになってしまいます

遊星もルナさんにキスされて以来ルナさんへの想いを自覚し自分が男であること明かし、想いを告げようとするのですが、ルナさんの「朝日が男とかマジ勘弁(意訳)」を聞いて戦略的撤退
両思いながら一線は決して越えないニヤニヤ展開が繰り広げられます

遊星をその気にさせる発言を随所にしながら、遊星が盛り上がるとそれをたしなめるルナさん。ホンマ魔性やでぇ・・・
個人的に「水餃子のキスがお気に入り」

なお、ルナさんも中盤後半に差し掛かると、辛抱たまらなくなってしまったようで、「不純な関係を求めたいんだ・・・」と朝日に迫るまでになってしまいます
焦らす方が、先に陥落するのか・・・

なお、男は勘弁発言で、男とばれるのだけは避けたい遊星は「あの日なんで無理です」と迫真の演技で肉体関係を拒否
男の尊厳は何処へ・・・

えー、そんなこんなで精神的には、一線を越えた二人ですが、そこへ衣遠兄が朝日班のフィリアコレクションを叩き潰しにやってきます

学園長代理の権限を悪用して、朝日班が作成していた衣装のデザインを盗用して、それを発表するというという鬼畜な所業をします
朝日班が今作っている衣装をフィリアコレクションで発表したら「朝日班が盗用した」事になりますね・・・
この時点で、皆で作っていた3着は発表不可となりました

才能を重んじる兄が、才能あるルナさんの足をひっぱるのもおかしな話なのですが、何でも桜小路本家の依頼があったから仕方なく受けたとのこと
ルナさんの母親は涙を流しながら「姿が奇異なあの子を、世間の前に出さないで欲しい。可愛そうだから」とせがんだそうで・・・
父親も大概ですが、母親もアレですね

というわけで今度の悪役さんは「ルナの両親+大蔵家の長男」と恐ろしく厄介な相手となりました
特に長男の悪逆無道っぷりは凄まじく、抗議にきた朝日班の内、瑞穂、湊、ユーシェの三人はあっという間に骨抜きに
相手の泣き所を確実についてくる姿は正に外道ですね

えー、その外道長男ですが、ルナさんに対しても毒牙にかけるべく「桜小路家からの依頼」「小倉朝日は男」という暴露話を披露します
特に二発めのパンチは強力で、余波で瑞穂さんが叩きのめされてしまうほどの破壊力でした

確かに今まで心から信頼していた女性が実は男性だったというのは、相当な衝撃
私も「朝倉南は実は男」なんて言葉を叩きつけられ南のチ〇コを見せられたら、再起不能になると思います
流石のルナさんもこれには心が折れるか―

桜小路ルナ「だからなんだ。たかだか性別が違う程度の事情は受け入れてやる。彼は彼だ」
        「私の大切な人だ」

私もお慕いしてよろしいでしょうかルナ様・・・

えー、自信満々のワンツーをルナ様に十字留めされた長男ですが、折れず今度は
「女子校に男が通うのはダメ、文句があるなら退学」と正論ストレートを放ってきます
正論はずるいと思う

これも、ルナ様は「朝日の為なら、こんな学園辞めてやる」と余裕でパリィするのですが、その軌道先にいた遊星が被弾
「ルナ様を退学にするのだけはおやめください!」と懇願する事態に

これが決定打となり勝負あり
遊星の退学、及びイギリス送り(変態親父付き)が確定
ルナ様と遊星は引き離されてしまいました・・・

終盤は遊星のルナ様への想いが、全てを丸く収める流れになります

えー、上記の通りルナ様から引き離されてしまった遊星
フィリアコレクションをぶち壊され、最愛の主からも引き離され、イギリス送りを待つだけの空虚な日々を軟禁状態の部屋で送ることになる・・・

・・・なんてことを、男遊星が受け入れるわけがありませんでした

遊星はフィリアコレクションを諦めていませんでした
「フィリアコレクションにルナ様を立たせてあげたい」と、影で作っていたルナ様用の4着目が遊星の希望となりました
が、期間的に衣装作りをフィリアコレクションに間に合わせるのは厳しい状況
決して楽観視できる状況では無いようですね・・・

ルナ様への想い、仲間への謝罪、兄からの愛情の渇愛、全てを込め衣装作りに全力を尽くす遊星
睡眠時間を削り、妹、りそなにも手伝ってもらうことで不可能と思われた衣装完成が、何とか見えてくるようになります

ラストスパート態勢に入る遊星。ですがこれまでの体の酷使が祟ったのか、完成目前で寝落ちしてしまいます・・・

最後の最後で間に合わないのか・・・と、思いきや土壇場で姿を見せるは監視を欺いて、軟禁部屋を突破してきた我らがルナ様でした

作りかけの衣装を完成させ、疲れ果て眠りに落ちた遊星に膝枕
目を覚ました遊星に慈しみを湛えた笑みを浮かべ、愛を語るルナ様
女神か何か?

