イタリア 写真撮りまくり

イタリア好きの食いしん坊が、イタリアで撮りまくった写真を中心にご紹介。

ポルトガルの料理

2023年10月15日 | ポルトガル

2023.9.18~2023.10.7のポルトガル旅行で食べた料理を抜粋してご紹介します。特にポルトガルらしい料理を選んでみました。

 

■ポルトの郷土料理

・トリッパ(トリパス)の煮込み

牛の第2胃袋(ハチノス)と豆を煮込んだ料理です。一緒に出てきたライスに掛けて頂きます。

 

■エヴォラの郷土料理

・カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャ-ナ

アサリと豚肉を炒めてレモン汁とコリアンダー(パクチー)で仕上げています。エヴォラのあるアレンテージョ地方の郷土料理です。

・豚のホホ肉の煮込み

柔らかな豚のホホ肉を煮込んでオレンジの風味を絡ませています。

 

■マデイラ島の郷土料理

・Grilled Lompets

マデイラ島名物の傘貝のバター炒めです。しっかりとした噛み応えと旨味のある美味しい貝です。

・黒太刀魚のフライ、バナナのソテー乗せ

見た目の形も味わいも太刀魚にそっくりなのに真っ黒の魚体が特徴の黒太刀魚は、マデイラ島の名物です。さらに島内で収穫できる甘いバナナを

組み合わせた料理は正にマデイラ島ならではです。

・黒太刀魚のアーモンド入りパン粉焼き

アーモンドの風味が薫る黒太刀魚のパン粉焼きです。付け合わせは人参、ウイキョウなどの野菜ソテーとポテトです。

 

■バカリャウ(干しダラ)の料理

バカリャウ(干しダラ)を使った料理は1年365日違った料理を作ることが出来るとまで言われているポルトガルの国民的な料理です。

・バカリャウ・ア・ブラス

解したバカリャウと細切りにした玉葱を一緒に卵でとじています。優しい美味しさです。

・バカリャウ・コン・ナタス

バカリャウにチーズを乗せてオーブンで焼いたグラタンです。

・バカリャウのフライ

シンプルなバカリャウのフライです。単品やトマトライスとのコンビなどもあります。

 

■スープ

・ソッパ・デ・レグメス

人参やジャガイモを煮込んで裏ごししたポタージュです。

・カルド・ヴェルデ

ジャガイモのポタージュに縮緬キャベツが入っています。

・ソッパ・デ・ラリスコス

魚介類が入った旨味たっぷりのスープです。

 

■リゾット

・アローシュ・デ・マリスコ

海の幸がたっぷり入ったリゾットです。

・アローシュ・デ・マリスコス

鮟鱇のリゾットです。鮟鱇というとぬるぬるよれよれのイメージがありますが、こちらは弾力があって鮟鱇の旨味が

しっかり出ている美味しい一品です。

 

■蛸料理

・蛸のホットドッグ

・蛸のオイル煮

大きな蛸の足3本をオリーブオイルで煮た料理です。こちらも野菜がいっぱい。蛸は本当に柔らかくて、旨味が溢れています。

・タコサラダ

・「レガレイラ」風の蛸料理

レガレイラというのはリスボンの近郊のシントラという町にあるレガレイラ宮殿なんだとは思いますが、何がレガレイラ風なのかは

よくわかりません。柔らかく煮込んだ丸のままの小ダコとポテトの料理です。

 

■その他

・イワシの網焼き

シンプルに塩だけで焼き上げたイワシです。日本人にはなじみある美味しさです。

・海老のサラダ

海老がタップリのサラダです。オーロラソースがなんだかとっても嬉しく感じられた小生です。

・海老のグリル

大海老をシンプルにグリルして野菜と付け合わせています。脚の部分は殻ごと外して食べやすく仕事がされています。

・ビファーナ

ポルトガルのB級グルメ的なファストフード、スープで煮込んだ薄切りの豚肉を柔らかいバンズにたっぷり挟んだだけの

シンプルな料理です。店ごとにスープの味わいが異なります。こちらはかなりピリ辛の味付けでした。

 

■デザート

・プディング

かなり固めに仕上げたプリンは卵の風味が溢れています。

・プディング

こちらはメレンゲをタップリ混ぜてふんわり仕上げた柔らかいプリンです。

・パステル・デ・ナタ(エッグタルト)

パリパリサクサクの生地の中央に卵のクリームをたっぷり詰めて焼き上げたデザートです。シナモンパウダーを軽く振って

頂けば美味しさも最高です。

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ポルトのあまけ

2023年10月05日 | ポルトガル
ポルトのおまけです。
 
マデイラ島を朝早い飛行機でポルトに移動した小生、明日の帰国便も早い時間帯なのでポルト空港のそばにある
ホテルに1泊します。到着が早かったのでチェックインが出来ず、スーツケースなど重い荷物を預けてポルトの街中迄
メトロを使って行ってみました。
 
■アルマス礼拝堂
 
・アルマス礼拝堂
サンタ・カタリーナ通りに面して建つ外側が全面に渡ってアズレージョで覆いつくされた礼拝堂です。通りの名前のように
元々はサンタ・カタリーナに捧げられた木製の礼拝堂だったようです。
 
・サンタ・カタリーナ通り沿いのアズレージョ
1929年に制作されたアズレージョは、「アッシジの聖フランチェスコ」と「聖カタリナ」という2人の聖人の
生涯の様子を描いています。
 
・礼拝堂正面
礼拝堂の正面もアズレージョでおおわれています。
 
・礼拝堂内部
ポルトガルの教会でよく見かける金泥を使っていないので、質素な印象です。
 
・祭壇
一番奥の祭壇には十字架のキリスト像が飾られています。
 
■ボリャオン市場
 
・ボリャオン市場の俯瞰
最近建て直されたために、整然とした並びの市場になっています。内部には果物店、魚屋、花屋など地元の人々を
対象にしているお店以外に観光客向けのお店も数多く並んでいます。
 
・黒太刀魚
マデイラ島名物の黒太刀魚の何とも悪魔のような姿です。マデイラ島の市場では午後だったために魚市場はもう全体に
売り切っていて黒太刀魚を見ることが出来なかったんですが、まさかポルトで見ることが出来るとは思いませんでした。
 
・生ガキや生の海老のスタンド
立ち食いで頂く新鮮な魚介類が並んでいます。
 
・お酒のコーナー
グラス売りでポートワイン、そのほかのお酒を売っています。市場の中ではグラスを片手に持ちながら飲み歩く人が結構いました。
 
・しいたけ!!!
なんと小生の天敵、しいたけも売られていました。
 
・おにぎり
更にはおにぎり(名称もONIGIRI)を売っているお店もありました。
 
・果実店
トロピカルなフルーツが山積みです。
 
・ジュース
トロピカルな果実を絞ってジュースにしています。小生も一番左端のミックスを頂きました。バナナやマンゴー、
そのほかにもいろんな味わいが混ざり合っていてとても美味しかったです。
 
・アイスクリーム
さらに涼を求めてアイスクリームにも飛びつきます。レモンとパステル・デ・ナタの2種盛りです。
 
・ピンチョスの店
スペインのおつまみピンチョスの様なものが並ぶお店もありました。
この他にも缶詰のお店や香辛料のお店、総菜のお店など見て回っているだけでも楽しい市場でした。数多くの人が軽食として食材を購入し、ワイングラスと一緒に周囲の床に直に座って楽しく食べているのも印象的でした。
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マデイラ島4日目

