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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その219 『横浜、馬車道散歩』 その7

2017年11月14日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
昭和2年の創業ですので、創業85年以上の歴史ある『勝烈庵本店』です。
当庵は外国人コックが居留地関内にもたらしたカツレツを初代庵主の工夫で独特の和風カツレツとして完成させました。
流石に人気のカツレツなので、店の前に大勢の人が並んでいます。



庵主と世界的に著名な美術家、版画作家である棟方志功画伯との交流が深く、店内には棟方志功画伯の作品が展示されています。
勝烈庵のオフィシャルサイトの説明によると、『当庵の先々代当主が陶芸家浜田庄司氏の窯元を訪れた際、宿泊した旅籠にあった棟方画伯の作品を目にしとても感銘を受け、そこで浜田氏は庵主に棟方画伯をご紹介下さり、それ以来交流を深めながら多くの作品を残して頂きました。』とあります。
横浜風景の、「山手通」「横浜港」「三渓園」の版画です。
また、勝烈庵の店名書体も棟方画伯の手によるものです。



勝烈庵といえば、棟方志功作品であるこの「オカメさん」もおなじみです。



店内は棟方志功作品など芸術作品が飾られ落ち着いた雰囲気です。
勝烈庵のカツレツは、1927年創業当時のレシピをそのまま守っているそうです。



ハマの街灯点火の地の石標柱があります。
ハマの街灯点火の地は明治23年(1890年)に横浜共同電灯会社が設立され、横浜市内の約700の電灯と街灯が一斉に点灯されたそうです。



この日は子供たちの演奏会などイベントが開催されていました。



馬車道に別れを告げ、桜木町方面に向かう途中に気になる建物があります。
前回、元町の紹介で、アメリカ長老教会から派遣された宣教医J.C ヘボン(James Curtis Hepburn)の石碑を紹介しました。
アメリカ長老教会から派遣された宣教医J.C. ヘボンが日本にキリスト教を伝道する志を持って、1859年(安政6年)来日し、ヘボン塾で勉強していた青年たちを中心にして、教会設立の気運が起こり、1874年(明治7年)、アメリカ長老教会の宣教師ヘンリー・ルーミスを初代牧師として設立されたのが当教会です。



入口の円形のバラ窓、上部の尖ったアーチ、列柱、片方についた鐘楼は厳粛なたたずまいです。



「指路」は、ヘボン博士がアメリカで属していた教会の愛称「Shiloh Church」の「Shiloh=シロ」に漢字をあてたもので、uシロとは、旧約聖書にある「平和を来らす者=メシア」と、「古い時代の聖なる町」という両方に用いられている言葉のようです。



当時の教会堂は関東大震災で倒壊しましたが、現在の教会堂は1926年(大正15年)に再建されたものです。
現在は横浜市認定歴史的建造物となっています。



横浜の町を注意深く歩いていると、いろいろな発見があるのも散策の楽しみです。
最後にMM21に寄って帰ります。

続く...........................................................。

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