そんなわけで、無事に衣装を完成させた朝日班
極限の愛情が詰まった衣装を身に纏った、ルナ様が舞台に立つわけですが
挿入歌が入ったり、ルナ様がアニメで動いたりと気合の入った演出もあり、とても感動的なシーンだと思えましたね
私のエロゲー史でも余裕で上位に入る良シーンだと思います
「ウォーキングなど今まで全くやっていなかったであろうルナ様が、ユーシェが褒め称えるまでの技術を僅か一ヶ月で身につけていた」というのもつぼに入りましたね

そんな極上の衣を纏った女神に他の班が勝てるわけもなく、
見事最優秀賞は「桜小路ルナ と 遊星君の愉快な仲間たち」が獲得することになりました
ありがとうジャン

エピローグについて・・・
えー、これは物語終盤に語られることになるのですが、遊星とルナ様が結婚を視野に入れながら中睦まじく生活していく姿が描写されているのに加え
「朝日が男と発覚するも、ほぼ全ての人に受け入れられ桜屋敷で生活を続ける」「フィリアコレクションを制する」
「遊星の才能が兄に認められる」「フィリア女学園が共学になり遊星が通えるようになる」
と、良いことばかりの結末となります
ユーシェや湊ルートと比較しても、一番のハッピーエンドといったつくりとなっていますね

タイトルからして「月に寄りそう~」ですし、このタイトルに近い言い回しが何度もルナルートで出てきますし
何よりタイトル画面の時点でルナ様が勝利宣言(朝日が思いっきりルナ様に抱きついて、ルナ様が朝日の肩にそっと手を置いている)をしているので
「ルナゲー」とも取れる本作において、このエピローグは当然と言えば当然か

個人的に後味の良さ、まとまりの良さ、まったくだれない絶妙のシナリオ尺やシナリオ展開と、文句無しの名シナリオでした

気になったところについて・・・
強いて言うなら、ユーシェ編に比べ下衆さと小物さが目立つ衣遠兄様にがっかりだったのと
桜小路本家がフィリアコレクション以降全くの空気だったのが残念ですね

ただ桜小路家については、朝日班がフィリアコレクション優勝と面目丸つぶれの状態であるため
本家の動揺は相当なものだと言うのは想像に難くありません

ルナ様は本家に対しまだ愛情が残っているという描写が本編で度々描かれているため
感動的なエピローグで本家の惨状をわざわざ出して、ルナ様の反応を描くというのもアレなので
これはこれで良かったのかもしれないですね


エロシーンについて・・・
えー、ここで書くべきはやはり二回目のエロシーンでしょう

エロシーン冒頭、ルナ様から「今後の私達の関係だが、恋人関係、主従関係どちらがいい?どちらか選べ」と問われます

ここで恋人関係を選ぶと、一回目のシーン同様甘くも熱い、恋人としての普通のエロシーンが展開されるのですが
主従関係を選ぼうとすると、「道具を取りに行く」「ある画像を参考にする」「初めてを奪う」とろくでもないことが起こることを示唆させ
前述の選択肢に戻り、恋人関係を選ばせようとしてきます
その回数実に4回。「恋人関係」だと一発でエロシーンに突入するんですがね・・・

要ははっきり「私に主導を渡していいのか?お返しに引導を渡すぞ?本当にいいのか?」と言われているのですが、
それでもひねくれ根性不退転の決意で「主従関係」を選び続けると、いよいよプレイ開始

ルナ様にしゃぶられたり、しごかれたり、アナルに指を突き立てられたりとルナ様に良いように弄られる朝日
ここで最期の決断を迫られます。「大惨事を受け入れる覚悟はあるか?」と・・・

えー、ここで朝日の大惨事が見たいと「ルナ様の楽しみを優先」を選ぶと
めでたく、ふといバイブがお尻に入っちゃいます。あっあ~

なお、「挿入時」にはルナ様の上半身が完全に画面外に切れ、朝日の大開脚が画面いっぱいに展開されます
正に主演朝日といった様相。ネーブルの本気を見た

挿入後は更に激しい展開に
ルナ様が朝日をまんぐり(ちんぐり?)返しの状態のまま「前」を執拗に扱き射精感を高め、朝日が絶頂手前になると同時に、後ろのバイブを再び奥まで挿入
「イけ」と命令すると同時に朝日が「発射」、そして体勢の関係でセルフ顔射という結末になります

ルナ様の激しい責めっぷりはある意味「日食」
ルナ様は朝日の絶頂を見て「大宇宙の心理を掴んだ」と、発言。神々達が纏うべき衣装の構想が垣間見えたそうですが
私も大宇宙の神秘を見た気がしますね

しかも私は何度でもその神秘が見られるという、ルナ様がうらやむ立場になっています
便利だね回想モード

えー、ルナ様についてはこんなところですかね

三ヶ月ぶりの感想のため、張りきって書いたところ
前回過去最長を記録したと思われる、ユーシェ編の感想(約四千文字)を大幅に上回る文字数(約七千文字)になっちゃいましたね

ここまで読んで下さった方お疲れ様でした
そしてありがとうございます

それでは今回はこの辺で・・・

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