2023年10月04日 | ポルトガル
マデイラ島の4日目です。
 
長かったポルトガル旅行も一応今日で予定していた日程が終了。明日はポルト迄飛行機で戻って、明後日の日本への
帰国便搭乗に備えます。
 
今日はフンシャルの市内を巡ります。
 
■カテドラル(大聖堂)
1514年に、ポルトガル本土以外では最初に建てられた大聖堂です。
 
・教会のファザード
ゴシック様式の備えたシンプルなファザードです。茶褐色の部分は、ジラン岬の崖の火山岩を使っているとのことです。
 
・教会内部
3身廊の内部に翼廊が付属したラテン十字のプランになっています。
 
・主祭壇
煌びやかな祭壇の左右にも副祭壇が設けられています。
 
・主祭壇の祭壇画
3層構造になっている祭壇画です。中央には聖母被昇天の像が置かれています。残念ながら向かって左側の2枚の絵は欠落しています。
 
・右側廊の礼拝堂
 
・左側廊の礼拝堂
側廊には左右それぞれ3つの礼拝堂が並んでいます。
 
■Blandy's Wine Lodges
 
・ワインロッジ
フンシャルで一番古いワインロッジです。17世紀の修道院跡を利用しています。日本から事前に予約しておいた
マデイラワインのテイスティング付きツアーに参加しました。
 
・ワインを寝かせる樽
 
・ワインを寝かせる大樽
現在ではワインは別の工場で作られているようですが、これらの樽にはヴィンテージのマデイラワインが保管されています。
 
・テイスティングチャート
マデイラワインの複雑な薫りや味わいを示すチャートです。
 
・テイスティング
ツアーの後で2杯のマデイラ酒のテイスティングを行いました。
色合いの薄いほう(手前側)がベルデホ、色の濃い奥側はヴェルメンティーノを使っています、原則的にマデイラ酒は
葡萄を混ぜて造らないそうで、エチケットには使われている葡萄の名称が記載されています。
 
・今回のマデイラ酒
ベルデホの5年もの、ベルメンティーノの10年ものです。どちらも素敵な味わいでしたが、10年物の方がより複雑味
がありました。
 
■Museo de Alta Sacra(宗教美術館)
 
・美術館入口
マデイラ島という小さな島に素晴らしい美術品が集まったのは、15~16世紀の高価な砂糖の貿易で財を成していたからだそうです。
 
・聖母子像(木製彩色)
 
・最後の晩餐(木製彩色)
 
・3連祭壇画
中央に聖母子、左側はサンタ・バーバラ、右側はアレキサンドリアのサンタ・カテリーナが描かれています。16世紀の
ポルトガル画家によるものです。
 
・聖母被昇天
16世紀初頭のフランダース地方の画家による作品です。
 
・聖ウルスラと11000人の処女
異教徒によって惨殺されたという伝説をもつ聖ウルスラと彼女に従った11000人の処女を描いています。17世紀中盤の
ポルトガルの作家による作品です。
 
■Igreja de São João Evangelista do Colégio do Funchal
 
・教会のファザード
コレジオ教会として知られるサン ジョアン エヴァンジェリスタ教会は、マデイラ諸島で最も豊かな教会の 1 つで17世紀に
建てられています。
 
・教会内部
イエズス会系の教会あるあるで、贅沢な装飾で天井も含めてすべてが飾られています。左右の側廊に並ぶ礼拝堂同士の間には、
アズレージョの土台部の上にフレスコ画が描かれています。
 
・主祭壇
金泥を用いて煌びやかに光る主祭壇です。左右には副祭壇も設けられています。
 
・右翼廊の祭壇
 
・左翼廊の祭壇
とにかく煌びやかな装飾に圧倒されます。
 
■ラヴラドーレス市場
 
・市場への入口
とても美しい2階建ての市場です。一番奥の魚市場を除けばほとんどの店は観光客相手になっているようです。
 
・花屋
入口を入った直後には花を売るお店が並んでいます。伝統衣装をまとった元お姉さま方が笑顔を振りまいています。
 
・市場の内部1
 
・市場の内部2
市場の内部には中央の広場を囲むように店が並んでいます。
 
・豊富な果物を売るお店
 
・香辛料を売るお店
土産物以外にも、マデイラ島らしい多種多様な果物や、香辛料を売るお店も数多くありました。
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マデイラ島3日目

2023年10月03日 | ポルトガル
マデイラ島3日目です。この日は日本で事前に予約しておいたマデイラ島の西側をマイクロバスで巡るツアーに参加しました。
 
■Cabo Girao
 
・カボ・ジランの絶壁1
ヨーロッパでもっとも高い壁で、世界でも2番目の高さを誇ります。高さは580mあります。
 
・カボ・ジランの絶壁2
サマータイムとなっているポルトガル、さらにそこから西へと進んだ所にあるマデイラ島の朝は遅いです。10時過ぎですが朝日が逆行となっています。
 
■Ribeira Brava
 
・リベイラ・ブラバの海辺
高い山々に囲まれたリベイラ・ブラバの海岸にはお洒落なリゾート施設が並んでいます。
 
・果物店
豊富な種類の果物がとれるマデイラ島では、どこに行っても果物を売るお店があります。
 
・リベイラ・ブラバ教会正面
サン・ベントを祀る小さな教会です。
 
・教会内部
単身廊の教会は小さいながらも素敵な礼拝堂が左右の側面にならんでいます。
 
・主祭壇
主祭壇にはサン・ベントの像が祀られています。
 
■Caminho Real da Encumeada PR12
カミーニョ レアル ダ エンクメアーダは、マデイラ島の最高峰のふもとにある山脈の一部を横断する、全長 12.5 km、
推定所要時間 4 時間のルートです。
 
・自生するベラドンナ
ここへ車で向かう途中、道端には美しいベラドンナ花が咲いていました。でも猛毒なので簡単に手を出しちゃいけません(笑)。
 
・放牧されている牛
ハバサラと呼ばれている最上部の辺りには牧草がたっぷり映えているので、数多くの牛が放牧されています。中には車
道や駐車場に侍っている牛もいます。
 
・ハバサラの谷の風景1
この高さ1300〜1500メートルに位置する高原からは、山々に囲まれた渓谷を見ることが出来ます。
 
・ハバサラの谷の風景2
よく見ると、山の中腹を辿る道が見えています。
 
■Porto Moniz
ポルトモニスは自然の美しい風景と、やはり自然のスイミングプールで有名な観光地です。
 
・ポルトモニスの海の風景1
絵画のように風景を切り取る枠越しに見たポルトモニスの海の風景です。
 
・ポルトモニスの海の風景2
枠なしで見た海の風景です。岩がちょうど防波堤のようになって手前側はプールの様な穏やかな海になっています。
 
・飛び込み
飛び込み台からは、何人もの人が躊躇履く飛び込んでいました。大抵は立飛び込みでしたが、こんな風に体を丸めて頭から着水する勇者もいます。
 
・プール
前述の天然のプールの奥には自然を生かした形でのプールもありました。
 
■ Seixal(セイシャル)
緑豊かな山々が背後にあり、青い海が目の前に広がる名所です。
 
・「Véuda Noiva」(花嫁のベール)の滝
崖の中腹から滝が流れ落ちています。
 
・海蝕された岩
海蝕により陸から離れ、アーチでお互いに連なった岩礁が見えています。
 
・鶏の親子
こんな場所なのに、鶏の親子がのんびりと観光客を怖がることもなく過ごしています。ひよこが黄色ではないので鶏とは
別の種類かも??
 
■Sao Vicente
 
・サン・ヴィンチェンテ教会
両側の2つの巨大な山に挟まれた谷底の川の流れの先に、岩山の中に築かれた礼拝堂があります。
 
・川に掛かる木組みの橋
橋を渡った先(写真の逆側)には崖沿いの道がありました。
 
・橋の上から見た礼拝堂
崖沿いの道の先にはどこにつながっているのかわからないトンネルが見えています。
 
■ Camara De Lobos
 
・カマラ・デ・ロボスの風景
高台から見た美しいカマラ・デ・ロボスの小さな街並みです。
 
・カマラ・デ・ロボスの入り江
多くのカラフルな漁船が浮かぶ湾です。
 
・バナナの積み出し
高台からフンシャルへと戻る道で、前を青いバナナを収穫して走る車が見えました。
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マデイラ島2日目

2023年10月02日 | ポルトガル
マデイラ島の2日目です。この日は日本で予約しておいたマイクロバスで島の東側を巡るツアーに参加しました。
 
■Miradoueoのクリスト・レイ
 
・キリストの像
リオ・デ・ジャネイロにあるコルコバードのキリスト像や、リスボンを見渡すカトリックの記念碑が有名ですが、
バスのドライバー兼ガイドによると、このマデイラ島のものがオリジナルなんだとか(実際はわかりません)。
海から切り立った崖の上に海を剥いて建っているので、後ろ姿が朝日の中にシルエットになっています。
 
・キリスト像の正面
階段で崖の方に少し降りて行けるようになっていたので、正面のすがたを撮影しました。
 
・崖の様子
キリスト像が建っている崖の様子です。
 
■Ponta de Sao Lourenco
 
・ポンタ・デ・サン・トtrンツォの風景
草木が無く、赤みを帯びた岩が切り立っている絶壁です。
 
■Santa Cruz
マデイラ島は気候の良さから果実(特にバナナやパッションフルーツなど)の生産が盛んですが、サトウキビの採算も
相当あるんだそうです。
 
・ラム酒工場
サトウキビを使ったラム酒の製造工場です
 
・発酵タンク?
内部は一部自由に見学できるようになっています。おそらく現在はもう使われていない機械を並べているんだと思います。
 
・サトウキビの砂糖をとかす釜?
 
・ラム酒の樽
 
・ラム酒の試飲
ラム酒の試飲サービスがありました。ジンジャーのクッキーと合わせています。香り豊かで、なかなかイケるラム酒です。
 
・今回飲んだラム酒
今回試飲させていただいたラム酒、RUM970RESERVAです。
 
・工場の前の入り江
工場が建っている場所のすぐ前は、切り立った崖に囲まれた入り江になっています。何人かのサーファーがサーフィンを
楽しんでいました。
 
■Santana
独特な外観の民家が残っている街です。
 
・サンタナの家
かつては本当に多くの家があったようですが、現在では観光用にわずかな家が残されています。白川郷の家にも(
かなり小規模ですが)似た角度のある屋根が特徴的です。
 
・サンタナの家
現在では土産物店として使われています。
 
・果物市場
先ほどのサンタナの家がある広場と道を挟んだ広場では、マデイラ島の果物を量り売りする小さなお店が並んでいました。
 
■Pico do Arieiro
マデイラ島で2番目の高さを誇る山の頂上付近までやって来ました。山の高さは1818mだそうです。
 
・山頂からの眺め
頂上近くの道に車を止めて、頂上目指して登ります。視界は360度四方が開けているので、素晴らしい景観が広がります。
 
・頂上の気象設備
富士山の気象観測レーダーを同様に山頂にはレーダー施設が設けられています。
 
・頂上からの景観
岩肌が目立つ山や、砂っぽい赤色が続く道などが見えています。
 
・頂上からの景観
眼下の一部には雲もかかっていました。
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マデイラ島1日目

2023年10月01日 | ポルトガル
マデイラ島の1日目です。
 
リスボン空港10時発のポルトガル航空機に乗って、大西洋上に浮かぶマデイラ島へとやって来ました。
空港からホテルまでタクシーを使って移動、マデイラ島で一番大きな町であるフンシャルのホテルにチェックインを
して一通り荷物をほどいた後は、山の上にあるモンテという所へと繰り出します。
 
■ケーブルカー
 
・ケーブルカー(ロープウェイ)
モンテはかなりの山の上にあるので、観光客用にケーブルカーが造られています。(地元民は殆ど乗らないらしい)
 
・ケーブルカーからの眺め
このケーブルカー人家の上を登っていきます。眼下にはフンシャルの街並みが広がります。
 
■モンテ宮殿
 
・モンテ宮殿入口
ケーブルカーを降りた目の前には、山の急な斜面を利用したモンテ宮殿とトロピカルガーデンが待っています。
 
・アフリカの仮面1
 
・アフリカの仮面2
どうやらこの宮殿は途中にいくつものテーマパークのようなものが設けられています。最初はアフリカの仮面が並ぶエリアを
通り抜けていきます。何となくジブリの映画やゲゲゲの鬼太郎に出てきそうな顔もあって思わずにんまりしちゃいます。
 
・朱塗りの橋
アフリカの仮面のゾーンを抜けると朱塗りの橋が見えてきます。どうやら日本や中国的なエリアになっているようです。
 
・中国風の門
先ずは中国にありそうな(イメージです)の門をくぐります。
 
・兵馬俑風の人物
直ぐに見えてくるのが、兵馬俑で見つかった兵士の様な姿格好の人物たちです。もっともこちらはキレイに彩色されています。
 
・日本の鳥居(?)
こちらは日本の神社の鳥居なんでしょうが、われわれ日本人から見るとなんとも不思議な造形です。
 
・韓国風の門
こちらはおそらく韓国をイメージした門だと思います。それにしてもポルトガルの人々からみたアジア、特に極東のイメージは
ユニークです。
 
・ローマ風の泉とフラミンゴ
さらに山を下っていくとアジアのエリアからローマ風のエリアへと変わります。このあたりかなり山を下ってきているので、
戻りの登り路のことを考えると少々憂鬱になってきている小生です。
 
・宮殿と庭園
最下部(?)には宮殿とローマ風の噴水がある庭園が広がっていました。
 
■ Nossa Senhora do Monte教会
 
・教会への階段
宮殿を出て、少し西側へと道を辿ると階段の上に教会が見えてきます。教会の名称は「モンテの聖母教会」とでもいった所でしょうか。
 
・教会のファザード
17世紀に建てられた教会です。左右に建つ鐘楼と白い色が美しいファザードです。
 
・教会内部
17 世紀の美しい彫刻が施された金細工などが美しく輝いています。実はこの教会には1921 年にマデイラ島に亡命した
オーストリア、ハンガリー、ボヘミアの皇帝、カール・ハプスブルクの墓があるのだそうです。
 
・主祭壇
聖母被昇天の絵が飾られています。
 
■トボガン
実はモンテを訪問した一番の目的は、木製の橇で2kmの坂道を滑り降りるトボガンというアトラクションを体験するためでした。
元々山の上で採れる農作物などを山の下におろすために使われていたらしいんですが、現在は超人気の観光イベントになっています。
 
・トボガンの橇
人間が乗る木製の籠の底にやはり木製の橇が取り付けられています。
 
・トボガンの操縦士
トボガンは基本的に1人、2人、3人乗り用がありますが、どれも操縦士2人が押したり、足でけって方向を代えたりするようです。
 
・トボガンの出発の様子
人が乗り込むと操縦士2人がます橇を引いて坂道を動かし始めます。
 
・トボガンの操縦
坂道を走り始めると操縦士はトボガンの後ろに飛び乗って地面をけって加速したり方向を代えたりしながら2km先の目的地まで
一気に下っていきます。
 
とまぁこんな風に書いては見たものの、小生トボガンには載ることが出来ませんでした。18時に終了するので2時間前には
チケット売り場に行ってみたんですが、今日の分は既に売り切れとなっていました。既に長蛇の待ち行列、さらに限られた操縦士が
一度下に降りていくと2kmの距離を(たとえ車を使っても)戻らないとならないので、無尽蔵に次から次へと出発することが
出来るわけではありませんからね。泣く泣く諦めた小生です。
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リスボン4日目

2023年09月30日 | ポルトガル
リスボンの4日目、ポルトガルといえば町のあちこちや教会などで見ることが多いアズレージョですが、
そのアズレージョの美術館を見学しに行ってきました。
 
ホテルに近いロシオ広場に隣り合うフィゲイラ広場からバスに乗って向かいます。美術館は一見かなり不便なところに
あるんですが、意外なほどの観光客が訪れていました。
 
■国立アズレージョ美術館
 
・マドレ・ドゥ・デウス修道院正面
美術館は、16世紀初頭に建てられたマドレ・ドゥ・デウス修道院だった建物を改装しています。
 
・アズレージョ美術館の入口
美術館へは修道院の付属教会部分の横から入るようになっています・この鉄柵をくぐって奥が入口兼チケット売り場です。
そういえばポルトガルって子供の割引とシニア(65歳以上)の割引をしているところが多くて、小生もその恩恵に
あずかっているんですが、自己申告制で特に確認もされないのが凄い所です。それとも小生の外観が相当に老けて
見えるんでしょうかね??
 
・14世紀から16世紀のアズレージョ
先ずはもっとも初期のアズレージョが並びます。この時期はまだ幾何学的な模様、色も多色となっているものが殆どです。
 
・アズレージョの制作工程
一般的なアズレージョの制作工程です。まずは型通りに年度の縁を切り取り、焼成した後で台紙から絵を写して、
彩色して再度焼き上げています。
 
・組み合わせタイルのアズレージョ
元々は一枚のタイルで完結した模様だったものが別々のタイルを大量に焼いて、それを組上げていくスタイルへと
時代を経ると変わっていきます。
 
・幾何学的な模様のアズレージョ
幾何学的な模様も一枚で完結するのではなく、複数枚を組み合わせて模様をつくるように変化しています。16世紀から
17世紀になると、アジアにも広く進出したポルトガルでは東洋美術の陶器などの影響を受けた模様が取り入れられています。
(シノワズリ)
 
・単色(青)のアズレージョ
17世紀から18世紀の半ばになると、特に教会でのキリスト教の内容をモチーフとする青色の単色アズレージョが
広まっています。これは特にポルトガルで顕著なようで、東洋の磁器の彩色の影響があるそうです。
 
・大型のアズレージョ
 
■マドレ・ドゥ・デウス教会
 
・教会の前室
修道院の中に組み込まれている教会の入口手前には金色に輝く礼拝堂を備えた前室がありました。
 
・教会内部へと通ずる階段
アズレージョに囲まれた階段からマドレ・ドゥ・デウス教会へと進みます。
 
・教会内部
単身廊の教会ですが、側面の下部にはアズレージョが並び、その上部や天井には宗教画がずらりと並んでいます。
主祭壇はポルトガルが国外の貿易で財を成していた時代らしく金色に輝いています。
 
・教会入口方向
主祭壇の前で振り返ると、やはりアズレージョと宗教画がずらりと並んでいます。よく見ると2階部分にテラスがあります。
 
・アズレージョの回廊
一度教会から出でアズレージョで囲まれた回廊を移動します。
 
・アズレージョの回廊2階部分
回廊には2階部分もあり、会談で登っていくことが出来ます。
 
・華麗なアズレージョの間
用途はわかりませんが、回廊の2階部分から華麗なアズレージョが描かれた部屋へと入っていきます。
 
・さらに奥の間
上記の部屋の奥にはさらに華麗な部屋が続いています。長い椅子があることから聖歌隊の間、あるいは聖職者の
会議室だったのかもしれません。
 
・2階テラスから見た教会
この部屋の先はテラスになっていて、教会を見下ろすことが出来るようになっています。
 
■修道院内の回廊
 
・回廊1階へと降りる階段
階段にもアズレージョが飾られています。
 
・庭園を囲む回廊
さらに別の回廊もあります。
 
・庭園を囲む回廊の2階部分
こちらも2階へと上ることが出来るようになっていました。
 
■レスタウラドーレス広場
美術館は本当に見所がたっぷりあって、時間も忘れて見学してしまいました。その分ぐったり疲れてしまったので、
バスでポルトガル国鉄のサンタ・アポローニャ駅まで戻ってちょっと遅めの昼ご飯を食べた後、メトロ(地下鉄)で
ホテルの近くにあるレスタウドーレス駅まで戻りました。
 
・ケーブルカー(グロリア線)
高台のバイロアルトへと上るケーブルカーです。リスボンは坂の街なので、観光客に人気の市電以外にもあこのような
ケーブルカーが3か所設けられています。
 
・オベリスク
広場の中央に立つ30mの高さのオベリスクです。勝利と独立の精神を象徴しています。
 
・レスタウドーラス広場からロシオ広場へと続く通り
隣同士のレスタウドーラス広場からロシオ広場へと向かう途中で、サン・ジョルジェ城が見えています・
 
・ファドの像
土産物店の前に、ファドを歌う女性とギターラ(ポルトガルギター)を奏でる男性の像がありました。
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リスボン3日目

2023年09月29日 | ポルトガル
リスボンの3日目は、MRT(地下鉄)で郊外のカンポ・グランデという駅まで移動、隣接するバスターミナルから
オビドスという小さな町へと行ってきました。
 
オビドスは千人にも満たない小さな町で、南北に細長くh地y壁で囲まれています。
 
・町への入口(ポルタ・ダ・ヴィラ)
城壁の南端部に町への入り口のアーチがあります。
 
・ポルタ・ダ・ヴィラの中のアズレージョと礼拝堂
入口を潜ると、内部には19世紀のアズレージョに囲まれた礼拝堂が見えてきます。
 
・オビドスの街中へと続く道
城壁の入り口の先には、町の中心部へと道が続いています。白い壁に青や黄色のカラーが映えますね。小生はメインの
通りとなる左側(ディレイタ通り)を進みます。
 
・ディレイタ通りの様子
細い石畳の道の沿って土産物店やレストランなどが並んでいます。
 
・ディレイタ通りの様子
少し進むと道の奥に、現在はポザータ(古城や修道院、歴史的建造物を改修して高級ホテルとなっているもの)となっている
古城が見えてきました。
 
・サン・ペドロ教会のファザード
ディレイタ通りを進むと右側の坂を下った所に教会が建っていました。
 
・サン・ペドロ教会主祭壇と右側面の礼拝堂
 
・サン・ペドロ教会主祭壇と左側面の礼拝堂
単身廊のシンプルな内部です。
 
・サン・マルティンの礼拝堂(チャペル)
サン・ペドロ教会の向かいに建つ小さな小さな礼拝堂です。
 
・サン・マルティンの礼拝堂内部
内部には何も装飾がありませんが、石棺が片側に1つ、反対側に2つ置かれていました。
 
・ディレイタ通りの様子
坂道を戻って再びディレイタ通りを進みます。だんだん観光客も増えてきました。
 
・ジンジーニャのスタンド
オビドス名物のサクランボを漬け込んだリキュールのジンジーニャを小さなチョコレートのカップ1杯1ユーロで
飲ませてくれるスタンドがあちこちに出ています。
 
・ジンジーニャを注いだところ
もちろん小生もしっかり1杯頂きました。
 
・サンタ・マリア広場とサンタ・マリア教会
ディレイタ通りを更に進むと(とは言っても全庁で300~400mほどの通りです)、左手に一段低くなった広場があり、
その正面にはサンタ・マリア教会が建っています。
 
・教会内部
3身廊の小さな教会ですが、アズレージョに飾られて小綺麗な教会です。
 
・主祭壇
主祭壇には多段祭壇画として複数の宗教画が並んでいます。小生、実はこのような多段祭壇画が好みなんですよね。
 
・主祭壇右の礼拝堂
 
・主祭壇左の礼拝堂
主祭壇の左右にも美しい礼拝堂が並んでいました。
 
・サン・ティアゴ教会
ディレイタ通りの最後に城の要塞に挟まれるように建っている教会なんですが…
 
・サン・ティアゴ教会の内部
実は既に教会の機能が停止され、元々の構造を活かしつつ内部は本屋になっていました。
 
・サン・ティアゴ教会前から振り返ったディレイタ通り
美しい街並みが続いています。
 
・城の裏手に回った様子
サン・ティアゴ教会の横にあるアーチを抜けて城の裏手に回ってみました。町を取り囲む城壁に現在はポザータと
なっている城が連なっています。
 
・聖ビンチェントの旧礼拝堂の祭壇画
ディレイタ通りを戻る途中で市立博物館も覗いてみました。こちらは古い礼拝堂にあった祭壇画です。
 
・聖ドミニクスとシエナの聖カタリーナの前に降臨したロザリオの聖母
こちらも市立百武間の展示物です。展示品の点数も少ないし、著名なものもありませんが、小生の感覚では良質な
作品が集まっていると思いました。
 
・城壁の上からの街の眺望
ポルタ・ダ・ヴィラまで戻って、その横の階段を上って城壁の上まで行ってみました。手摺も何もない階段は左ひざの
痛みを抱えて少々ふらつく小生には結構な恐怖感がありました。
 
・水道橋
城壁の外側には水道橋の遺跡も残っていました。
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リスボン2日目

2023年09月28日 | ポルトガル
リスボン2日目です。
 
■サン・ジョルジェ城
現在はリスボンを一望できる展望台として公園となっている城跡ですが、何と起源はユリウス・カエサルの時代に
ローマ人の手で基礎が造られているのだそうです。
 
・城を取り囲む展望台部分
 
・大砲が並ぶ展望台
ローマの後は西ゴート族、イスラム勢力、キリスト教徒の王など居住者が入れ替わった要塞だけに、大砲もかなりの数
が設置されています。
 
・展望台からの眺望
昨日訪問したコメルシオ広場が見えています。
 
・城壁の門
この門をくぐって城の内部へと進みます。
 
・城の本丸部分
さらに内部には城壁で取り囲まれた城の本丸部分が偉容を見せています。右手に見えている橋を渡ってさらに内部へと進みます。
 
・城壁からの眺望1
 
・城壁からの眺望2
 
・城壁からの眺望3
 
・城壁からの眺望4
 
・城壁からの眺望5
 
・城壁からの眺望6
要塞である城には複雑に堡塁が張り廻られています。
 
■リスボン大聖堂
アルファマ地区に建つ大聖堂(カテドラル)は、イスラム教徒を排斥しキリスト教徒がリスボンを奪回した記念に
12世紀の初頭に建設が始まっています。
 
・教会のファザード
坂道の途中に建つ大聖堂は、左右に2本の鐘楼を持っています。入り口の上部には大きなバラ窓があります。
 
・2回テラスから見上げたバラ窓
今回、大聖堂の2階部分に上ることが出来るようになっていたのでそこから狭いテラス(ファザードの2階部分)に
出てバラ窓を見上げています。
 
・バラ窓
外側から見たのでは何の感動もないバラ窓ですが、内部から差し込む光を通してみると、本当に美しい傑作であるのがわかります。
 
・2階から見た教会内部
2階部分からは教会の内部を見下ろせるようになっています。
 
 
・主祭壇
 
・諸聖人の礼拝堂
主祭壇の右翼廊側にある扉にかぎが掛かっている礼拝堂です。
 
■サント・アントニオ教会
リスボンの守護聖人であるサント・アントニオを祀る教会です。
 
・教会のファザード
 
・教会内部
単身廊の内部です。左側にある入り口がサント・アントニオに生まれた場所へと続いています。
 
・主祭壇
ちょうどミサが始まる所だったので、あまり詳しく写真を撮ることが出来ませんでした。
 
・サント・アントニオの生誕の地
少し地下に降りた所に簡素な礼拝堂がありました。
 
・生誕の地に降りる手前の礼拝堂
 
■サン・ニコラウ教会
サン・アントニオ教会から坂を下り、ロシオ広場へと戻る途中に建つ教会です。
 
・教会のファザード
13世紀初頭に建てられた教会です。
 
・教会内部
一見3身廊のようにも見えますが、これは左右に並ぶ礼拝堂の壁がせり出しているものです。翼廊を持たない
バシリカ様式のプランとなっています。
 
・右側面の礼拝堂
 
・左側面の礼拝堂
 
■サンタ・ジュスタのエレベーター
 
・サンタ・ジュスタのエレベーター
バイシャ地区から高台のバイロ・アルト地区へと昇降するエレベータです。エッフェルの弟子のフランス人建築家の
設計による45mの鉄塔を有するエレベータです。人気があるので乗場にはいつも長い行列が出来ています。
 
■ファドレストラン
食事を摂りながらファドを鑑賞できるレストランです。事前に日本から送迎を含めた予約を入れておきました。
 
・ファドの歌い手(女性)
 
・ファドの歌い手(男性)
 
・ギターラ(ポルトガルギター)
 
・ヴィオラ(クラシックギター)
 
・演奏の様子
テーブルがステージのかなり横だったのでヴィオラの方の表情が見えなかったのが残念でした。
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リスボン1日目

2023年09月27日 | ポルトガル
リスボンの1日目です。
 
エヴォラから午前中にポルトガル鉄道でリスボンまで移動しました。ホテルはバイシャ地区の中心にあるロシオ広場の
近くなんですが、チェックインの時刻にはだいぶ早すぎたので荷物を預けて観光します。
 
■ロシオ広場
 
・ロシオ広場
正式名称はドン・ペドロ4世広場と言うんだそうですが、ロシオ広場が殆ど正式名称のように使われています。
広場の中心には初代ブラジル国王となったドン・ペドロ4世のブロンズ像がそびえ立ち、大きな噴水もあるにぎやかな広場です。
 
■缶詰のお店
 
・イワシの缶詰屋さん
広場に面して回転木馬が見えるお店が目立っていますが、実はこちらはポルトガルの名物ともなっているイワシの缶詰のお店です。
 
・お店の内部
辺り一面に缶詰が並び、積まれています。実際にはイワシ以外にもタコや鰻などの物もあり、味付けもノーマルな
オリーブオイル漬けから辛みを付けたものなどいろいろとあるみたいです。でも結構いいお値段で、1缶1000円以上はしています。
 
■サン・ドミンゴス教会
 
・サン・ドミンゴス教会ファザード
ロシオ広場のすぐ裏手に建つ教会です。王室の結婚式ミサのために13世紀に建てられたバロック様式の教会ですが、
1755年のリスボン地震と1959年の壊滅的な火災の結果、かつての華麗なものとは異なっているようです。
 
・教会内部
薄い赤色に覆われた単身廊の内部です。側面には埋め込まれたような柱が建っていて、その柱の間に質素な礼拝堂が並んでいます。
 
・主祭壇
 
・左翼廊
主祭壇の前には規模は小さいですが、翼廊が設けられています。
 
・右翼廊
こちらは右側(主祭壇から見て)の翼廊です。
 
■ジンジーニャのスタンド
 
・お店の入口
サン・ドミンゴス教会の前の広場のすぐ近くにあるとても小さな間口のお店ですが、酸味が強いポルトガルの
サクランボを漬け込んだ甘いリキュール(ジンジーニャ)の立ち飲みスタンドとして物凄く賑わっています。
 
・お店の内部
簡素なカウンター越しに2人で切り盛りしています。
 
・ジンジーニャ
小生も一杯頂きました。溢れるほどに注いでくれたジンジーニャは甘すぎず美味しいリキュールです。
グラスの底には漬け込んだサクランボが3粒隠れていました。
 
■コメルシオ広場
 
・コメルシオ広場の様子
もともとはマヌエル1世の宮殿があった場所ですが、1755年のリスボン大地震で崩れ去り、跡地が広場になっています。
 
・勝利のアーチと騎馬像
広場の入り口には勝利のアーチと呼ばれる門が建っています。広場の中央に建つ騎馬像はドン・ジョゼ1世の物です。
 
■ワインテイスティングルーム
 
・ワインテイスティングルーム入口
実をいうと広場を見たくてこちらに来たわけではありません。広場の一角にワインを試飲できる素敵な場所があるんです。
 
・壁一面のワイン展示
内部の壁には、産地ごとにまとめたワインが大量に展示されています。これを見ているだけでもうきうきして来ますね、
 
・テイスティングマシン
試飲の仕組みですが、受付でカードに自分が希望する金額を支払ってチャージしてもらい、これらのテイスティングマシンに
カードを刺してから、希望のワインのボタンを押すことでワインが注がれ、カードから対応する金額が引かれるという仕組みです。
小生はカードに追加金額も払って、白、赤2杯ずつを試飲しました。
 
・マデイラワインの試飲
試飲は用意されたマシンにあるものだけでなく、希望するものを直接購入することも出来ます。小生はマデイラワインの
試飲をお願いしました。
 
・マデイラワイン
こちらが今回試飲したマデイラワインです。
 
■リベイラ市場
 
・リベイラ市場の入口
コメルシオ広場から西方向に500mほど、カイス・ド・ソドレ絵時の近くにある市場です。市場とは言っていますが
現在では改装され、市場以外に大きなフードコートにもなっています。
 
・フードコートの様子1
 
・フードコートの様子2
市場に着いたのは夕方だったので、いわゆる市場の部分は殆どのお店が締まっている一方でフードセンターのほうは、
とても賑やかに混みあっていました。
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エヴォラ3日目

2023年09月26日 | ポルトガル
エヴォラの3日目、疲れも相当溜まってきているので、この日は少々抑え目の観光です。
なにしろポルトにしろ、エヴォラにしろどこへ行くにも急な坂道の上り下り、さらに教会などの建屋に入っても
急な階段の上り下りばかりです。
 
■サント・アンタオ教会
 
・サント・アンタオ教会のファザード
エヴォラ旧市街の中心となるジラルド広場の北側に建つルネッサンス様式の教会です。
 
・教会内部
3身廊の教会内部です。太い柱列に隠れていますが、側廊にはそれぞれ6個ずつの礼拝堂が並んでいます。
 
・右翼廊(主祭壇から見て右側)
主祭壇の前には翼廊が設けられています。いわゆるラテン十字のプランとなっています。
 
・左翼廊
こちらは左側の翼廊の様子です。
 
■ジラルド広場
 
・サント・アンタオ教会の前からジラルド広場を見ています。
町の中心の広場ですが、飲食店などのお店はこの写真の右手にあるだけで、比較的地味な印象です。
正面奥には銀行が見えています。
 
・噴水
サント・アンタオ教会の前には噴水があります。
 
■サン・フランシスコ教会
 
・サン・フランシスコ教会のファザード
南北に長いジラルド広場を銀行側(南方向)の道を下っていくと見えてくる比較的大きな教会です。
ファザードの前には柱列があります。
 
・教会内部
左右の側面に並ぶ礼拝堂の仕切りがかなりせり出しているので一見3身廊のように見えますが、
実際には単身廊となっています。
 
・主祭壇
マニエル様式の装飾が美しい内部です。主祭壇の左右には多翼祭壇画が飾られています。
 
・左翼廊
この教会も翼廊を有しています。こちらは左側の翼廊です。
 
・右翼廊
こちらは右側の翼廊の様子です。こちらの多翼祭壇画も素敵です。
 
■人骨礼拝堂
内部の美しいサン・フランチェスコ教会ですが、一番の人気となっているのは教会の隣に設置されている人骨礼拝堂です。
 
・人骨礼拝堂入口
礼拝堂の奥に向かって、左右の壁一面に人骨が配置されています。
 
・礼拝堂内部
実際全く隙間が無いほどに手足の骨や骸骨を使った装飾ですが、不思議と不気味な感じは皆無です。
 
・ミイラと人骨
礼拝堂の奥、右手には2体のミイラが残されています。このミイラの後ろの模様も人骨で描かれています。
 
・石棺と人骨の柱
石棺は普通の物ですが、その手間にある柱にも骸骨と足の長骨が整然と重ねられています。
カトリックの教会では比較的人骨を見ることは多いんですが、ここまでまとまっているのはかなり珍しいです。(
ローマにも有名な人骨教会があります。) 正に「メメントモリ:死を思え」の世界です。
 
■エヴォラのロイヤルパレス
 
・エヴォラのロイヤルパレス正面
サン・フランシスコ教会のすぐ南側にはエヴォラのパブリック公園が広がっていますが、その中に建つ宮殿です。
 
・ロイヤルパレスの柱廊
正面裏側にはこの塔な柱廊があります。
 
・2階テラス
柱廊側の入り口から宮殿に入って2階に上がるとテラスに出ることが出来ます。公園内や、サン・フランチェスコ教会などが
見渡せます。2階には中流王のある部屋もあって展示会などに使用されているようですが、今回訪問した時は何もなく、
がらんとしていました。
 
■偽装廃墟
 
・廃墟の様子
一見、朽ちかけた教会跡の用にも見えますが、実際にはこの庭園を設計し、考古学と庭園の作業を調整したイタリア人の
建築家で舞台デザイナーのホセ・シナッティによる廃墟の偽物なんだそうです。公園の有機的な配置の一環として造られています。
 
・廃墟の様子2
確かに教会としてみるとおかしな構造になっていることが素人の小生にもわかります。
 
■グラッサ教会
ジラルド広場からサン・フランチェスコ教会に向かう坂の途中でちょっと横道に入った所にある教会です。
 
・教会正面
威風堂々としたファザードです。
 
・教会内部
正面の威圧感を感じながら中に入ると、何もないと言ってもいいほどシンプルな単身廊の教会内部です。
 
・祭壇
敢えて主祭壇と言わなかったのは、これ以外何もないからです。
 
■水道橋
 
・水道橋
エヴォラの旧市街はほぼ完ぺきな城壁で囲まれていますが、そこに食い込むように水道橋が残っています。
旧市街の最も高い所に向かって次第に柱の高さが短くなっていくんですが、この辺りでは十分な高さが残っています。
アーチ部分は現在では車道として活用されています。
 
・水道橋2
この水道橋は城壁街に残るサント・アントニオ要塞を越えて更に北西方向へと続いています。
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エヴォラ2日目

2023年09月25日 | ポルトガル
エヴォラの2日目です。1日目は夕方ホテルに到着して直ぐに晩御飯を頂くことになったので観光はありません。
 
さてこの日の午前中はエボラの街から車で30分ほど北上したところにある小さな小さな村、エヴォラモンテのお城を
見に行きました。車が無いと絶対に辿り着けない所ですが、昨日バスターミナルからホテルまで乗せてもらった
タクシーの運転手に、車内で価格交渉して3時間の貸し切りをお願いしていました。
 
■エヴォラモンテ
 
・エヴォラモンテの城
3階建てで、四方に円筒形の張り出しが付いています。よく見ないとわかりませんが、2階、3階の高さの位置に
リボンの様な結び目が造りこまれています。
 
・城の内部
お城の内部は無料公開されています。とても辺鄙な村にあるだけに暫くは小生の貸し切り状態でした。1階、2階、3階と
フロアはほぼ同じ形状をしています。
 
・屋上からの眺め1
屋上にも上ることが出来、周囲の絶景を望むことが出来ます。白の前を通る1本だけの通りに白い家並みが続き、
その先に村全体を囲む城壁に設けられた門があります。
 
・屋上からの眺め2
城の前の道を先ほどとは反対方向にもわずかに家並みが続き、その先にも城壁を潜る門が残っています。
 
・村の門からの眺め
城から出て門へと歩いてみました(とはいっても100mもありません)。門の両側には堡塁があり、更に城壁が続いています。
 
・エヴォラモンテの村の街並み
先ほどの門から反対側の門の方へと進みます。白い家並みが美しく並んでいます。
 
・振り返った眺め
家並みを進んだ所で振り返ると城が村の一番高い所に建っているのが見えます。
 
・村の門
こちらの門は階段が残っていて上ることが出来るようになっています。でも手摺も柵も何も無い上に
かなり朽ちているので結構怖いです。
 
・村の周りを取り囲む城壁の様子
小さな村全体をこのような城壁がしっかりと囲んでいます。
 
 
■コルク工房
ポルトガルはコルクの生産量で世界の60%以上を占めているコルク大国ですが、このエヴォラの周辺にも
コルクの樹が数多く植えられてコルク製品を作っているファクトリーが点在しています。(ファクトリーとは言っても
機械仕上げではなく、職人技での手仕事だそうです)。
 
・今年収穫したコルクの樹皮
山積みのコルクの樹皮が重ねられています。実はコルクの樹皮を収穫して1年以内のコルク樫の幹って、
赤茶色の血のような色なんですね。あまりに痛々しくて写真撮影するのを避けちゃいました。
 
・工房の製品
時間が合えばコルク製品の作り方の説明なども聴くことが出来たようですが、今回は残念ながら工房の製品の見学のみです。
コルクというとワインの栓やコルクボードなどが浮かびますが、実際には帽子、靴、カバン(旅行鞄やハンドバッグ等)、
傘など日本人にはなじみが無いようなものまで作っています。軽くて丈夫で品質も非常に良いです。
 
■エヴォラ大聖堂
エヴォラの街まで戻って昼食を頂いた後は市内見学です。先ずは大聖堂からスタートです。
 
・大聖堂正面
手前にあまりスペースが無いので見上げる格好での撮影になってしまいますが、2つの鐘楼が入り口のわきを
固めるようにそびえたっています。(建造の時代が異なるのか、形状は結構違います。)
 
・大聖堂の屋上1
大聖堂の見学は有料ですが、先ずは屋上に上るようになっています。この写真で見えているのは教会の主祭壇の手前、ドームの部分です。
 
・大聖堂の屋上2
こちらは教会正面に見えていた2つの鐘楼です。左側の鐘楼の階段で登ってきました。
 
・キオストロ(中庭)1
屋根から降りて、中庭を見学します。
 
・キオストロ(中庭)2
先ほどの鐘楼も見えています。
 
・回廊
キオストロを囲むように柱列の並ぶ回廊が設けられています。
 
・教会内部
3廊式の内部です。翼廊が設けられていますが、側廊には礼拝堂は無く、いくつかの絵画(宗教画)が飾られていました。
 
・主祭壇と両側の礼拝堂
 
■マヌエル・ド・セナクロ美術館
大聖堂に隣接するかつての司教館が美術館となっています。ローマ時代の考古学的な出土品や、彫刻やレリーフが豊富に
展示されています。小生の興味はもっぱら宗教画の方ですが…
 
・3連祭壇画
元々はとても小さな礼拝堂に飾られていたもののようです。残念ながら中央の絵が欠落しています。
 
・最後の晩餐
 
・ピエタ(死せるキリストを聖母マリアが抱きしめているもの)
 
■ディアナ神殿
 
・ディアナ神殿の柱廊1
 
・ディアナ神殿の柱廊2
キリスト教関連の建物が集中している広場ですが、その中央にはなんとローマ時代の神殿跡が残っています。
 
■ロイオス教会
 
・ロイオス教会正面
ディアナ神殿の正面、地上レベルからちょっと低くなったところに建つ教会です。
 
・教会内部
外観はとても素朴な教会ですが、単身廊の内部は側面が全部アズレージョで埋め尽くされています。
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ポルト5日目

2023年09月24日 | ポルトガル
ポルト5日目、今日は午後から長距離バスを乗り継いでアレンテージョ地方の中心、エヴォラに移動するので
午前中に大聖堂を見学することにしました。
 
■ポルト大聖堂
 
・側面から見た大聖堂
2つの鐘楼が並んでいるのが見えます。
 
・大聖堂正面
 
・大聖堂の中庭を囲む回廊その1
 
・大聖堂の中庭を囲む回廊その2
大聖堂の正面の入り口は閉鎖されているため、先ずは中庭に通じる入り口から入ります。4方を回廊が取り囲んでいますが、
壁面にはアズレージョ(青色の装飾タイル)が敷き詰められています。
 
・中庭の様子
鐘楼が見えています。
 
・中庭を見下ろしたところ。
なんと、回廊の一部から鐘楼に一つに上ることが出来るようになっていました。先ずは途中で回廊の上に出てきます。
先ほどの中庭を見下ろします。
 
・鐘楼
この左側の鐘楼に上ります。
 
・鐘楼の上から隣の鐘楼をみたところ
鐘楼を登りきると展望テラスとなっています。もう一つの鐘楼が目の前に大きく見えています。
 
・展望テラスからの風景
昨日訪問したセーラ・ド・ピラール修道院やドン・ルイス1世橋も見えています。もちろん展望は360度なので、
グレリゴス教会の塔も見ることが出来ます。
 
・教会内部
太い柱が並ぶ3廊式となっています。ちょうどミサの最中でしたが、ミサの席を主祭壇の前の一部に限定して、
他は自由に見ることが出来るようにしていました。
 
・主祭壇と副祭壇
主祭壇の左右には一つずつ副祭壇があります。
 
・翼廊の礼拝堂1
 
・翼廊の礼拝堂2
 
・翼廊の礼拝堂3
 
・翼廊の礼拝堂4
主祭壇の手前には翼廊があり、礼拝堂が設けられています。
 
・バラ窓のステンドグラス
教会の手前側の上部にはバラ窓の美しいステンドグラスがあります。
 
・教会の内部全景
太い柱列が目立ちますが、側面は殺風景で何もありません。
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ポルト4日目

2023年09月24日 | ポルトガル
ポルト4日目です。この日はかなり積極的に動き回ったため、写真も多くなっています。
 
■グレリゴス教会
バロック様式で18世紀に建てられた教会です。
 
・グレリゴス教会正面
かなり縦長な建物になっています。奥に見えているグレゴリスの塔は、なんとポルトガルで一番高い塔で76mあります。
 
・グレゴリスの塔の最上部
なんと、左ひざの痛みや筋肉痛をだましだまし、細い階段を必死に塔の最上部まで登りました。人がすれ違うのも大変なほどの
狭いテラスからはポルト中の展望が見渡せます。
 
・ポルト市内の展望
手前にポルト大聖堂の2本並んだ鐘楼、奥にはドウロ川をはさんで対岸が見えています。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
大聖堂の鐘楼の右には午後に訪問するセーラ・ド・ピラール修道院の丸い建物も見えています。
 
・教会内部
楕円形のプランとなっている内部は、主祭壇を囲むように礼拝堂が並んでいます。ところどころに見えているテラスは、
塔に登る途中で出ることが出来るようになっています。
 
■カルモ教会
カルモ教会と隣のカルメリタス教会が建屋続きで並んでいます。
 
・カルモ教会(+カルメリタス教会)正面
 
・カルモ教会右側面のアズレージョ
青色のタイル装飾(アズレージョ)が有名なポルトガルですが、こちらの教会には最大級の大きさを誇るアズレージョが
壁面を飾っています。
 
・教会内部
単身廊ですが、美しい装飾で飾られています。
 
・教会の屋上
なんと教会の屋上まで登ることが出来るようになっていました。
 
・上部から見た主祭壇
屋上まで登る途中では、教会の内部を上から覗くことも出来ます。
 
■カルメリタス教会
 
・カルメリタス教会のファザード
 
・教会内部
こちらも単身廊ですが、側面には礼拝堂が並んでいます。
 
・主祭壇裏の部屋
主祭壇の上側へは細い通路で回っていくことが出来ます。途中には絵画や聖具などが飾られて小さな博物館になっています。
主祭壇の裏側の部屋はとても美しい天井画や、装飾が感動的でした。
 
■セーラ・ド・ピラール修道院
 
・セーラ・ド・ピラール修道院
ポルトとドウロ川を挟んだ対岸、高台に建つ修道院です。公開はされていないようでしたが、実はこの修道院の前の広場が
最高の展望台として人気となっています。
 
・修道院前の広場からの展望
大聖堂の鐘楼や、グレゴリスの塔も見えています。
 
・修道院前の広場からの展望
ポルトの旧市街との間に掛かる2階建てのドン・ルイス1世橋、下側は車と人、上側は地下鉄と人が渡るようになっています。
地下鉄はほとんど人と接触するほどの地下さを通るので、橋の上では徐行となります。
 
 
・ロープウェイからの展望
高台のセーラ・ド・ピラール修道院からロープウェイを使ってドウロ川沿いの下側へと移動します。
 
■ベイラ・リオ市場
 
・ベイラ・リオ市場の入口
ロープウェイを降りた目の前にあるベイラ・リオ市場、市場とは名乗っていますが、内部はフードコートになっています。
 
・ベイラ・リオ市場内部の様子
この後のイベントの都合も考えて、早めの晩御飯をここで採ることに決めました(まだその時間ではありませんが…)
 
ロープウェイでドウロ川のほとり迄降りてきた小生、楽しみにしていた醸造所巡りのスタートです。
実はポートワインのブドウの栽培や発酵などはツアーで訪ねたドウロ川上流のエリアで行っていますが、長期の保存、
熟成に適しているということでポルトの対岸が昔から使われています。かなりの大小含めた醸造所が集まっています。
 
■BOM DIA
 
・BOM DIA醸造所のロゴ
とても小さな醸造所です。ワインの販売もこの場所でのみ行っていて海外への展開はしていないそうです。
その分少数精鋭で手間暇をかけた高品質のポートワインを作っています。
 
・ポートワイン・ロゼ
 
・ポートワイン・ブランコ(白)20年
 
・タウニーポートワイン20年
 
・ポートワインを並べた所
中央は白なんですが20年の熟成で赤ワインのような色合いになっています。右端のロゼは花の香りが心地好く、
タンニンと酸、甘みのバランスがとても素晴らしかったです(…ということで1本購入しちゃいました)。
 
■Adriano Ramos Pinto
「RP」のロゴで日本にもかなり輸出されているラモス・ピント醸造所です。こちらでは見学ツアーに参加しました。
 
・醸造所入口
受け付けは隣なんですが、見学はこちらからとなっています。格式ある建物です。
 
・貯蔵樽(一部)
最初に見学する博物館は撮影禁止でしたが、醸造所の歴史や貴重な資料を見ることが出来ました。ポートワインは
普通のワインと同じように発酵させるんですが、2から5日目でホワイトブランデー(無味無臭。アルコール度数77%)を
くわえることで発酵を停め、糖分を残したままアルコール度数の高い状態が出来上がります。ルビーと呼ばれる花の香りと
フレッシュさを特徴とするポートは大樽で空気に触れるのを極力避けてじっくり熟成させています。いっぽうタウニーと
呼ばれるポートは小樽で、充填率を下げて空気と触れる面積を増やすと同時に樽の木材とも触れる面積を増やすことで、
酸化熟成と樽の香り成分(ナッツ香など)を引き出しています。
 
・試飲したポートワイン3種)
 
・ポートワインブランコ(白)
 
・ポートワインルビー(赤)
 
・ポートワインタウニー(赤)
白は甘さもやや控えめですが、酸とのバランスがとても良いです。ルビーは初めてポートワインを飲む方にはフルーティーで
飲みやすいかもしれません。タウニーは熟成を重ねるほど複雑さが増して行きますが、この10年ものではまだ若干若い感じです。
 
■CALEM
ポルトガル国内で最も販売されている大手の醸造所です。実はこちらではポートのテイスティングとファドの鑑賞が出来る
見学ツアーを日本から申し込んでいました。
 
・CALEMのロゴ
 
・熟成庫内の見学の様子1
 
・熟成庫内の見学の様子2
 
・試飲したポートワイン2種
 
・ポートワイン・ブランコ(白)
 
・タウニーポートワイン(赤)
ビスケットと一緒に美味しく飲みほしました。
 
やがてファドの演奏が始まりました。運よく最前列の席に座ることが出来ました。
 
・ファド演奏の様子
 
・ファド演奏の様子
 
・ファドの歌い手(女性)
 
・ファドの歌い手(男性)
 
・ギターラ(ポルトガルギター)奏者
主にメロディーラインを繊細に、華麗に弾いています。
 
・ビオラ(クラシックギター)奏者
主にベース部分や和音を担当しています。
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ポルト3日目

2023年09月22日 | ポルトガル
ポルトの3日目です。
 
ポルトに到着して以降、どうにも天候がすぐれません。今朝も雨が降る中、日本から予約しておいた
ドウロ川上流にあるワイナリーの見学、試飲に出かけました。
 
■アマランテ
ポルトのサン・ベント駅前近くから24人が乗ったバスでドウロ川上流を目指します。1時間ほど走った所で
アマランテという町で40分ほどの見学のフリータイムとなりました。
 
・サン・ゴンサーロ教会
タメガ川に掛かるサン・ゴンサーロ橋とその向こうに見えるサン・ゴンサーロ教会です。
 
・サン・ゴンサーロ教会内部
単身廊ですが、手前側には礼拝堂が並び、主祭壇の手前には翼廊が設けられています。1540年に着工された教会ですが、ゴシック、ルネッサンス、バロック様式などが混在しています。ポルトガルの教会らしく、主祭壇は煌びやかな金色に光っています。
 
・サン・ゴンサーロ像
教会が捧げられている、サン・ゴンサーロは縁結びの聖人として知られているため、良縁を求める独身女性たちが数多く訪れるbbだそうです。
 
・アマランテの名物菓子
見た目の通りのお菓子です。屋台で堂々と売られています。
 
■サンタ・ジュリア醸造所
1軒目の醸造所です。ドウロ川からどんどん丘の上へと上っていきます。
 
・ワインの貯蔵樽
 
・こちらの醸造所のワイン
 
・お待ちかねの試飲
こちらの醸造所ではポートワインだけでなく通常の白ワイン、赤ワインも作っています。試飲はポートワインではなく、
白ワインと赤ワイン、さらにヴァージンオリーブオイルもパンに付けて頂きました。
 
■サン・ルイス醸造所
2軒目の醸造所は、1軒目よりもさらに規模が大きい醸造所です。
 
・収穫が終わっているワイン棚
 
・発酵用のステンレスタンク
 
・貯蔵用の樽
造るワイン、ポートワインのごとに種類ごとに樽の大きさや貯蔵機関、移し替えなどを細かく行っています。
 
・試飲
白ワイン、ホワイトポート、タウニーポートの3種類を頂きます。自分としてはホワイトポートが、
トロピカルな香りとスッキリした甘さと酸のバランスがとても良くて気に入りました。
 
■ドウロ川クルーズ
醸造所の見学を終えた後は、ピニョンという町まで移動してドウロ川のクルーズを楽しみました。
丘に挟まれたドウロ川は特に素晴らしい見所があるというわけではありませんが、心地よい風に吹かれながら
1時間ほどのクルージングでした。
 
・丘の上まで続くブドウ畑
周囲の丘は殆どが葡萄畑となっています。この丘のふもとに鉄道が走っていました(石製の鉄道用の橋がみえています)。
クルーズ中にも何回か電車が走っていくところを見ることが出来ました。
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